32話 サラサーミによる魔法講習 1
本日3回目の投稿です。
俺はお昼を取った後、マイラの家へ転移で戻った。もちろんサクミには、今晩戻らないかも知れないと伝えておいた。
しかし午後は、イチャつきに行ったのではなく。魔法家庭教師のサラサーミに魔法を教えてもらう約束を昨日したからである。
もっとも、夜はマイラをどこかに誘う気でいる。
「あ、待ってたんだよ。哲次郎さん早くこっち。」
と俺を見つけたマイラが手を引っ張って、中庭に連れて行く。
今日のマイラは、清楚なワンピースを着ている。男装の時と違ってとても新鮮。いい匂いもする。
握っているマイラの手が温かい。いつまでも握っていたいと思っていたが、その幸せな時間はすぐ終わってしまった。
中庭に着いたのだ。
そこには、サラサーミが待っていたので、仕方が無く手を放し俺は言った。
「やあ、待たせちゃったかな?サラサーミさん。」
「いえ、大丈夫です。井中さん、約束通り、魔法の講習を行いなす。どんな魔法を覚えたいですか?」
「中級攻撃魔法と転移ゲートの魔法とか役に立つものを教えて下さい。」
「あら?転移関係は、使えたのではなくて?」
「あ、俺のは人を一緒に運ぶとかできないので、出来たら転移全般の基礎も教えて欲しいです。」
そう、俺の転移は制限付きで神様から貰った時から、訳も分からず使えている。
もしこのミッションが終了して能力が取り上げられた時のことを考えなくちゃいけない。
それに現在でも、1人なら十分な能力だが、今はマイラと2人だ、この世界の転移を覚えないと。
「分かったわ。」
「それじゃ、お願いします。先生。」
「それじゃ、転移の基礎と、転移ゲート魔法を教えるわね。」
とサラサーミさんの講習が始まった。
マイラは用事があると言って、どこかにってしまった。
・・・・・・・
・・・・・・・
と転移の理論を一通り教わり、転移ゲート魔法陣を実際に使ってみた。
転移ゲート魔法陣は、簡易の市販品ならだれでも魔力を流せば使えるが、セキュリティの上で危険で、他の人に割り込みで転移侵入されるそうだ。
そこで自分で転移ゲート魔法陣を光の魔法で描くのだが、これが結構めんどくさかった。しかし、”転移ゲート魔法陣”を記憶をする魔法がありこの魔法で、数秒で出来るようになった。
もちろん、地面に棒などで描く転移ゲート魔法陣も十分使えるそうだ。まあ欠点は、入り口と出口の両方に設置しないと動かないことだった。
次に魔法転移だが、俺は何気なく使っていたが、理論が分かり、自分がどうやって使っているのか分かった。基本的には、視覚できるところに移動できる。つまり、この世界では長距離転移は俺以外に使用出来ないが、推測すると、他の異世界なら千里眼と組み合わせれば移動は自由自在みたいだ。
その他、今日は、千里眼と高位認識阻害の魔法、中位鑑定魔法を習った。
神様からもらった知識とかも役立ったため、すんなり覚えることが出来た。
サラサーミさんは、”井中さんは天才なの”とか褒めてくれたよ。
「それじゃ、攻撃魔法の講習は一週間後でいいかしら?井中さん。」
「そうですね。一週間後でお願いします。先生。」
「それでは、また。」
とサラサーミさんは帰ってしまった。
しかし、年齢の割には、いい女だよな。マイラがいなかったら俺は危なかった、この講義で先生にメロメロだったよ。だってフェロモン全開なんだもん。マントの下の服だって、エロエロだったし・・・。
と考えていると、マイラが俺の方に向かってきた。
「マイラ、用事はいいのか?」
「ええ、もう終わったわ。」
とマイラが近づいて来た。いい匂いがした。
昨日、婚約したんだよな俺たち、マイラとイチャイチャしたいな。
そうだ、歌う勇者と格闘の勇者が温泉宿に行ってたよな。
「なあ、マイラ、今度温泉宿に行かないか?」
「え?哲次郎さん、突然なんでですか?」
「いや、マイラと一緒に入りたいなと。」
「・・・エッチ。」
マイラは顔を赤くした。
「と、ところで、哲次郎さん今晩泊まっていきませんか?」
「え、いいの?でもお父さんとかの許可を取らないと。」
「父様の許可なら取ってあります。それに、今日は父様は、その、子作りに行くとか言っていて、帰らないです。」
え?なにその展開。少し頭が追い付かない。
「えっと、お父さんは、もしかして、俺が言った案の”跡継ぎの息子を作る”ため?励みに行くという事なの?」
「は、はいそうです。はずかしです。」
とマイラは、更に顔を赤らめた。
可愛い。でもそれじゃ俺とマイラの結婚は?
「それじゃ俺たちの婚約って、お父さんに息子が出来た時、どうなるの?」
「それなら問題ありません。婚約はもう国に受理されました。昨日サインしてくれた書類ですよ。それに、私に母つまり、正妻がもう子どもを産めないので、弟が出来ても、私の婿に家の権利があります。井中さんが本当にこのシュバルテイサリアムズ伯爵家を継いでくれるなら、父も喜んで継がせると言っていました。」
なんか話がずいぶん進んでる。ちょっと怖い。意外とマイラしっかりもの?
「書類ってあの酔ってる時に書いたもの?」
「ええ、そうです。」
今度酔ってるときは、書類をよく見なくちゃね。今回はどのみちサインした書類だけどさ。
という事は、ザランティスさんにとっては、子作りは保険なんだろうな。このご時世だから。
「話を戻すけど、今晩泊まっていくって件はどう繋がるの?」
「そ、それは、・・・・私も結構な年なんで、哲次郎さんの気が変わらない様に、父様が誘惑しておけって・・・・、やだ、もう。」
え?なにそれ、なにOK!
え?マイラ年齢見てなかったけどステータス見よ。そう言えば前回は認識改変の魔法がかかってたな、マイラムって表示だった。
マイラ LV75 25歳
お、今回は認識改変無さそうだ。さっき中位鑑定魔法習ったからな。
25歳か、確かに以前林から聞いた話からすると、この世界じゃ行き遅れかも。でも俺はそれより年上。日本じゃ25歳なんか若い方だしね。
「そ、それじゃ、マイラ、今日泊まっていいか?」
「はい。哲次郎さん。」
と俺とマイラは見つめ合った。
俺たちは、食事を取り、風呂を済ませたあと、マイラの寝室へ一緒に向かった。
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