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異世界神達のゲーム  作者: コクテン8
十勇者ミッション
19/123

18話 RVP(ラビプ) 1

本日2回目の投稿です。


腕輪の宝石が俺の脳に警報を鳴らす。


俺は飛び起きた。


辺りは真っ暗である。隣には柔らかいものがあった。サクミである。


「んん!ごしゅじんさま?どちたの?」


と寝ぼけながらサクミが俺に尋ねる。


俺はサクミに布団を掛けなおし、


「何でもないよ。お休み。」


と寝かせ付けた。



アラームは、神様のもとにいるとき、一度テストで聞いたことがある音だ。

そう、”RVPラビプ”の探知音だ。


俺は、腕輪の宝石を触り”グラス”と呟く。

サングラスが俺の顔に現れる。

マップを表示し、”RVPラビプ”の位置を見る。

かなり遠い。大陸の端、未開の森だ。


この腕輪での”RVPラビプ”探知能力は、

全マップ感知、地域探知、エリア探知の三類がある。


全マップ感知は、この世界の上空で空にいくつか浮かんでいルる人工衛星のようなものを使う。

そこから”RVPラビプ”の大きさが5メートルを超えたとき、もしくは空間干渉が発生してしたとき反応する。


地域探知とは、この星の地面にいくつも埋められている。探知棒と呼ばれるものに空間干渉の振動が感知されたとき反応する。


エリア探知とは、俺の持っている腕輪の宝石から五キロ以内に空間干渉の振動が発生した場合反応する。


エリア探知は近くにいるほど、小さい個体でも反応する。一番感度が良いのだ。


と俺も言っていて良くわからない所もあるが、今回は全マップ探知だ。


場所が遠いので、”グラス”の千里眼機能を使う。


いた。でかい。周りに魔物がひしめいている。


俺は転移する位置を決める。


俺の”次元空間転移”はこの世界では禁じ手で、使える者はいない。

何処にでも念じれば一瞬で移動できる。ただし、結界の内や外は例外で無理らしい。


俺は、”RVPラビプ”から1キロ離れたところの上空すれすれに転移する。

実は飛行魔法も使えるので、俺はその場でゆっくりと浮遊した。


RVPラビプ”相手だと、周りの空間が歪みだしているので、1キロ以上離れて転移する事になっている。

俺の転移とぶつかると時空に穴が開く恐れがあるというからだ。また自分の安全のためでもある。


”グラス”で”RVPラビプ”の位置を確認した。

森の木の上空をすれすれで飛行しながら、近寄れるところまで森を移動する。


黒い渦のような物体がそこにはあった。

5メートル位であろうか?

その黒い渦からは黒い触手の様なものが出ていた。

その触手は、魔物を取り込んでいた。


”異世界から侵入してくる世界を侵食する怪物”


神様はそう呼んでいた。


グウウウウウウウウ!


触手に絡まった魔物の色が変わっていく、黒い渦に変わっていく。


俺は”特殊攻撃イレーズ”を出すべく”イレーズ”と心の中でつぶやく。


シュン!


俺の手におもちゃの光線銃の様なものが出てくる。

ちょっとカッコ悪い。

誰だよ。こんなデザインにしたのは。

・・・・すみません。たぶん神様です。御免なさい。


”グラス”がロックオンする!

俺は引き金を引いた。


シュー!パーァアアアアア!


と光線が当たったと思ったら。


光の結界が”RVPラビプ”を取り囲む。


そのまま光の結界球が回転しながらしぼんでいく。


数十秒後すっかりなくなっていた。


そう、そこだけクレーターのように、丸く空間ごと無くなってしまったのである。


俺は上空を飛び回り、”RVPラビプ”の残骸が無いかを確認する。


どうやらもういないらしい。


「”RVPラビプ”か。」


と俺は呟いた。


このまま帰るのは勿体ない。レベルアップに魔物を倒すか。

と思い、魔法を撃とうとしたがやめた。

俺はちょっとある事を試してみた。


カチリ!と引き金を引く。

魔物に、”イレーズ”を撃ったのだ。


しかし、引き金を引いても出てこなかった。

RVPラビプ”以外の生き物は”特殊攻撃イレーズ”を使えないと聞いていたことは本当だった。


「”特殊攻撃イレーズ”でレベルアップとかは無理か。」


と呟いた。


仕方なので、魔法を使ってみた。


今日習った”エアプレッシャー”だ。


ズシューン!


周辺にいた魔物を数体つぶした。

呪文短縮が確実に出来るようになった。


次は剣で切るか・・・


ふと、俺は”剣に魔力や闘気を纏わりつかせて切る方法がある”と聞いた事を思い出す。

剣の練習の時はわからかったが、魔法の訓練の時にわかってきた。

そう、マイラムに教わった魔法の使い方のコツはイメージであった。

その方法なら可能に思えた。


剣に魔力を込める。

魔力が剣に纏わりついて、剣が振動した。


地上に降り、近くの魔物をその剣で切りまくった。

凄い切れ味に思えたが、実際は良くわからなかった。

魔物のレベルが五十前後だったこともあり、あっさり倒してしまったからである。


また、レベル差のせいか、経験値はあまり入らなくレベルも上がらなかった。


「もう少し、強い魔物じゃないと俺のレベルアップは無理か・・・・。」


俺は、呟きながら、”グラス”の千里眼で確認して城のトイレに転移した。

長距離単独転移なんて禁じての魔法を使ってるところを見られるのは不味いからな。


・・・・




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