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異世界神達のゲーム  作者: コクテン8
女勇者編
101/123

2-48 吹雪裕也 2

俺と真美子はレベル上げの仕事で、愛美さんを迎えに行った。


「あ、テツ様、どうしたのですか?」

「今日からまた復帰してサポートに入ります。愛美さん、よろしくお願いします。」

「はい、喜んで!」


と愛美さんは笑顔で答えた。久しぶりに見るとやっぱり可愛い。


そして、俺と真美子と愛美さんは”勇者試練のダンジョン”に向かった。


”勇者試練のダンジョン”の入り口には、裕也が立っていた。


正面から来たか。


「こんにちわ。ダンジョンに入ろうとしたら。知った方が来るみたいなんで、挨拶する為に待ってました。」

「おお、いつぞやの少年、たしか裕也だったけ?」

「ええ、そうです。魔族との戦いの時と路地裏では、お世話になりました。」


よし、ここら辺で釘を刺そう。


「そう言えば、裕也、最近真美子にプロポーズしたんだってな。」

「ええ、でもフラれましたよ。」


おお、あっさり答えたな。


「そうか。そうだよな、真美子は俺にべた惚れだからな。」

「テツさん、別にべた惚れじゃないんだからね。」


そこで、茶々を入れるな真美子。


「ところで、真美子さんの強さは分かるんですが、何故その強い真美子さんが、テツさんに惚れているのかわかりません。何か能力でも使っているんですか?」


能力だと!惚れさせる能力の事を言っているのか?その能力欲しい。


「ほう、俺が、真美子を何かの能力で惚れさせていると言うのか?」

「ええ、確かにテツさんの転移はオレと同じこの世界の転移じゃない高等なものです。けど、テツさんが戦ったところは見てません。前回は真美子さんが戦いました。魔族相手に自分は戦わず、女性を戦わせるなんて正気とは思えません。」


転移の使い手か。あとは、まあ、女戦わせて見てただけだからな言われてもしょうがないな。


「あれには、理由がある。」

「理由ね。そもそも俺には、若い女性がおじさんに惚れるのを理解できません。」


おじさんだと!


「ちょっと、裕也さん、テツさんをそれ以上挑発しないで。私がテツさんを好きなのは、自然に好きになったんだから。」


と真美子は声を張り上げて裕也に言った。嬉しいがまだ裕也を庇っているな。


「えっと、もしかして、テツさんてオレより強いのか?」

「ええ、私の数倍は強いの、だからもう言わないで、出来たらあやまって。ケガさせたくないわ。」

「それじゃ、その実力を見せてもらおうか、おっさん!」


それでも戦うと言うのか?しかも、おっさん!


「真美子ちょっとどいてくれ。」

「ちょっと、テツさん昨日乱暴しないでって言ったじゃない。」

「真美子さん、いいですからどいてください、オレもう後に引けないから。おっさん、こっちに来いよ。」

「ああ、いいぜ。」


と裕也は左の広い場所を指さし歩いて行った。

俺それについて行った。


愛美さんは黙って俺達を見守っていた。




俺と裕也は、10メートルくらい離れて向き合った。


「いくぜ!おっさん!」


といって、裕也は転移で消えた。


気が付くと俺の頭上で裕也が剣を振るった。


シュン!


だが遅い。


転移は他の物体との干渉を避けるため、目的物の近くには転移できない。

どうしても少し離れる。

そしてやはり、空間に歪みが0.01秒現れる。


俺は転移の使い手、転移は知り尽くしている。


俺は空間の歪みを察知し裕也が現れた時、もう動く準備が出来ていた。

そして、空中の裕也に瞬歩ジャンプと高速飛行魔法で剣を躱しながら右拳で腹パンをした。


裕也は空中でクの字で曲がってそのまま地面に落ちた。

俺は、その隣に立つ。


裕也は痙攣している。


右拳と一緒に呪詛を打ちこんだ。以前魔族が使ってた攻撃方法だ。


真美子と愛美さんは、裕也のいる場所へ駆け寄った。


「テツさん、やり過ぎよ。」

「手加減したんだ。怒るなよ真美子。」

「テツ様、凄かったですわ。」


真美子は、回復の指輪で回復魔法を掛けた。


吹雪裕也の体が光りだす。


痙攣は治ったものの、「げほげほっ!」とむせ返っている。


回復魔法の効きが悪い、当然、呪詛が効いてる。


「テツさんこれ、回復魔法が効かないわよ、何をやったのよ。」

「しばらくすれば治るよ。」

「しばらくって?」

「数時間」

「今すぐ治してよ。」


真美子、そんなムキになるなよ。ちょっと懲らしめてるだけだろう。俺が悪者に見える。


「わかったよ。」


俺は、裕也に手を当てて、解呪した。ダメージは残るように細工したけど。


「大丈夫なの?」

「解呪したから大丈夫だ。」

「テツ様、何をしたのですか?」


愛美さんが目をキラキラさせて聞いてきた。


「えーっと、打撃と呪詛を撃ち込んだ。」

「なるほどですわ。だから回復魔法が効かなかったんですわね。だからこの場合、解呪が必要なのですね」

「おお、愛美さんさすがだ。」


そうだよ。今回は俺が悪くないんだから、真美子も愛美さんみたく俺を尊敬してほしい。


「テツさん。さすがじゃないでしょ。まったく、裕也さん殺す気ですか。」

「殺さないで、苦しみを与えただけだよ。真美子。」

「確かにそれなら殺してないけど、酷いわよそれ。」


そこにフラフラと、吹雪裕也がやって来た。


「裕也さんまだ、痛む?」

「あ、だ、大丈夫です。真美子さん。」


クソ、これ以上、裕也をいたぶったら真美子がなんて言うか分からんな。

軽めに注意しておくか。


「少年これに懲りたら、おじさんをおじさんと呼ばないことだ。」

「オレの負けです。もう、おじさんて言いません。」

「分かればいい。」

「テツさん、よろしければレベルを見せてもらえないでしょうか?」

「何でだ?」

「今後、俺が超えなければならないレベルだからです。」

「ほう、まだそんな口が利けるのか。」

「ええ、生かしておくとオレは強くなります。怖いなら今のうちですよ、殺すのは。」


ここで殺すのも手だが、真美子がいるからな。

まあ、俺を倒す目的があれば、真美子に裏でちょっかい出さないだろう。


「なかなか口が回るな。いいだろう。見せてやるオレのレベルを。」


俺は認識阻害の指輪を取った。一部認識阻害は付けたままで。


「な、馬鹿な!四大魔将軍レベルだって!」「凄いですわ。」「テツさんまたレベル増やしてる。」


俺のレベルは、LV3882だ。


「少年、勇者なら、もっとレベルを上げろ。魔王は俺よりも強いぞ。」

「テツさん、きっとまた挑戦します。」

「ああ、待ってるよ。」

「さようなら。みなさん。」


と言って、裕也は転移で消えてしまった。


「さあ、真美子、愛美さん、ダンジョンに入りますよ。」

「はい。テツ様。」「はいテツさん。」




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