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異世界神達のゲーム  作者: コクテン8
女勇者編
58/123

2-5 ついやってしまった。


コンコン!


俺の部屋のドアをノックする音が聞こえた。

真美子だな。


「空いてるよ。」

「真美子です。入ります。」


真美子がドアを開けて入ってきた。


俺は着替え中で半裸だった。

特に気にしないで着替えを続けようとしたら


「やだ!服着てよ!」


と真美子はドアを閉めて出て行った。


そう言えば処女だっな。


俺は服を着てドアを開け、真美子に言う。


「ごめんごめん。そんなにうぶだとは思わなかったんだ。」


真美子は少し怒った口調で、


「テツさん、今日は、クエストしますか、それとも町を案内しますか?」


と言う。


よく見ると、真美子は昨日と違って、ボサボサだった髪はきちんと櫛をとかされており、顔も薄汚れていたのが今日はサッパリしている。

体臭もなく、ハーブのいい香りがする。


結構可愛いな。今の俺が聖者モードでなければ、もっとジロジロ見てしまっていただろう。


とりあえず、魔力も余り回復しきっていないので、町の案内をしてもらうことにした。


「町の案内を頼むよ。」





俺は、真美子に町を案内されて、町を回った。


真美子はやけにはしゃいでいた。サクミが大きくなったらあんな風なんだろうな。


ちなみに買い物ついでに、お金の価値と数え方を聞いた。

何処の田舎者だと真美子に言われたが、それでも丁寧に説明してくれた。


白金貨1枚・・・金貨10枚   

金貨1枚・・・銀貨10枚    

銀貨1枚・・・銅貨10枚    

大銅貨1枚・・・小銅貨10枚  

小銅貨1枚・・・アルミ貨10枚


小銅貨6枚でランチが食べられる。


”十勇者ミッション”と同じだった。


しばらく町を回るとお昼近くになったので、レストランに行った。


レストランは大通りに面していて、窓も大きく明るい店内だ。テーブルの周りには植木鉢の花も飾ってある。


俺と真美子は、窓際の席に案内された。


あの”ジューシーモウモムウシステーキ”がメニューにあった。


俺は早速それを注文した。真美子も同じものを注文した。


”ジューシーモウモムウシステーキ”は美味かった。俺は速いペースで食べた。

真美子を見ると、お行儀よく食べていた。結構いい家庭の生まれなのかな。


突然、真美子は


「あ!」


と言って、顔を伏せてしまった。


俺は食事を止め、真美子に話しかけた。


「どうしたの?真美子さん。」

「し!ちょっと会いたくない人が来たのよ。」


真美子は顔を伏せたままだった。

俺は周りを目線だけで見回した。男2人と女6人のグループが店に入ってきた。


「・・・・わかった。」


俺も目立ちたくないので、様子を見よう。

しかしそのグループは、ウエイトレスの案内を無視して、こっちに近寄ってきた。


「こりゃ、真美子じゃねえか!めずらしいな、男嫌いのお前が男と一緒とはね。」


と眉が薄くて不良顔の男が言った。こいつの呼び名は、不良顔でいいな。


「まあ、そう言うなよ。真美子のパーティは真美子以外、昨日全滅したんだぜ。そりゃ男にでも頼るわ。」


とイケメンの男が言った。イケメンの男の腕には、両腕とも女性がぶら下がっている。

若いのに女をはべらすとは、イケメンはやっぱ違うわ。


「今お昼を取っているので、お引き取り下さい。」


と真美子は言った。


おいおい、その良い方じゃ、カチンとくるだろう。


「なんだ!お高く留まりやがって、表に出ろや。あま!」

「まあまあ、間藤さんここは紳士的に行きましょう。真美子さんパーティが無くなってしまって、お困りでしょう。俺たちのパーティに、入りませんか?そこのおっさんよりは、いい思いさせてあげるから。」


やっぱりな。


真美子は、ちじこまってしまったな。

2人が怖いのだろう。


このままだと、真美子が連れて行かれる。

そうすると、あんなことやこんなことされちゃうんだろう。


俺は、昨日の真美子の泣き顔が頭に浮かんできた。


それは嫌だな。


「キミたち、俺と真美子はここで食事をしているんだ。後にしてくれないか?」

「なんだ!おっさん!黙っていればいいものを、俺たちを知らないのか?」

「そうそうおっさんは黙ってね。どうせ、お金でも積んで真美子さんを誘惑したんだろ。」


な、おっさんだと!それに金で誘惑だと!でもそれやってみたい。


「ちっちっ!ちがうな!若いの!真美子は俺にべた惚れなんだ!もう、俺無しじゃ生きていけないいんだぜ!」


と挑発してみた。


真美子は俺の言葉を聞き、俺を見つめて顔が赤くなっている。あら、結構脈ありか?


その真美子の反応を見た2人は、


「な!おっさん!てめー!やりやがったのか!あの絶対貞操帯破ったのかよ。表に出ろや!」

「う、なんてことだ!おっさん!もう紳士的とか無しだ!殺ってやる。表に来い!」


と2人とも切れてしまった。カルシウムが足りないのだろう。


「ああ、いいだろう。」


と俺は言った。


俺とその2人はにらみ合いながらレストランの表に出て行った。





イケメンが俺に向かって攻撃魔法”フレアアロー”を放つ。

同時に不良顔は”ストーンニードル”を放つ。


ゴォーンン!ドュルーンン!


バババババッバ!


俺は、魔法防壁でこれを防ぐ。  


その魔法防壁で硬直している風に見える俺に不良顔は斬馬刀を振るう。


ダザン!


俺は、その剣先を目で追いながらちょっと横に躱す。


その躱した先にイケメンがロングソードで切りかかってきた。


シュン!


俺は当たる前に、素早くカウンターで右ストレートをイケメンの胸に叩き込み、更に左ストレートを斬馬刀を振るい硬直している不良顔の腹に叩き込んで、素早くその2人の後ろに立った。


「げぼ!」「ごぼ!」


そして2人は、反吐を吐いて倒れた。

胸と腹が異様にへこんでしまった。ちょとやり過ぎたか。


「誰か回復魔法ができるやつ!こいつらのパーティに居ないか?」


と俺は大きな声で言った。


「「はい。」」


そのグループの女性2名が名乗り出て来た。結構可愛いな。

俺に恐る恐る近寄って来た。


「そいつらを治療してやれ。そして伝えろ。”俺の女に手を出すな!”と」

「「はい」」


女性2名は怯えながら、イケメンと不良顔に回復魔法を掛けていた。


ちょっと目立ったか。


そう言えば、復讐とかあるだろうな、真美子の泣き顔が頭に浮かんでしまって、ついやっちゃったよ。


しかし殺すと更に面倒だしな。


辺りを見回すと、真美子が店の前に立っていた。


そうだなここは一旦隠れるか。


俺は真美子に近寄った。


「真美子さん、さ、早く行きましょう。面倒にならないうちに。」


俺は真美子の手を引いて、その場を去った。



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