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異世界神達のゲーム  作者: コクテン8
女勇者編
74/123

2-21 勇者試練のダンジョン Aパート

これでようやく俺のレベル上げの始まりだ。本当は真美子が学園に入学してからと思ったのだが。


もちろん、おれ自身を”RVPラビプ”の能力で改変すれば、レベル操作も可能なのかもしれない。


しかし、テストで”魔虫の巣”のダンジョン内にいた、小さい虫の魔物のステータスを操作してみたら、ところどころ数値やその能力自体が壊れてしまった。そして動かなくなった。


どうやら、レベルはいくつかの能力値と絡み合っていて、改変するといろいろ影響が出る。もしかしなくても、俺が使い方を誤っている結果だ。


とにかく、”RVPラビプ”の能力は操作や制御が難しい。俺ではせいぜいちょっとした付け加えや、元々あるロックの解除などが出来る程度である。


まあ、”RVPラビプ”の”侵食”をもっと使えば、俺の”RVPラビプ”の能力操作が上がるかも知れない。しかし”侵食”はなるべくやりたくない。


”侵食”をやると、何か俺が俺で無くなる様な感じがする。実際に違和感が心と体に残っている。そう、別の意識と器官があるみたいな。



その他の理由もある。


その理由は俺の体が動きたがっているからとでも言おう。

どうも男だから、戦のワクワク感が捨てられないんだ。



俺は”勇者試練のダンジョン”に入った。


そして、木人やゴーレム、宝箱のガーディアン等を倒して進んだ。


途中から、LV900~LV1000台のゴーレムなどを倒して進んだため、俺のレベルはようやく上がってきた。


流石は”勇者試練のダンジョン”、レベルが上がるようにセッティングされている。



しばらくすると、最深部と思われる広い空間にでた。


そこには、LV1050ドラゴンが待っていた。


そのドラゴンの特徴は、西洋の映画で出てくるような2本足で立てるドラゴンで全長は5メートル、鋼で出来たゴーレムドラゴンだ。


俺のレベルはLV1021になっている。十分倒せる範囲だ。フロア内なら転移も可能なので余裕だろう。


俺は、アイスアローを数本放ち、その鋼のドラゴンに切りかかった。




ガキーン!

ばごん!


ドドドドドドド!


ズシャーン!


俺と鋼のドラゴンの魔法と衝撃破、剣と鋼鉄の爪がぶつかり合う戦闘音がフロアに響く。


くそっ!強い、レベル以上の能力を持っているのか?


と呟きそうになる。実際もう20分は戦っている。

俺は、鋼のドラゴンに付けられた傷を回復魔法で治しながら次の手を考えていた。


鋼のドラゴンは、口を開き無数の針を放ってきた。


シュシュン!シュシュン!シュシュン!シュシュン!シュシュン!


俺は右に避ける。


この鋼のドラゴンは、ブレスの代わりに太い鋼の針を吐きやがる。

しかもこの針は魔法防壁を簡単に壊してくれる。魔力が付与されているんだろう、厄介だ。


そして、俺が避けた方向に鋼のドラゴンは、背中の羽をブーメランのように打ちだす。


ブーンン!


俺は風の渦のカーテンでこの羽ブーメランの威力を殺して、剣で撃ち落とした。


ギャグン!

バキン!


しかし、俺の鋼の剣が折れてしまった。


さっきから鋼のドラゴンの体を切っていた代償だろう。鋼のドラゴンの体も魔力を纏わせて強化してあったからな。

とにかく鋼のドラゴンは硬くて、まだ致命打は与えられていなかった。


俺は、羽ブーメランを拾い鋼のドラゴンに投げながら、入り口に置いた荷物の向かった。

その荷物の中には、途中の宝箱で見つけた満田ニュウムの大ハンマーがある。俺はそれを使うことにした。


荷物から大ハンマーを取り出していた俺に、鋼のドラゴンの尻尾が繰り出す衝撃波が迫る。


バアアアアアアンンン!


俺は風の渦の魔法と魔法防壁を展開してこれを防いだ。


鋼のドラゴンは口を開け針を吐く準備をしたが、俺は瞬歩で右に回り込んでいた。

鋼のドラゴンは俺に向き直るがもう遅い。


バゴーンンンン!

バガーン!

バギーーン!


俺は鋼のドラゴンに大ハンマーを数回叩きつけた。


ギ、ギ、ギ。


かなり効いたらしく、鋼のドラゴンの頭や体は潰れて動きもスローになった。


俺は追い打ちで動かなくなるまで大ハンマーを叩きつけた。


バゴン!

バガン!

バギン!

バゴン!

バガン!

バギン!


ようやく、鋼のドラゴンを倒した。



鋼のドラゴンを倒したら、奥から光る宝箱が現れた。


金色に輝く剣が2本入っていた。


形はいたってシンプル。俺は剣の名称を確認した。「覇者の剣ロドリゲベルクⅠA、覇者の剣ロドリゲベルクⅠB」


2本か、真美子に1本あげるか。


剣の取説も隣にあったので頂いておいた。また、初攻略おめでとうのメッセージカードも入っていた。



俺は、これでこのダンジョンは攻略終わったと思い、ダンジョンのカードを見た。

ダンジョンのカードには”Aパートクリア”、”Bパート転移資格”の文字が現れていた。


これは、まだまだ楽しめそうだな。






俺は夜に帰った。


真美子がすぐに抱き付いてきた。

真美子のいい匂いとほんのちょっと血の匂いがした。


「もう心配かけて!」

「ごめんごめん。」


真美子はしばらく俺に抱き付いていた。

胸が俺に押し当てられる。柔らかい、いい気持ちだ。ちょっと立ってきた。


しかし、そんなに心配させちゃったのか、ごめんな真美子。


そして、真美子は俺から離れると、俺の全身をまじまじと見た。


「この服どうしたのよ。」


お、そういえば服がボロボロだな。でもそれより、


「ああ、ちょっとダンジョンのゴーレムとかにね。そうそう、これ、おみあげ。」


俺は剣を取り出した。


「え?これは。」

「”勇者試練のダンジョン”Aパートクリアのご褒美だってさ。真美子にあげるよ。」

「え?いいの?」

「ご褒美は2本あったんだ。俺にはその剣の対になっている”覇者の剣ロドリゲベルクⅠB”があるから。」


真美子にあげたのは”覇者の剣ロドリゲベルクⅠA”だ。


「覇者の剣?」

「そうだ。しかし、今まで”勇者試練のダンジョン”って攻略されなかったのな。俺が1番最初みたかったぞ。」

「そ、そう。ところでAパートって何?」

「え?最初に入ったところがAパートだよ。」

「テツさんもしかして、100階より下に降りた?」


あそこ何階だったけ?と思い、俺はダンジョンのカードを取り出して見た。あそこは130階か。


「ああ、130階がAパートの最終試練場だったよ。」

「130階ですって!あのダンジョンは100階が今まで最高記録だったのよ。」


最高記録だと、この世界の勇者って何サボってるんだよ。そうすると目立つな。


「そりゃマズい。目立つな。黙っていれば大丈夫か?」

「ええ、それは黙っていればだれにもわからないわ。」

「なら大丈夫だ。さ、夕飯にしよう。」

「ところでテツさんレベルいくつ。」

「LV1027だ。」

「なっ!」


まあ、真美子は驚いているが、この世界はLV9999が上限、まだまだだよ。


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