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異世界神達のゲーム  作者: コクテン8
十勇者ミッション
41/123

40話 巨人族城攻め後 1

本日3回目の投稿です。

俺がこの世界に来て、4カ月と半ほどになった。勇者が召喚されてからだと約6カ月になる。


転移ゲート魔法陣と”魔獣大陸”のセットのレベルアップシステムのおかげで、俺が担当している剣の勇者、不死身の勇者、ドラゴンの勇者、格闘の勇者、歌う勇者、銃の勇者、螺旋ドリルの勇者はLV500を超えた。

しかし、三田村真紀菜が担当している錬金術の勇者、爆炎の勇者、カラクリの勇者は、まだLV300台と聞いている。

ちなみに俺のレベルは、LV511だ。そして、螺旋の勇者とドラゴンの勇者はLV590を超えてしまっている。


俺は、錬金術の勇者、爆炎の勇者、カラクリの勇者の実際のレベルを確認するため、巨人族の城に向かった。


何故、巨人族の城なのかというと、大魔王攻略のための拠点基地を作るために、錬金術の勇者、爆炎の勇者、カラクリの勇者の持つ軍が侵攻して、城を落としたからだ。




・・・・・・・


俺は、巨人族の城の城下町に着いた。


辺りは、戦場の傷跡が無残に残っている。町の建物は壊れ、城はボロボロ、そして、倒された巨人の死体が多数転がっていた。そこには子供を守るようにして死んでいる巨人もいた。

俺は、顔をしかめた。


城の周りの開けた所には、巨大な白い人型兵器が並んで置いてあった。そうまるアニメロボットのマンダモみたいだ。

おそらく、錬金術の勇者とカラクリの勇者がそのようなカラクリ兵器を作ったと言っていたので。二人の合作であろう。

巨人の死体が多数転がってなければ、俺も乗ってみたかったが、そう言う気分になれなかった。


錬金術の勇者サダとカラクリの勇者林健吾と三田村真紀菜を見つけたので、近くに向かった。


俺は2人のステータスを見た。


カラクリの勇者 林健吾 LV412

錬金術の勇者 サダ LV401


今回でLV400台になっていた。


「よお!林と三田村さんとサダさん。」

「お!久しぶりだな。井中。」「おひさ。」「久しぶりです。井中さん。」


と3人は、挨拶を返してくれた。


「林、巨人族との戦闘、随分派手にやったな。やり過ぎじゃないか?子供を守るようにして死んでいる巨人がいたが・・・。」

「まあ、ちょっと、ランティサスが暴れすぎてな。それに、結構巨人族強くて加減できなかった。しかたないよ、これ、戦争なんだよ。」

「・・・そうだな。」

「ああ、死にたくないからな。」


・・・・確かに”不滅”の俺と違って、”死”があるから、本気で殺さないとダメだったな。


「そうだ、林、爆炎の勇者ランティサスは居ないのか?」

「ああ、奴なら、暴れたりないんで、一人で、魔の森へレベルアップに行ってるよ。」

「そうか。爆炎の勇者ランティサスはレベル幾つだ。」

「LV420位だな。そっちの勇者たちは、どのくらいのレベル?」

「俺の担当は、LV500~LV600だ。」

「早いな!”LVアップの加護魔法薬”のほうが速くレベルが上がるのか?」

「いや、俺の考案した方法で、”魔獣大陸”に行ってレベルアップしている。それを使わなきゃたぶんまだLV300台だよ。」

「へー、”魔獣大陸”かオレもレベルアップに行きたいな。」

「俺も3人を”魔獣大陸”へ連れて行こうと考えてるところさ。」

「そりゃよろしく頼むわ。井中よ。」

「ああ、ところで、林とサダさんは何をやっているんだ?」

「これから、基地を作ろうと思っている。大魔王討伐の前線基地さ。」

「ほう、それは凄い。」

「井中はそう言えば、からくりロボット初めて見るよな。凄いだろ!マンダモに似せて作ったんだぜ。しかも、一般の従者も乗れる。そして魔力が少なくても、大気の魔力を吸収する装置も付いてるんで自分よりレベルが高い魔物でも倒せるんだ。」


・・・・自慢のロボットらしい。巨人の虐殺さえ見なかったら、俺もよろこんで乗ったんだがな。とりあえず、褒めておこう。


「それは、すごいな。」

「そうだろ、そうだろ、サダと一緒に作ったんだ。これで、魔王軍なんか楽勝だぜ。」


と林は、ガッツポーズを取った。


・・・・・・


そして、俺はお昼をよばれる事になり、林たちと一緒に食べていたところ、1人の従者が走ってきた。


「林様!南の丘の上に人影が見えたとの報告がありました。」

「なんだと、魔王軍の援軍か?」

「いえ、人影が1人くらいとの報告です。」

「偵察か何かか、・・・機体で偵察をさせろ。魔法無線で連絡しながら飛ぶように伝えろ。」

「はい。林殿。」


と従者が走って、カラクリロボットに乗って飛んで行った。

『林、さまになってるな。』と俺は感心して見ていたら


「林、私も様子を見てくる。見つけたらストンウォールで囲むから、いつものように機体で囲んで砲撃してくれ。」

「わかった。サダ頼む。」


と錬金術の勇者サダもロボットに乗って飛んで行った。錬金術の勇者サダのロボットは片が青色をしていた。

カラクリの勇者林は、ロボットを整備していた従者に話しかけた。


「オレの機体の整備はどうだ?」

「はい、まだこの武装が調整できていません。」

「そうか、ランティサスの機体は、どうだ?」

「そちらなら、準備OKです。」

「わかった、オレはそっちで出る。準備をしてくれ。」

「はい。」


と従者は、赤い肩のロボット(機体)に向かっていった。

カラクリの勇者林がロボットのことを”機体”と呼んでいたので俺も機体と呼ぶことにした。


「林、専用の機体があるのか?」

「ああそうだ。井中にも作ってあげようか?」

「・・・余裕があったらでいいよ。」

「そうか。あと井中、この魔法無線持っていてくれ。」


と携帯みたいなものを、林は俺に渡してくれた。


「へえ、この世界ににしては、凄い小型だな。」

「ああ、錬金術の勇者サダのお手製だ。・・・ちょっとすまん。」


とカラクリの勇者林は自分の魔法無線で話始めた。

なんか緊迫しているようだ。さっきの偵察者でも見つかったのだろう。


「井中、さっきの偵察者と思われる者と交戦状態に入った。オレはちょっと行ってくる。お前はどうする?」

「俺も、遅れて合流するよ。」

「わかった。」


とカラクリの勇者林は、赤い肩の機体に乗って飛んで行った。

その飛行速度は、LV511の俺から見てもとても速く、追いつけそうになかった。




俺は、”グラス”で状況を確認する。


高速に足る”不明個体”を味方の機体が追いかけている。


何か障害物があるのかわからないが、ジグザグに動いている。

そう言えばストンウォールで囲むって言ってたから、誘導しているんだろう。


俺は、戦闘エリアに向かった。


俺は、肉眼で遠目に見えるところで止まった。とりあえず観察しようと思ったからだ。


味方の機体20機が包囲している土の壁がの中から、大量のワイバーンが飛び出してきた、


ギャース!ギャー!ギャー!ギャース!・・・・・・・・


ワイバーンLV300台だ!50匹くらい居る。


ドガンン!バカン!・・・・・・・


ワイバーン50匹がそれぞれ近くの白い機体に体当たりする。

俺は、助けに入ろうかと思ったが、たいして白い機体にはダメージが無い。

そして、すぐに肩が青い機体と肩が赤い機体が大剣でワイバーンを切り裂き始めた。

そう、錬金術の勇者とカラクリの勇者である。


ブシューンンン!


ザシュ!ドシュ!ズバッ!・・・・・・・・


その2機体は、高速飛行で動き50体いたワイバーンをすべて切り刻んでしまった。


更に2機体は、偵察者の右と左に回り込んで砲撃をした。


ブボキューン!ブボキューン!


巨大な魔法の銃でエネルギーの塊が偵察者に迫る。


ダッ!


偵察者は瞬歩でこれを躱す。速い、タダの偵察者じゃないな。


しかし、偵察者が躱した先にはストーンウォールが盛り上がってきた。


動きが止まった偵察者に、残りの白い機体18体が魔法銃を構える。


ブボキューン!ブボキューン!ブボキューン!ブボキューン!・・・・・・・・・・・・・


砲撃が雨の様に降り注ぐ。

あれは避けきれないだろと思ったら、偵察者の周りに瞬時にして上級魔法防壁が張り巡らされた。


バババババッバババババババッバ!・・・・・


大量の砲撃を、偵察者の上級魔法防壁がすべて防いでしまった。


防ぎ終わると、偵察者から黒い雷の剣撃が数回放たれた。


バリューンンン!


黒い雷の剣撃が唸る。20機体すべてがその剣撃に打ちのめされた。


バガーン!バコ!グシャ!・・・・・・・・

ダスンン!ドスンンンンン!・・・・・・・


肩の色が違う勇者の2機体以外は、地面に落ちてしまった。


俺はヤバいと思ったが、勇者の2機体は反撃を始めた。


青い肩の機体の魔法銃の形が更に巨大ものに変化しチャージを開始する。練成術だ。


赤い肩の機体は、背中から回転のこぎりのような円盤を射出した。

円盤には糸の様なものがついていて偵察者に襲い掛かった。カラクリの業だ。


ブアアアン!


偵察者は、両手に持った剣でこれを弾いた。


バキッ!


偵察者の魔剣が折れた。やったな!

動きの止まった偵察者に、青い肩の機体が変化させた巨大な魔法銃が発射される。


ブバァアアアアアア!


凄いエネルギーの集積砲だ。

しかし、偵察者は、またも上級魔法防壁を作った。


バッバッバッバッバババ!


防がれた。そしてすぐに、偵察者は飛びあがり、黒雷の斬撃の出る剣で赤い肩の機体を切りつけた。


ザン!ザシュ!


「林!」


と、俺は叫んだが、距離が離れすぎていた。

赤い肩の機体は、両腕両足を切られ地面に落ちてしまった。


その直後、偵察者の後ろから青い肩の機体が魔法銃を高出力で撃った。

これならと思ったが、また、偵察者に上級魔法防壁で防がれてしまった。

そして、青い肩の機体は撃った後の硬直を狙われ、黒雷の闘気斬撃で切られる。


ザンン!


青い肩の人型も落ちてしまった。


俺は”グラス”確認すると、二人のHPは3分の1が残っていた。機体の中は結構丈夫らしい。俺は安心した。

しかし、偵察者の認識阻害が取れていた。俺は、ギョッとした。

アイテム等が壊れたのだろう”不明個体”から”ベルモンガレカラLV725”に表示が変わっていた。


これじゃ勝てない筈だ。俺のLV511でもキツイ。


偵察者は、地面に降りて魔法回復薬を飲んでいるので、こっそり俺は移動して味方に回復魔法を掛けに回った。

止めを刺される前にみんなで逃げよう。


しかし、その偵察者”ベルモンガレカラ”に俺の位置がバレた。


ベルモンガレカラが瞬歩か何かで俺の前に立ち、黒雷の闘気剣を振るった。


ザン!


速い!俺は、必死で避けた。しかし、左腕一本を肘から持っていかれた。

黒雷の闘気の影響なのか?切った俺に腕の部分が塵に変わる。


普通なら回復法でもこの手のケガは黒雷闘気が邪魔をして治りにくい。

しかし、俺は”不滅”、即座に新しい腕を回復魔法で生やした。


だが、LV差があり過ぎる。泥沼戦に持ち込めば勝てなくもないが、仲間を逃がすための時間作りに、話をしてみることにした。


「こちらの負けだ。魔将軍の方、見逃してくれないか?」


と俺は言った。




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