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異世界神達のゲーム  作者: コクテン8
十勇者ミッション
20/123

19話 レベルアップ 格闘の勇者&歌う勇者 1


ゴトン、ガタン、ゴトン。


俺は馬車に揺られて移動している。慣れたせいか乗り物酔いはしていない。


勇者一行と馬車に乗って、魔の海岸に向っている。


今日のパーティメンバーは、勇者が二人、若手の神官が二人、魔導士が二人、従者が二人、そして俺。


勇者二人のベルアップの手伝いに来ている。


勇者二人のステータスは以下の通りである。


歌う勇者めぐみ:磯貝 恵美 LV12 金髪の18歳くらいの妖精のような人物

         装備:歌の勇者指輪 魔法の服+

         HP **/**  MP ***/***

         ・・・・・・・


格闘の勇者リュウゴ:木下 満男 LV17 世紀末のヒーローの様な筋、短髪黒髪。

           装備:格闘の腕輪  ライトアーマー メリケンサック

           HP ***/***  MP **/**

           ・・・・・・・


二人とも、三日程でレベルが二ほど上がっていた。


ついでにこの間、魔法の訓練で知り合った。若い魔導士


魔導士:マイラム LV60

    装備:魔道の杖  魔法の服+ 魔法のマント+  

    HP **/**  MP ***/***

    ・・・・・・・


歌う勇者めぐみと格闘の勇者リュウゴは、出発からずっと楽しそうに話している。

俺は蚊帳の外だ。

他の神官とかは緊張しているせいか、黙ったままであった。


俺は退屈だったので、マイラムに話しかけた。

「なあ、マイラムさん、勇者のサポートはいつからやっているんだ?」

「はい、一週間前からです。」

「なんかみんな緊張してるけど、どうしてだ?」

「それは、前回、同じ歌う勇者様と一緒だった時、魔物の大群に襲われて、従者が四人と魔導士が一人死んでしまいました。」


いきなり重いな。


「それは、大変だったな。魔物が強かったんかな?」

「いえ、魔物は強くなかったんですが数が多く、しかも、歌う勇者様が一番先に逃げてしまって、陣形が崩れパニックになり・・・・最後は、私が何とか魔法で追い払いました。」


・・・・あの女勇者ならやりかねないな。


「・・・・今回は俺がいる。勇者に先に逃げるなんてみっともない事させないよ。」

「ありがとうございます。」


もっと明るい話がしたかったんだけどなぁ・・・。


ゴトン、ガタン、ゴトン。


・・・・・・・


そろそろ、海が少し見えてきた。


ゴトン、ガタン、ゴトン。


・・・・・・・


魔物の気配がした。


俺は、腕輪の宝石を触り”グラス”と呟く。

サングラスが俺の顔に現れる。

マップを表示した。


「え?なに?」


隣にいたマイラムは、俺のサングラスに驚いていた。


マップを見ると、上空に魔物が六匹飛んでいた。

表示によると”大海魔鳥”と言う魔物だ。

レベルを見ると、LV15だ


俺は勇者達に知らせ、馬車を止めた。

当然、勇者には”LVアップの加護魔法薬”を飲んでもらった。


神官や魔導士が馬車から降りて配置につく。


格闘の勇者リュウゴは、空に向かって構えをとる。


歌う勇者めぐみは馬車から降りて歌いだした。


「らあーらあーっ♪・・・・・・・♪」


歌と共に、音のウエーブが大海魔鳥に響きとどく。


グギャー!グギャー!グギャー!


それを食らった三匹が、苦しそうにバランスを崩した。


『超音波攻撃だったか。ジャイアンも真っ青だな』と俺は思った。


しかし、倒すまでに至ってない。


横から別の大海魔鳥三匹が波状攻撃で襲ってきた。

それを格闘の勇者リュウゴが迎え撃つ。


「気功波!」


ゴオーッ!

グッ!ハー!

・・・ドズーン!


と最初の一匹が気功波で撃たれ落とされる。


俺は『ほう、気功波かゲームで出てくる白い道着を着たキャラが出す技みたいだ。』と感心した。


次に迫りくる大海魔鳥を魔導士が魔法攻撃をする。


「アイスアロー!」


翼につきささり、大海魔鳥が方向を変えフラフラする。


『中々優秀だが、レベルのせいで倒しきれないか。』と俺は心の中で呟く。


後ろに控えていた三匹目が襲い掛かる。


ガァー!


その三匹目に、格闘の勇者リュウゴがジャンプして蹴りを放つ。


「破!」


ガァッ!

・・・ドスン!


その蹴りで、大海魔鳥は地面に落ちる。


歌う勇者めぐみは、格闘の勇者リュウゴが落とした魔物二匹にに止めを刺す。


「エアカッター!」


ザシュウウ!


大海魔鳥二匹は、その魔法で切り刻まれて絶命した。


しかし、攻撃は終わらない。

先ほど、歌う勇者めぐみに超音波攻撃を受けた大海魔鳥三匹が、バランスを取り直して襲ってきた。


三匹の同時攻撃だ。

三方向からパーティを襲う。


ボオオオオオオオ!


そこに、マイラムが”ファイアウォール”を展開する。


ギャース!ギャアア!グワー!


大海魔三匹がファイアウォールにぶち当たり苦しむ。

大海魔三匹はフラフラと回避行動をとった。


『ファイアウォールか、今度教えてもらおう。』と俺は思った。


格闘の勇者リュウゴが”気功波”で追い打ちをかける。


ゴオー!

グギャ!

・・・ドズーン!


体がへこみ、大海魔鳥は地面に落ちる。


歌う勇者めぐみが、”ファイアアロー”を放つ。


ゴシュン!

ガ!

・・・・ボタン!


翼が燃え尽き大海魔鳥が落下した。


マイラムもつづけて、”ファイアアロー”を放つ。


ゴーシュン!

ガゴオオ!!

・・・・パラパラ!


大海魔鳥は灰に変わった。


『レベルが違うと威力がやっぱ違うね。』と俺は心で呟く。


残るは一匹、翼にファイアアローを食らって地面にもがいていた大海魔鳥には、魔導士が再度”ファイアアロー”を放ちこれを倒した。


・・・・・


戦いが終わると、歌う勇者めぐみが俺に抗議してきた。


「ひどいじゃないの、何故、貴方は戦わなかったの?」

「・・今のは俺抜きで、つまり、このパーテイだけで倒せる相手だったから手を出さなかった。」

「そうなの?一人だけ楽するつもりなんじゃなくて?」


・・・・・楽って、あんたはレベルアップに来たんじゃないのか?むしろ魔物を譲ってやってるんだが・・・。


「俺はレベルアップのサポートに来ている、なるべく勇者が魔物を倒して欲しい。どうしてもっていうのなら少し戦闘に参加するが。」

「わかったわ。好きにするといいわよ。」


と言って、格闘の勇者リュウゴの所に行ってしまった。


マイラムも俺に抗議してきた。


「井中さん!どうして見てただけなんですか?」

「今の話聞いてなかったのか?」

「それは・・・・でもみんなで協力して戦わないとチームワークが乱れます。それにさっきは、”勇者にみっともない事させない”って大きな事言っておいて・・・井中さんがみっともないです。」


・・・・・えらい言われようだが、俺が間違ってるのか?


「危なくなったら、俺も戦うからそんなに怒るなよ。」

「・・・・・・」


なんかジト目で見られてるよ。


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