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異世界神達のゲーム  作者: コクテン8
女勇者編
59/123

2-6 真偽眼だと 

俺と真美子は、あの戦いの場所を急いで去り、何処か落ち着ける場所を探した。


真美子は黙って付いて来てくれた。


かなり離れた所に喫茶店があったので、俺達は入った。


「真美子さん、あの2人、ついやっちゃったんだけど。どうしよう。」

「そ、そんなこと、テツさんがやってしまったのだから、しょうがないじゃない。もう。」


あれ、さっきまで機嫌がよかったのどうしたんだろう?


「やっぱり、復讐とか来るかな?」

「たぶんね。テツさんは、復讐が怖いの?」

「ああ、真美子さんを守ることを計算に入れると厄介なんだ。」


そう、真美子がいつも側にいなければ守りきれない。

また別に、真美子が可愛いから俺が我慢できるのかという問題もある。

今はまだ精力が回復してないから大丈夫だけど。


「でも、テツさん自体は復讐されても問題ないわよね。」

「ああ、俺1人ならな。」

「だったら私がテツさんといつも一緒に居るっていうのはどう?」


えっと、いつも一緒って分かって言ってるのか?エッチされる覚悟あるのかな?無いよね。


「それもいいが、俺の理性がもたない。それに、抱いてない女を守るのは割に合わない。」


そう言うと、真美子は少し考えてから言った。


「それじゃ、私とテツさんがその、け、結婚するっていうのはどう?そうすれば、その、エッチなことしてもいいわ。」


いきなり結婚てか、本気なのか?さっきの2人の復讐が怖いからじゃないのか?どうする?


「・・・・・・・・」

「テツさん、なに黙ってるのよ?もしかして魅力ないの、私。」

「いや、その魅力はあるんだが、その打算的なものがあって、俺と結婚するとか言ってない?結婚すれば俺に守ってもらえるとか。」

「・・・・・なによ。テツの馬鹿。」


なんか怒っちゃったよ。本気だったのか?でも、結婚はちょっとな。いずれこの世界を去る俺が結婚する訳にはいかないしな。


「・・・・・・」

「・・・・・・」


気まずいな。


「あら!ここにいたのね。真美子さん、探したわよ。」


と女性の声が俺たちに放たれた。

俺は声の方向にいる人物を見た。


凄い美人だった。スタイルもいい。縦ロールの髪型でお嬢様風だ。くるくるってしたい。


「愛美さん、私を探していたのですか?」


どうやら、真美子の知り合いみたいだ。


「ええ、正確には、さっきの乱闘を見ていまして、その隣の殿方を探しておりましたのよ。」


俺をか?


「ええ?テツさんをですか?」

「ええ、そうよ。」

「何でですか?」

「わたくしのパーティにスカウトしに来ましたの。」


パーティか、俺が精力5/99じゃなかったら、この美人さんに返事しちゃうところだな。でも、あのオッパイは見ものだな。冒険ギルドの受付の職員といい勝負だ。

後で、あの2つの物体の重さを確認できるかもしれないから、丁寧に挨拶しておくか。


「こんにちわ。愛美さんていうのですか?俺はテツと言います。」


と俺は、愛美さんの手にキスをして、挨拶をした。


「これはテツ様。わたくしは伊集院愛美と言います。私は、国の勇者の中では、魔術が一番得意ですのよ。」

「勇者?」

「ええ、勇者ですの。」


なん、だと、勇者だと!しかも勇者の中では?


「愛美さん、勇者って、何人もいるんですか?十人くらい?」

「いいえ、最初は、35人と、1人いましたわ。でもそうね、何人か死んでしまったわ。もう20人亡くなったのでしょうか?ねえ、真美子さん。」

「・・・・そうです。はい。」


真美子がその内容に返事をしている。


「何で、真美子さんが知ってるの?勇者の関係者?」

「あら、真美子さんテツ様に言ってなかったのですか?あなたも勇者の1人って事を。」

「なんだって?真美子も勇者?」


俺は、目を見開いた。そして、真美子が話し始めた。


「テツさん、そう、私も勇者。クラス全員転移して全員勇者になったの。今からすべて話すわ。・・・・・・」


と以下の内容を真美子が話した。


①いじめられっ子の吹雪裕也がクラスで魔法陣を作動。

②クラスのみんなと英語の先生は、その転移に巻き込まれて、異世界神の元へ転移。

③クラス全員が勇者になる。誰かが魔王を倒す事で、その者の願いが叶えられる。

④勇者はLV1から始めて魔王を倒すミッションになる。

⑤能力を3つまでもらえる。全員勇者の腕輪を持っている。

⑥神様との連絡は、魔王を倒して”魔神の欠片”を手に入れないと連絡できない。

⑦期限は、魔王か勇者達どちらかが死ぬまで。つまり、何十年でも問題ない。

⑧補足で、この事件の発端となった吹雪裕也を、クラスの数人がしめようとしたが転移で逃げられた。


俺は真美子と2日は一緒にいた、神が俺のこと気づいたって事は無いか?

いや、それは無いな。何も周りに変化はない。


それに勇者や魔王、魔将軍とかと戦闘にならなければ神は見ていないはずだ。

しかし、さっきの男2人、あれも真美子の知り合いだよな。一緒にクラス転移ってことか?


するとあの2人も勇者なのか?しかし、ステータスに勇者表示は出てなかった。

そういえば真美子のステータスにも、勇者表示は出ていないな。


俺は血の気が引いて行くのを感じた。


「し、質問だが、いいか?真美子さん。」

「なに?テツさん。」

「さっき、俺が倒した2人って、勇者か?」

「ええ、勇者よ。鑑定魔法を使っても、2人は一部認識阻害認識改変アイテムを使っているから分からないわ。私もそのアイテムを使っているの。」


しまった、勇者と戦闘したのか!


「か、神は、何処まで勇者達を見ている?一般人に勇者が殺されたり倒されたりした場合、なにか神に伝わるか?」


俺は言いながら額に汗が流れるのを感じた。


「クラスの人、あ、もう勇者って言った方が良いわね。勇者は結構死んだわ、けど特に何もないと思う。そうね、最初盗賊に殺された勇者もいたけど、その盗賊も捕まってないわよ。」


そうか、勇者が死んでもなにも無いか。

恐らくこのミッションでは、さっき聞いた通り勇者が大量に送られてくる。

だから、レベルが低い勇者の行動を、一々神は見ていないのだろう。


「・・・そうか、それは良かった。」


ん?真美子が俺をじっと見ている。


「テツさん、神様となにかあったの?」

「いいや、何もない。」


まだ、真美子は俺をじっと見ている。


「神様に、何かわるいことしたの?」

「俺の方からはやってない。何もないのに何故聞くんだ?真美子さん」


真美子は俺をじっと続けている。なんか変だ。


「テツさん、神様から、狙われてるの?」

「・・・・」


勘が鋭いのかそれとも表情から何かを読み取っているのか?


「真美子さん、もうおやめなさい。真偽眼をそんなに使って、テツさんが困ってるじゃない。」

「な、愛美さん、それ言っちゃダメ。」

「なに!真偽眼だと!真美子それどいういう事だ。」


それじゃ、さっきからあの視線は、俺の心を読んでいたのか!


「テツさんごめんなさい。私、実は真偽眼を神様から能力として貰っているの。質問に答えてもらい正しいか間違っているか、つまり○か×かが分かるの。」


そうか○か×かだけか。そういえば、最初に会った時も、瀕死の状態なのに俺に質問をしてたな。


「なるほどな。俺を今までそうやって、判断してたわけだ。」

「ごめんなさい。でも、テツさんはその、いままで会った人で一番優しくて、強くて、その、信頼できる人です。」


なんか真美子泣きそうだな。あ、なみだこぼれ始めてるよ。

というか、心読まれて泣きたいのはこっちなのに。


「真美子さん、テツ様、込み入ってしまっているので、わたくしはこれで失礼するわ。それからテツさん、わたくしのパーティに入って頂けるよう心からお待ちしますわ。その気になったら城に来て下さい。それじゃ。」


と言って愛美さんは去って行った。


えーと、とにかく。何とかしないとな。


「なあ真美子、その真偽眼て、○か×なんだよな。」

「ばい。ズズっ!」


仕方ないハンカチを出すか。


「ほれ!」


折角、昨日洗ったばかりなんだがな。

それじゃ、場所を移動するか。


「真美子、ちょっと宿屋に行って話そう。ここじゃ誰かに聞かれるから。」

「わかったわ。テツさん。」


と俺の宿屋の部屋に真美子を連れてきた。



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