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まえがき

　面白い話の裏には、しっかりとした設定が付き物である。

　多くの作品を生み出しているＶＲＭＭＯというジャンルだが、そのもの自体は実在しない未来技術。つまりは空想上の産物である。

　それを如何にして面白く、楽しめる、物語上で人気のＭＭＯに仕上げ、そしてどれだけ読者が感情移入できる現実的(リアル)さを追及して作り上げるのか。

　私としては正直部分部分で深く考えたり考えなかったりとまちまちなのだが、こうして文章として纏めることで見えてくるものがあるはず。

　本編にはそれらの説明のために、実在する作品を例に挙げるとする。具体例としては、私が初めてＶＲＭＭＯというものを知る切っ掛けとなった『電撃文庫のＳＡＯ』をはじめ、『なろう』にて有名となった作品、そして私の執筆した習作を取り上げることとする。