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Happening Days  作者: nora
8/12

第七話 理事長

今度は高級そうな扉の前にいる。


そして表札には[理事長室]と達筆な字で書かれている。


なぜ俺を選んだのか、それ知りたくてここまで来た。


コン、コン


誰もいない廊下にノックの音が響く。



「どうぞ。」



部屋の中から、威厳のありそうな男の声で返事が返ってきた。



「失礼します。」



そして俺は扉を開けて中に入った。


部屋の中はアニメなんかで出てくる部屋そのままで、全体的に落ち着いた雰囲気をかもし出している。



「やはり君だったか。」



部屋の奥から先ほどと同じ声が聞こえた。


そこには、理事長としてはまだ若いだろう30歳ぐらいで、茶色の髪をオールバックにし、スーツを着た男が座っていた。


そして俺はこの人を知っている。



「お久しぶりです。仁{じん}さん」


「そんな他人みたいな言い方じゃなくて父と呼んでくれよ。」


「すみません、俺はまだ[信じていますから]・・・」


「・・・なら仕方ないね。」



俺にも秘密のいくつかはある。


そしてそれを知っているのはたぶん仁さんだけだ。


少しの沈黙の後、先に口を開いたのは仁さんだった。



「用件は、特活部のことかな?」


「はい、そうです。なぜ無能力者の俺を特活部に?」


「それは月光君が言わなかったかい?」


「あれだけじゃ納得いかないんです。もう少しちゃんとした理由を教えてください。」



いきなり『君たちと彼の為だ』と言われても納得する方が難しいだろう。



「それは君のほうがわかっているんじゃないかな?」


「??、言葉の意味がわかりません。」


「いずれわかるさ。で、用件は用件は他にあるかい?」


「い、いえ、これだけです。」



なにか追求しようとしたが、話を終えられてしまった。


(また今度聞けばいいか・・・)



「では失礼します。」



後ろを振り向き帰ろうとした俺に



「たまには、帰ってきてくれ。そうしたら[家族]も喜ぶから」



俺はその言葉を聞いた瞬間、泣きそうになった。


([赤の他人]の俺のことを家族とまだ言ってくれるなんて)っと。


でも俺はそれをしちゃいけない、と同時に思った。



「すいません、俺は帰りません。・・ですがいつかは伺いたいと思います。」



俺はそういった後に、逃げるようにその場を後にした・・・。












■□■□■  sile仁


「『でもいつかは伺いたいと思います』・・・か。」



(彼も一人で背負い込む必要はないのに・・・)



「そして自分の[秘密]にも気づいていないか。」



彼には、大きな謎がある。


そして本人も気づかない。



「でもいつか君は大きな壁にあたる。その時にその[秘密]に気づくだろう。」



(後は君の選択次第だよ。錬君・・・)



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