2-18 愛美さん達の傷痕の治療
女子生徒の実地訓練を兼ねた旅行の護衛は、無事に終わった。
ジョセファーナとマリアンとキャサリーリが俺と話したがっていたけど、真美子が俺を引っ張って帰った。
◇
今日は、愛美さん達の傷痕の治療を約束していたので、俺と真美子は愛美さんの住んでいる屋敷に行った。
愛美さんの屋敷はもう豪邸と言っていいほど大きかった。
国のお抱え勇者だと、待遇いいな。この世界に定住するならこういう生活も悪くはない。
しかし、俺はマイラにもう一度会いたいからパスだ。
玄関の魔法の呼びリンを鳴らしたら、執事が出て来て中に案内された。
イケメンの執事だ。愛美さんは、夜の執事遊びとかしてるのだろうか?
中庭には噴水があり、その下の池には魚が泳いでいる。
人面魚とかいるかな?
げ、ぐろい形の魚だ。色はかろうじて赤。これで観賞用なのか?
建物の廊下には、美術品が並んでいた。
日本の鎧兜みたいなものもあるな。絵は風景画が多いよ。
俺だったら、水着の人形とか、芸術的な裸婦の絵画を飾りたいな。
ドアの前まで来たらメイドさんに迎えらた。俺と真美子は応接室に入った。
そこには、愛美さんとアンさんとミミさんが何故かドレスを着て待っていた。
「ようこそ、テツさん、真美子さん。この書類と報酬を。」
と書類と封筒、そして、報酬が入った袋を俺と真美子に差し出した。
その書類は、約束の”魔法騎士育成学園に入学する為の入学金とその後の学費”の免除を記した書類だ。国の特待生証明が下りたのだ。
だが、真美子はまだ実力が伴わないので、入学前の1ケ月間、みっちりと俺がレベル上げして鍛えるつもりだ。
「確かに貰いました。しかし、今回の報酬多いような気がしますが。」
「いいのですのよ。テツさんは、それだけの働きをして頂いたもの。」
「それではありがたく頂きます。」
俺は、報酬を受け取った。
「あのテツさん、傷痕の治療ですが、今から出来ますでしょうか?」
そう言えば、真美子に傷痕の治療が時間がかかる件について、誤魔化したままだったな。
しかし、愛美さんに同じ事すると真美子怒るからな。普通の方法に近い形で治療するか。
「その件ですか。いいですよ。愛美さん。傷痕の場所は何処ですか?」
「あ、はい。左わき腹にありまして。ちょっとまってください。今脱ぎますから。」
愛美さんはドレスの肩ひもに手を掛けた。
お、脱ぐき気満々だね。でも真美子が不機嫌そうにじっと見ているから。
「愛美さん、そのままでも大丈夫ですよ。ちょっと失礼。」
俺は愛美さんを引き寄せた。肩ひもを直すためだ。
「あっ!」
と言いながら愛美さんは俺ににもたれ掛かったよ。色っぽいな、胸がドキドキしてきた。
あ、真美子の視線が痛い、更にドキドキだ。
俺は、愛美さんのドレスの肩ひもを直し、愛美さんを自分の体から離した。
「え?」
そして、愛美さんの左わき腹に軽く手を当てた。
「あん!」
む、色っぽい声出してくれる。
俺は手に魔力を集め最上級回復魔法を局部にかける。
手の周りが光りだし効果が表れ始める。俺は数秒間手を当てた。
「はい、終わりました。愛美さん。」
「え?もう終わったのですか?」
愛美さんは物足りなさそうだ。ちょっとだけ、魔力で作った見えない手で撫でればよかったかな?
でも真美子がいるからこれでお終い。
「はい。」
愛美さんは後を向き、ドレスをたくし上げて傷を見ていた。
「本当よ。傷痕が無くなったわ。ありがとうテツさん!」
と愛美さんは嬉しそうな笑顔で俺に抱き付いて来た。その大きい胸が俺に押し当てられる。
う、揉んでみたい。
「ちょっと、愛美さん離れて!」
と真美子は、大きな声を出して愛美さんを威嚇した。
「あら、わたくしとしたことが恥ずかしい。」
愛美さんは、離れて赤くなっているよ。かわええ!
しかし危なかった、あと少しで真美子の前で触ってしまうところだった。
「それじゃ次の方。」
「アタイだ。アタイは全身だけど全部脱ぐかい?」
真美子の視線が痛い。服は脱がせられないな。
「うーん、脱いだ方が分かりやすいけど。そのままでいいよ。後で消えて無い傷痕があったら言ってくれ。」
しかし、ちょっと俺も楽しみたい。
俺はアンさんに両手を向け、魔力の見えない手をイメージしてアンさんの服の中を撫でまわす。
実は、この魔力の見えない手の感触はほとんどない。しかし、色っぽい声を出すのを見てみたいからね。
「あっ!」
とアンさんは、声をもらし熱っぽく色っぽい顔をした。
いい顔だ。真美子とはまた違った表情だ。
そして最上級回復魔法を放つ。俺の手が光る。
アンさんの体もうっすら光る。見えない魔力の手もまだ触っている。
「あん!」
「ふう。」
とアンさんはいい表情で膝を曲げて座り込んだ。
ちょっと時間が足りないな。あれじゃフラストレーションが溜まるな。まあ、俺もだけど。
いかし、この方法は疲れる。実質上魔法の同時行使だからな。
俺はうっすら汗をかいていたよ。
「はい、それじゃ次の方。」
「あたしにゃ。」
「あたしも全身にゃ。サービスで脱いでもいいにゃ。」
え、サービスだと!
おれは真美子に確認の目線を送った。
「だめよ。」
と真美子は短く言う。
俺は残念だが仕方がないと割り切って、ミミさんに向き直る。
この流れで、ミミさんだけ裸にする訳にもいかないからな。
「そのままでいいよ。後で消えて無い傷痕があったら言ってくれ。」
俺はミミさんに両手を向け、さっきの魔力の見えない手をイメージした。
ミミさんの服の中を撫でまわす。今度は少し長めだ。
カモフラージュで低級回復魔法をまぜて放ち、手を光らせる。
「にゃあっ!あん。」
とミミさんは、声をもらし熱っぽく色っぽい顔をした。
舌なめずりもしている。ちょっとやりすぎか?
そして最上級回復魔法を放つ。俺の手が光る。
ミミさんの体がうっすら光る。魔力の見えない手もまだ触っている。
「にゃあん!」
「ふう。」
ミミさんは膝を曲げて四つん這いになった。俺は疲れて汗をかいていた。
いいものが見れた。でも、俺自身は触っていないのでやっぱりフラストレーションが溜まる。
帰ったら真美子をいじくりまわそう。もちろん自分の手で。いい声出してくれるかな?
そして、アンさんとミミさんは、豪快に服をまくって傷痕を確認していた。
「すげえ!あの傷痕も治ってるよ。」
「ほんとにゃあんにゃ傷痕やこんにゃ傷痕も治ってるにゃ。」
◇
終わった後、愛美さん達が俺に話しかけてきた。
「すごかったですわ。御礼はこのお金と、あと何かお望みの物があれば用意します。どうしましょうか?」
「お金だけいいよ。」
そう、それ以上は危険だ。そのおっぱいとか言ってしまいそうだよ。
「でもそれでは、わたくしの気がすみません。」
「それじゃ、魔法騎士育成学園で真美子の学園生活を助けてくれ。」
「・・・わかりましたわ。」
と残念そうに愛美さんは俺から離れた。
「アタイの御礼は、どうする?」
「え?もうお金は貰ってるから、アンさんから頂けないよ。」
「それとは別でだよ。全身の傷痕治療なんて城の治療魔導士とかにやらせたら、いやらしく全身触られまくりで大変なんだぜ。」
そう言えばそんな事、真美子から聞いてたな。ちょっと冗談を言ってみるか。
「え?そうだったのか。触っても問題なかったのか!いてっ!」
真美子が俺のお尻をつまみあげたよ、言うんじゃなかった。
「真美子、冗談だよ。」
「冗談は私だけにしてよ。」
え、ということは”下着姿まで脱がして触りまくりの治療”は私だけにしてって意味か?
じゃあ今まで真美子は、知っていて黙って俺に自由にさせてたんだな。
「え?あっそうか。ああ。」
そして、真美子はアンさんとミミさんに向って立つ。
「と、言うわけで、アンさんとミミさんの別報酬はいいから。」
ミミは頬を膨らませた。
「えー!それは無いにゃん。だったら、後でおごりで飲みに連れて行くにゃん。」
飲みに行く位ならOKだろう。
「わかった。」
「テツさん。駄目よ。」
え、だめなの?でも
「いいだろそれくらい。真美子も一緒に連れて行くから。」
「それならいいわ。」
よし。
「にゃ、真美子も一緒にゃのきゃ。」
「ん、そう、一緒という条件でね。」
「わかったにゃ。」
そして、俺と真美子は宿屋に帰った。
その晩、治療で体を直接触れなかった俺のフラストレーションを解消する為と、真美子の機嫌回復を同時に行うべく、傷痕が無い真美子の体の傷痕治療が行われたのは言うまでもない。




