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異世界神達のゲーム  作者: コクテン8
十勇者ミッション
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3話 神との契約 1


俺は人の気配がして起き上がった。


「誰だ!」


「こんにちわ。」


と笑顔の素敵な人物はそう挨拶をした。


「あ!こんにちわ。」


と俺は慌てて挨拶を返した。


金色髪のすごい美人であった。

二十歳位であろうか、アメリカ映画のお姫様役で出てきそうである。

胸も形がいい、たぶんロケットおっぱいだろう、そして俺にちょうどいい大きさだ。


と俺が金髪美人に見とれていたところ、


三田村さんが意識を取り戻して、周りをきょろきょろし始めた。


「成功したの?ここが異世界?」


と俺を見て言った。


「あの人だれ?」


と更に金髪美人を指さして言った。


指さしちゃダメだろ!まったくこの子は・・・・・。と思いながら指を慌てて降ろさせた。



「井中と言います。貴女は誰で、ここは何処でしょうか?」


と俺は、金髪美人に聞いた。


「わたしは、ソファリアーラ。ここは、狭間の空間よ。貴方の目的と願いはなあに?」

「狭間の空間?」


そうか、確かネット上での話だが、ごく一部の生還した人は、魔法陣を使ったあと、異世界に転移する前に神様と会ったという記事があった。

という事は、この金髪美人は神様?

と考えていると、三田村さんが、


「私は、健吾を探してるの。ねえ、貴女知らない?」


と気安く金髪美人に話しかけた。


「健吾さん?ここには来ていないけど、探せますわよ。貴女の願いは健吾さんに会う事でいいのね。」

「そうよ。」


ちょっと簡単に話を進めないでくれ、もし神様とかだったら慎重にいかないと。


「ちょっと待ってくれ、ソファリアーラさん。」

「なあに、井中君。」

「俺たちは魔法陣を使ってここに来たんですけど。貴女はどうやってここに来たのですか。」


俺は、先に神とかの単語を出さないことにした。

実は悪魔とかで、魂の取引とかだったらヤバイからな。


「私は、この狭間の空間には、空間転移で自由に出入り出来るわ。」

「俺たちの目的と願いを聞いたのは、何故ですか?」

「わたしは、魔法陣を使ってここに来る人に、異世界で叶えて欲しい願いを叶えてあげているのよ。」

「では、タダで願いを叶えてくれるのですか?」

「いいえ、あるお仕事をして貰って、その対価に願いを叶えているのよ。」

「お仕事ですか?例えばどういった仕事ですか?」

「そう、例えば、勇者になって魔王を倒して、魔王の体の中にある”魔神の欠片”を取ってきてもらうミッションを行ってもらう仕事よ。」


何それ、ゲームをリアルでやれって感じかな。


「そうよ。あなた達の知ってるRPGゲームをリアルやる様なものよ。」

「え?俺は何もまだ言っていないのだけど。」


まさか心を読んだとか!


「ええそうよ。表層の今強く考えていることだけは読めるわ。」


とこの金髪美人は言い切った。


「なんの話になっているの?ねえ!健吾の件はどうなったのよ。」


と三田村さんが口を挿んできた。


「ちょっと黙っていてくれ。」

「なによ。偉そうに。」


と三田村さんはむくれてしまった。



「警戒しないで、といっても無理でしょうけど、心が読めるのはこの狭間の空間限定よ。ここは私の空間だから。」


と金髪美人は言った。


言っている意味は、一部分からなかったが、この部屋にいる限り、俺の心は丸裸らしい。

ピンチじゃね。胸とかロケットとか言っちゃたよ。








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