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異世界神達のゲーム  作者: コクテン8
十勇者ミッション
39/123

38話 ダークエルフ 1

今日は、お宝目当てで、剣の勇者と共にダンジョンに来ている。


【”古代ジャバイレト”ダンジョン】

 昔のジャバイレトという魔法使いが作ったと言われている。

 そう、あの熊の魔物と戦ったダンジョンだ。


今回は中層に前回設置した。転移ゲート魔法陣を使って一気に中層まで降りた。


今回のパーティ構成は、以下の通りである。


剣の勇者ケイゴ LV398

城から、従者二人、神官一人、魔導士一人

剣の勇者から雇われた、女魔導士2人、荷物持ち一人

俺(井中) LV381


マイラは行きたいと言っていたが、ダンジョンなのでトラップが厳しい。

危険に晒すわけにはいかなので、濃厚なキスで黙らせて置いてきた。


今回は俺とケイゴのレベルが高く楽勝である。

トラップだけ気を付けなければならない。



俺たちパーティは、お宝を求め進む。


魔導士達は”ライト”を唱えて明かりを作っている。

中層以下は洞窟のように湿っていない。何かの装置が働いているのだろうか?

空気が重い事にはかわりない。


俺とケイゴで交互に現れた魔物を倒して進む。

ここしばらくは、岩ゴーレムだった。


更に進むと苔もほとんど生えなくなった、代わりに不思議な草が生えている。

天井も薄く光っていた。


何かお宝の匂いがしそうである。

と思っていたら、この階の部屋には宝箱がちらほらあった。

トラップを確認しながら、宝箱を開けて行った。

そのうち2個はお宝だった。

しかし、1個はモンスター召喚トラップだった。


召喚魔法陣から魔物が召喚される。


ガラガラマムシナン LV350 大きい毒蛇の魔物だ。


「テツ!魔法を頼む!」

「OKケイゴ。」


ザシュ!ザシュ!

ぼとん!

ズキューン!

ぐしゃ!


ガラガラマムシナンはケイゴに切られ、俺の魔法で引き潰された。


そう、この二人にとっては、もうダンジョンの下層に行かなくては相手になる魔物がいなかったのだ。

何故なら俺は、上級魔法も使えるようになったし、剣技もそこそこできる。剣の勇者のケイゴは、剣の勇者指輪より、剣のイロハを知っている。

故に、この二人にはもう、同レベル以下の魔物をすぐに殺せる強さになっていた。


とこの階のお宝箱を開けまくったおかげで、お宝が結構たまった。

今日はもう帰ることになった。

パーティは中層の転移ゲート魔法陣まで帰り始める。


俺とケイゴで交互に現れた魔物を倒して進む。


途中で、魔物に襲われている人物を発見した。

アイテムで防御結界を張って凌いでいるが、時間の問題みたいだった。


「あれ、人じゃないか?テツ。」

「ああ、襲われてるな、助けるか?」

「オレは見てるよ。」

「じゃあ、俺が行く。美人がいてもケイゴにはやらないぜ。」

「オレは間に合ってる。テツこそいいのか?彼女がいるんじゃないか?」

「冗談だよ、冗談。ただ、女性を助けるなんてヒーローみたいでカッコいいじゃないか。」

「そう言う事にしておくよ。」

「マイラには言うなよ。」

「OK」


ザシュルーン!ザシュルーン!

・・・・ばきゃ!ばきゃ!

ザン!ザシュ!ザン!ザシュ!


俺は、結界の周りにいる岩ゴーレムを5体を粉砕した。


近寄ると結界が切れ掛かっていた。

『危なかったなもう少し遅かったらやられていたな。』

と考えながら壊れかけた結界を解いて中を確認すると、

耳の長い褐色の肌の女性が倒れていた。


「おい、ケイゴ!あれってダークエルフってやつか?」

「ああそうだテツ、すげえな!エルフって初めて見るし、ダークエルフだと、更にこの付近では珍しいはずだ。」


俺はステータスを見た。


ママナミ LV105


「へえー、しかし、怪我してるな。治してやるか。レベルもまあ対処できるし、暴れられても大丈夫だろう。しかも、美人。」


俺は抱き寄せて、軽めの回復魔法を掛けた。元気よすぎて暴れられても困るしな。


「んん、ここは?」

「大丈夫ですか?お嬢さん。」


ダークエルフは、ぼーっとしながら辺りを見回した。


「あ、あなた達は!あっ・・・・・・・、」

「?」


なんか俺たちを知ってるみたいだな。

ダークエルフは、俺の腕の中でガクガク震えてる。

本当は、”助けてくれてありがとう”と抱き付いてほしいのだけど。


「大丈夫?」


と優しく見つめながら言ってあげた。


「・・・・あの、トラップにかかっちゃって。」

「そうか、大変だったね。」

「そ、そのやっぱり私、犯されて殺されちゃうんですか?」


と震えながらダークエルフは言った。


「?誰が誰に?」

「私が、あなた達人間にです。」


・・・・そうか、ダークエルフって人間の敵なのか?


「なあ、ケイゴ、ダークエルフって人間の敵?」


と言ったら腕の中でダークエルフがガクガクしだした。


ケイゴが「わからん、誰か知っているか?」と皆に聞いたら、女魔導士が答えた。


「ダークエルフの体は、色々と錬金術の素材になります。恐らく、井中さんでなければ回復魔法もかけませんでした。また、元気な女性のダークエルフならいい値で、性奴隷として売れます。」


なるほどね。酷いもんだこの世界。


「ダークエルフ自体は害はないのか?」


と俺は、女魔導士に聞いた。


「ええ、敵対して向こうから襲ってくることはないわ。」

「そうか。なら、俺はこの子を一緒連れて行きたいが、みんなはどうだ?」


と皆に聞いた。結論としては、


”井中さんが拾ったから井中さんの所有物だ。井中さんが好きにすればいい。でも、拘束の奴隷紋を掛けておいて。”


ちなみに俺が要らないと言った場合は、国で派遣されているこのパーティの従者が引き取って、奴隷として売るそうだ。どうも逃がしてやる選択肢が無いらしい。

それじゃ可哀そうなので、俺が貰う事になった。


で簡易奴隷アイテムをもらって、ダークエルフに使う。

この簡易奴隷紋は、主人に嘘をつくと痛むそうだ。そして、この首輪を付けた者から一定以上離れると毒が首から挿入されるそうだ。また、簡易だから1週間しか持たないらしい。


そして、ダークエルフは俺の所有物扱いになった。


「という事だ。ダークエルフのママナミちゃん」と言って立たせてあげた。回復魔法が軽めなので、足を痛めたままだ。ねん挫だろう。

「あ、あの結局貴方の所有物ですか?わたしをどうするんですか?」


とぶるぶる震えている。

俺としては、だだ助けたかっただけだし、すぐにでも開放してあげてもいいのだけど。

この子一人を、ダンジョン内に放置するわけにもいかないしなぁ。


「どうしてほしい?」

「逃げられないなら、その、優しく抱いてしてほしいです。わたし初めてなので。あと、何でもしますから殺さないで。」

「大丈夫だ、キミみたいな可愛い子、殺さないよ。」


と手を握ってやった。

なんかすごいこと言ってるよ、よほどこの世界の人間はダークエルフの扱いが酷いんだなと思った。

俺はママナミに回復魔法を掛け全開させた。


「あ、ありがとうございます。」


と礼を言われた。震えも止まっている。少し安心したのかな?

けど、この子一人でダンジョンに入るってことは無いよな。


「仲間はいるのか?」

「え、いいません・・・ぐっ!」

簡易アイテムの奴隷紋が反応した。


「いるんだな。」


俺は”グラス”を使い。ダークエルフを探した。

いた、ここからダンジョンの上方・・・もうダンジョンの入り口付近だな。


「その仲間は俺たちを襲うか?」

「たぶん、もう私を置いて帰ったと思います。時間で撤収する計画でしたから。」

「計画って?素直に言えば、ひどいことはしないから。」

「・・・・そ、それは、大魔王からの依頼で、貴方たち勇者の情報を集めていたのです。」


・・・なんだって!と思ったら、ケイゴも隣で聞いていたので、


「おい、テツ、やっぱりこの子、拷問してでも情報を吐かせよう。」


とケイゴが言い出した。


なんかどうしよう。この子魔王軍の偵察隊?

でも尋問はちょっと気が引ける。


「まて、ケイゴ。この子なら、そんなことしなくても、情報を言ってくれるよ。な、ママナミ!」

「は、はいご主人様。」

「ほらな、それじゃ、城に着いてからじっくり俺が聞き出すから、みんなは手を出さないでくれ。」

「わかったよ、テツ。お前も好きもんだな。彼女には黙っておいてやるよ。」


なにかケイゴは勘違いしているようだ・・・でも、そう受け取られた方がこの子は安全か。


「ありがとう。ケイゴ!」

「あ、あの私は、その、どうなるんですか?ご主人様。」

「俺の奴隷なら安全てことだ。」

「分かりました。」


・・・・・・


ということで、俺は、お宝3分の1とダークエルフの奴隷を手に入れた。


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