24話 町へ 1
本日2回目の投稿です。
俺は城からの給付金と、前回魔物を倒した素材の換金された分の金を手に入れた。
以前、林と買い物に行く話をしたので、町に買い物に行く事にした。俺はサクミも連れて出た。当然、林の彼女の三田村も一緒である。
とりあえず林に金銭の価値を教えてもらった。以下の通りである。
白金貨1枚・・・金貨10枚 100万円
金貨1枚・・・銀貨10枚 10万円
銀貨1枚・・・銅貨10枚 10,000円
大銅貨1枚・・・小銅貨10枚 1,000円
小銅貨1枚・・・アルミ貨10枚 100円
小銅貨6枚でランチが食べられるので、100円小銅貨1枚は100円くらいだろうと言った。
今俺は、金貨5枚分を持っている。結構な額だ。
始めに生活用品を買いに行った。サクミの下着とかは、三田村に頼んで一緒に買いに行ってもらった。俺も下着や衣類、その他生活用品を買った。
今までは、下着とかどうしていたかって?それは城の支給品で済ませていた。しかし、デザインがダサイので、自分で買いに行くことにしたのだ。
サクミと下着を買いに行った三田村さんが、俺に話しかけてきた。
「井中さん、買い物の仕方とか分かったわよね。」
「ああ、ありがとう。」
「ねえ、健吾!お友達は大丈夫みたいだから、アクセサリー屋つれていってよ。約束でしょ。」
「わかった、わかった。じゃあ井中、今日はこれでな。」
と二人は、町に消えてしまった。
ああ、今晩イイ事するんだろうな。羨ましいい。
「ごしゅじんさま。これからどうします?」
とサクミが言った。
「そうだな。サクミは欲しいものないか?」
「おようふくとか、買ってもらって今日はもう一杯だから、これ以上は受けとれないよ。」
遠慮しているんだな。また来た時買ってあげよう。
「そうか、それじゃお昼にするか。」
「うん。」
と嬉しそうに返事をした。
サクミを見て、俺はこの子がもっと大きければ、俺も林みたいに・・・・・と思っていたら、俺の名前を誰かが呼んだ。
「井中さん!」
俺が振り返ったその先にはマイラムがいた。あの美男子魔導士だ。
「マイラムか。買い物か?」
「ええ、少し買い物に。井中さんは?」
「生活用品とか買いに来たんだ。もう済んだけど。」
「そう、これから何方へ?」
「食事に行こうかと思っていた所だ。」
「私も食事にご一緒してよろしいですか?」
・・・女の子なら大歓迎だけど、男じゃな。
「だめですか?」
と何故か上目遣い・・・・ちょっと可愛いと思ってしまう俺がヤバイ。
「わかった。このサクミと一緒だけどいいか?」
「はい。ありがとうございます。」
と嬉しそうに笑った。
俺たちは定食屋に行った。ほんとはレストランが良かったのだけど、奴隷と一緒に食事出来ないそうだ。
店に入り、奥のテーブル方に行った。
席は俺の横にサクミ、俺の向かい側にマイラムだ。
「サクミはお子様ランチでいいか?」
「サクミ子どもじゃないもん。」
・・・・・お子様ランチは定番なんだけどな。仕方ない。
「じゃあ何がいい?」
「うーんお肉がいい。」
メニューを見ると何だか分からない名前しかないな。お!ステーキの名前があった。しかもモウモムウシ?牛だろう。
「そうか、このジューシーモウモムウシステーキてのはどうだ?」
「うんそれがいいい。」
「マイラムはどうする?」
「わたしもそれでお願いします。」
俺は、ウエイトレスを呼んだ。意外とグラマーだ。スカートもうちょっと短けりゃなぁ。
「ジューシーモウモムウシステーキ3つ頼む。」
「はい。お飲み物はどうなさいます?」
「果物ジュース1つと、紅茶1つ、マイラムはどうする?」
「私も紅茶で。」
「それでは、ジューシーモウモムウシステーキ3つ、果物ジュース1つと、紅茶2つですね。少々お待ちください。」
と、ウエイトレスは言いながら、マイラムを見つめている。
くっ!やっぱ、イケメンなのか?そうなのか!
ウエイトレスが去った後、マイラムが俺に話しかけてきた。
「井中さんは、ああいう女性が好みなんですか?」
「え?だれ?」
なんかマイラムが不機嫌だ。
「さっきのウエイトレスさんです。」
「ああ、まあ可愛い子かな?マイラムは可愛いと思わなかったか?」
「ええ、可愛いですけど・・。」
「マイラムは、あの子みたいなの好みじゃなかったか。まあ、マイラムなら、イケメンだから選びたい放題だしな。」
「イケメン?そうなのですか?」
なに?分かってないの?自分がイケメンでしかも可愛い美男子なこと。
「そうだよ、なあ、サクミ!」
「うん、マイラムお姉ちゃん、すごくきれいだよ。」
「え?マイラムは男だぞ。」
「?でも、女の子のにおいがするよ。」
と聞いて、俺は、マイラムを見つめた。確かに女の子にも見える。
マイラムは、赤くなってた。
「そ、そんな女の子の香りしないよ。たぶんお姉さんのシャンプーとか使ってるからだよ。」
「そうか、シャンプーの匂いでサクミが勘違いしたんだな。サクミ、お姉ちゃんじゃなく男だそうだ。」
「・・・・そうなんだ。じゃあわたしのごしゅじんさま取らないね。」
といって、サクミは俺の腕に抱き付いてきた。やわらかい。
なんかマイラムがムッとした。やきもちなのか?ヤバイ俺にその趣味はない。
「サクミ、大丈夫だよ。俺は女の子が好きなんだから。」
と一応言っておいた。
・・・・・・・
ウエイトレスが料理をもって来た。
テーブルに、ジューシーモウモムウシステーキ3つ、果物ジュース1つと、紅茶2つが並べられる。
「ごゆっくり。」
と言って、ふわっとスカートを翻して戻っていった。やっぱりマイラムを見ている。マイラム、ナンパできるぞ。
まあ、色気より食い気だ。
ジューシーモウモムウシステーキは、値段が結構しただけあって、肉が分厚い。牛肉の様な臭いで食欲もそそる、肉汁もたっぷりだ。
「ごしゅじんさま。今日はあーんするの?」
とサクミもよだれを垂らしながらおれに聞いてくる。というかよだれだよ。そんなに食いたいのか!
「あーんはいいからお食べなさい。」
「うん。」
と言ってサクミは美味しそうに食べ始めた。ずいぶんガツガツ食べるじゃないか、まるで俺が飯をあげてないみたいだよ。
と、その会話を聞いて、マイラムが話しかけてきた。
「あーんてなんですか?」
「あーんはあーんだ。」
「?」
話をそらそう。
「それよりも、マイラムって、魔法凄いな。誰に教わったんだい?」
「え、すごくないですよ。魔法は、家で家庭教師のサラサーミに教えてもらっています。」
この世界で家庭教師かいいとこのお坊ちゃんなんだろうな。もしかして貴族様だったり。
「おれも、誰かに魔法を習いたいのだけど、だれか紹介してくれないかな?」
「えーと、それじゃ私と一緒にサラサーミに習いますか?」
「いいの?」
「ええ。でも城の魔法練習の時、私が井中さんに教えますけど、それじゃ不十分ですか?」
「えーと、なるべく上級攻撃魔法とか、変わった魔法とか覚えたいんだ。」
「かわった魔法は使えませんが、上級攻撃魔法ならいくつか使えます。」
「へえ、そうだったんだ。この間は何故?使わなかったの?」
「上級攻撃魔法は魔力の消費が多い為、私だと、実戦ではまだまだ使えないのです。」
「そうか。じゃあ後でその上級攻撃魔法を教えてくれ。」
「はい。井中さん。」
会話もひと段落して、ようやく俺は、ジューシーモウモムウシステーキにナイフを入れる。良し、まだ冷めてないな。
そして、一口頬張る。
その瞬間、くちの中に肉汁だ溢れ出す。うまい!
俺は、肉を噛みしめた。噛むたびに肉汁が溢れ出す。
凄い!これはサクミがガツガツするわけだ。
もう一口切って口に入れる。モウモム牛の香りと共に肉汁が溢れ出す。
俺は夢中で食べた。
・・・・・
俺は満足して紅茶を飲んでいる。
サクミは皿まで舐めていた。
マイラムも満足して紅茶を飲んでいる。
「俺たちは、これから武器屋に行くんだがマイラムはどうする?」
「武器屋ですか?・・・・・・一緒に行ってもいいですか?」
「何か買うものあるのか?」
「特にないですけど。だめですか?」
・・・・・暇なのかな?それとも、もしかしてあっちの趣味か!いや話の流れだと俺が誘ったような感じか。まあ、サクミもいるし大丈夫だろう。
「あ、ああいいよ。」
俺たちは武器屋に行く事にした。




