外伝 ロドリゲベルク G1
俺の名は、ロドリゲベルク。
武器を作る職人だ。
この世界は十勇者ミッションが行われてる世界だ。
この世界の俺は、大魔王のお城のお抱え武器鍛冶職人でハイドワーフだ。
この世界と言ったので、違和感があるかも知れないが、実は俺は神のミッションをクリアしている。
そして、ミッション終了後、俺は願いを変えた。
いきさつは、そう、勇者として戦っていた時の武器があまりにも酷かったのだ。
ここの異世界神様が神剣、魔剣などを用意するが、実は薄っぺらな知識で作成された武器だった。
性能も知っている武器とはあまりにもかけ離れていた。
そして、世界の神話で有名な名前の聖剣、神剣、神槍、その他宝具、その他諸々壊れるはずがないものが壊れたりもした。
俺はミッション時に、勇者の身でありながら、鍛冶屋技能を身に付け、自分で武器を作って使っていた。そう神剣を超える武器を。
そして、それが病みつきになっていた。いつしか、俺は、別の世界のミッションでも俺の武器を使って戦ってほしいと思う様になっていた。
俺は、神様への願いを”全ての神の平行異世界で武器を作りたい。そして、ミッションで戦う戦士に武器を使ってほしい。”と変えてしまった。
おかげで、全ての神の平行異世界に俺は存在する多重存在。そして、並行思考も無りすれば可能だ。とんだ化け物になったものだある。
ある世界では、ゴブリンに人造聖剣を作ってやったこともある。
今考えれば、その願いを言った俺はどうかしていた。その時の俺は、勇者として、女も金も地位もすべて手にしていたため感覚が狂っていたのだろう。
まあ、いまの暮らしもそう悪くないので不満はあまりないが、
おっと、お客さんだ。
◇
「お!ランバランじゃないか久しぶりだな。今は隊長に出世したんだって!」
「ロドリゲベルクさんお久しぶりです。」
とランバランが頭を下げた。
俺はランバランの隣にいる少女を見た。とても可愛らしい少女だ。
「いや、可愛い子だね、ランバランの娘さんだっけ?」
と俺は適当に言った。何せ平行異世界の思考もあるので、主要人物以外いちいち覚えてないからだ。
少女はにっこりと笑った。
ランバランは焦った様子で言った。
「ロドリゲベルクさん、娘と違いますよ。娘はもう少し背が小さいです。この方は、大魔王レイカ様です。」
な、そう言えば最近この世界で大魔王が転移してきたと聞いたが、こんな少女だったのか?
不味い、おれがいくら平行異世界にいくつもある存在と言っても、この世界ではこの体のみで強さもあまりない。不敬罪で牢屋に入れられたら、このミッション内で武器が作れないじゃないか!
「え!大魔王様!これは失礼しました。」
と俺は深々と頭を下げた。
「そんなに畏まらなくて、いいんですよ。ロドリゲベルクさん。」
と大魔王が言った。
よかった、優しい人みたいだ。
「き、本日はどういった御用でしょうか?」
「昨日、良い武器を見かけたの。その武器を作った職人がいると聞いたものだから来てみたのよ。」
ほう、この少女じゃなく大魔王、見る目があるぞ。
「良い武器とは、おほめ頂きありがとうございます。」
「何か見せてもらえるかしら。」
「では、こちらへどうぞ。」
と、武器が飾ってある部屋に大魔王を連れて行った。
途中雑談もまぜて、俺がこの魔王城に必要な存在とアピールしておいた。
その内容は、魔将軍の武器のメンテナンスをしていること、あららゆる武器・防具が作成でき、アイテムも作成可能なことだ。
大魔王は武器の作成を依頼してきた。
「ねえ!ロドリゲベルクさん。武器と防具を作ってもらいたいのだけれど、依頼できる?」
「は、はい。大魔王様の依頼なら、ほかの依頼を中断しても、優先して作ってみせます。」
「そう、ありがとう。」
と武器の注文内容になった。
「普段は魔法使いの長いロッドなんだけど、接近戦では剣になる、そう、神剣と五分に打ち合える剣になる武器が欲しいわ。」
「なんと!」
「防具はね、軽くて丈夫、そして、この魔法少女の服の上からつけられる防具を、お願いするわ。」
「は、はい。」
これは、思った以上に楽しめる注文が来たぞ。
「時間はどれくらい掛かるの?」
「それですと、三か月以上は頂きたいと思います。」
「わかったわ。料金はミランダリアに請求してね。」
「最高の物を作って見せます。レイカ様。」
と、俺は答えた。
これは久々に凝ったものを作ってみようか。
大魔王は帰り際、胸当てと小手をもっていった。




