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異世界神達のゲーム  作者: コクテン8
女勇者編
75/123

2-22 真美子のクラスメイト

その後は、一旦俺のレベル上げを一時中断して、真美子のレベル上げを行った。

真美子を特待生に恥じないように、レベルを上げなくちゃいけないからな。


午前は、俺と真美子で剣の打ち合いをし、午後は”勇者試練のダンジョン”で真美子のレベル上げだ。


俺は戦闘中に、真美子の後ろから回復魔法かけまくり、真美子に戦闘の継続をさせた。

これなら挌上の相手に戦えるのでレベルが上がりやすい。


この方法は、俺自身の戦闘にも使っている。

真美子は、半泣きになりながら頑張っていた。


女の子にはきつかったかな?でも1ケ月しか無いしな。仕方がない。


真美子はLV397になっていた。


そして、あと入学1週間に迫ってからは、真美子の戦闘を通常の戦い方に戻した。

回復魔法がまだロクに使えない真美子には、この戦い方は危険だからだ。


1人の時は無理せずに普通の戦い方をするよう、真美子に注意しておいた。




”勇者試練のダンジョン”から帰ると、部屋のドアに手紙が差し込まれていた。真美子宛だ。


真美子が読んだ内容を聞いたら、”パーティの佑里香が荻原光と間藤真紀羅のパーティに捕まって帰ってこないので一緒に手伝ってほしい。話がしたいので、今晩、町はずれの空き家の近くに来てほしい。”との事だった。

ちなみに、不良顔が荻原光、イケメンが間藤真紀羅だ。


「テツさんどうしよう。」

「罠じゃないのか?」

「でも、罠じゃなかったら?」

「その佳奈美さんに借りでもあるのか?」

「ええ、数カ月前、私達のパーティが困ってた時、助けてくれたの。」


真美子はうつむいた。助けに行きたいんだろう。罠だけど仕方ないな。


「そうか。それじゃ、これを身に付けてくれ。」


と俺はアイテムを真美子に渡した。


「これは?」

「1度だけ使える最上級魔法防壁が出るネックレスと1度だけ上級回復魔法が使える指輪、そしてレベルの認識阻害ネックレスだ。ダンジョンで見つけた。」


真美子はとても喜んで身に付けた。

まあ、アイテムだけど見た目アクセサリーだしな。女の子は喜ぶか。


「真美子、それじゃ行くぞ。」

「はい。」

「真美子も、LV397だ、そろそろ、あの程度の不良顔とイケメンくらい倒せなくちゃな。」

「そ、そうね。」


確かあの男2人はLV250台だったけ?忘れたな。でも今の真美子なら楽に勝てるだろう。


そして、俺と真美子は町はずれの空き家の近くへ向かった。





町はずれの空き家の外には、4人の女性が体を縛られ、口をふさがれ転がされていた。

もう、体力が無いのかあまり動かないみたいだ。


その横に、不良顔とイケメン、そしてそのパーティ6人がいた。


事前に俺は周りの人物や反応を、魔法のサーチや索敵で調べたていた。それで、不意打ちとかが無い事を確認してある。


俺と真美子は不良顔とイケメンの前に出て行った。


作戦は、”真美子が引き付けて、俺が隙を見て転移で4人の安全を確保する”ことだ。


「おー!ようやくおでましか!待ちくたびれたぜ。」

「ほんとだよ。遅いんで。この子たち、手を付けちゃおうかと思ってたよ。」


と不良顔とイケメンが話してきた。

真美子は、一歩前に出て睨みつけ、


「佳奈美さん達を離して!」


と叫んだ。


「いいぜ、ただし、俺達と勝負しな。そこのおじさん!」


俺は、返事をしようとしたが真美子が返事をした。


「私が勝負を受けるわ。」


そうだな、真美子が引き付ければ何とか人質を助けられそうだ。

でも、ここは少し演技を入れて。


「ちょっとまて、真美子何言ってるんだ。」

「大丈夫よテツさん。力を見せつけた方が後々都合がいいから。」

「なんだと舐めやがって!」


そして、真美子は小声で「4人をテツさんが助けたらテツさんに戦いを代わるから。」と言った。

俺は「分かった。」と小声で返した。


「おい、こそこそしてねぇで、前に出ろ、俺が相手してやる。」

「あら一人でいいのかしら?」


真美子が不良顔を挑発した。


「てめー!」


不良顔は斬馬刀で真美子に切り込んできた。


ザン!


真美子はその斬馬刀を躱した。


俺は大丈夫そうなので人質を助けようと、イケメンとパーティ6人はの隙を伺った。


真美子と不良顔一騎打ちは続く。


不良顔は”ストーンニードル”を放つ。


ドュルーンン!


真美子はそれを躱す。

躱した先に不良顔の斬馬刀が切り下ろされる。


ザンン!


真美子は、余裕で斬馬刀を躱し、覇者の剣で切る。


シュン!

ズパッー!

「ぎゃぁー!」


不良顔の左腕は2の腕から、左足は太ももから切断され、血が噴き出た。


ザザーン!ごろごろ。

「イデェー!」


と不良顔が地面に転がった。


その場の全員の視線が不良顔に集まった。今だ!


俺はイケメンとパーティ6人の後ろに転移して、人質4人にそれぞれ魔法防壁を球状に展開した。


ふう、これで後は倒すだけだな。



イケメンが何か叫んでいる。真美子に飛び掛かりそうだ。


俺は、足の土を蹴ってイケメンにかけた。


イケメンは俺に気が付き、バックステップで距離を取った。

イケメンのパーティ6人も同様に俺から距離を取り始めた。


「てめー!くそっ人質が!」


俺は、手をイケメンにかざした。

しかし、俺とイケメンの間に女性が割って入った。


ちっ!


俺は、攻撃魔法中断した。女性はなるべく撃ちたくないと思っていたら、その女性は手をかざし魔法防壁を展開した。


女性の頭上にある大きな魔法陣が光りだした。召還魔法陣だなあれは。


「来たれ!2首蜥蜴!」


と女性が叫び、召還魔法陣から2首蜥蜴の足が現れ始まった。

そして、俺の目の前に2首蜥蜴が姿を現した。


結構な大きさだ。高さ3メートルはある体に、首が2本ついてる。


しかし、これは真美子にちょうどいい戦闘訓練が積めそうだな。

俺無しで通常の戦闘がこなせるか見ておきたいからな。

もう既に、人質4人は安全確保できてるしな。


「真美子!戦ってみるか?」

「テツさん、その蜥蜴のレベルはいくつ?」

「LV320だ。」

「分かった戦ってみる。」


と真美子は言って、その2首蜥蜴瞬歩で近づき切り込んだ。


2首蜥蜴は、口からなにか放とうとしていたみたいだが、真美子の方が速い。


シュン!シュン!

スパーン!


と真美子は”燕返し”を使った。

2首蜥蜴の首が1つ、宙に舞う。


ぎゃわああああ!


と残った蜥蜴の首が叫ぶ。


ザン!

ぶしゅ!


と、真美子は止めを刺した。


ほう、なかなか手際よく倒せたじゃないか。


俺は瞬歩で移動し、不良顔とイケメンそのパーティ6人を、次々と全て手刀で気絶させた。

不良顔の傷は低級回復魔法で血止めしておいた。


真美子も一息ついたようだな。


「真美子、こいつらを縄で縛るから手伝ってくれ。」

「はい。」


その後、真美子が魔法通信機で愛美さんに連絡をとり、警備兵を呼んでもらった。

不良顔とイケメン、そのパーティ6人は、城の牢獄の中に入れられた。


助けた、佳奈美さんら4人のパーティは、俺と真美子にお礼を言って帰って行った。後で、お食事を御馳走してくれるらしい。



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