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Happening Days  作者: nora
7/12

第六話 勧誘

「大瀬良 錬君、特活部に入ってくれませんか?」


「は?」



(いやいや何をいきなり言い出すんだ!?)


とりあえず話がここまで来る経緯までさかのぼろう。










■□■□■


今俺は第二会議室と書かれた表札の扉の前に居る。


なぜそんな無縁な部屋にいるかは考えたくないので、現実逃避しておこう。


そんでもって隣にいる二人、紫苑と秀司はすごく緊張した顔つきで扉を見ている。


(試験前の大抵の人だって緊張するんだから無理も無いか。)


だが俺の場合は緊張よりもめんどくささの割合の方が大きかった。


(俺は何を怒られるんだろう?まだ何の問題も起こしてないのにな~。・・・は~ついてねぇ。)



「じゃあノックするね?」



と紫苑は言いノックをした。


コンコン



「どうぞ。」



中からさっきの放送と同じ声がした。



「「し、失礼します!」」


「しつれ~しま~す。」



どんだけ緊張してんだよ、と思いながら俺も部屋に入った。


部屋はとてもシンプルで右側には長方形の机がありその双方に長めのソファがあった。


逆の左側はいくつかの仕事机のようなものがあり、そこのひとつの机にの椅子に女性が座っていた。


(あれ?あの人どっかで見たような・・・・あ!)



「今朝ケンカを止めに入った先輩!?」


「あら覚えてくれていたんですね♪」



(そりゃあ、頭の上に人が立っていたなんて衝撃的なこと忘れる方が難しいだろう。)



「錬、この人とお知り合い?」


「ああ、今朝のケンカ止めに入った人だ。」


「まあまあ、立ち話もあれですのであちらのソファに座ってください。」



とソファの方に歩いて行った。



「じゃあ遠慮なく。」



そして、俺、紫苑、秀司の順で座っていく。



「それで、あなた達二人は何の用かしら?」


「は、はい!私たち入部試験を受けたくて来ました!」


「入部試験を受けに?それは困ったわね~。」


「どうしてなんですか!?ま、まさか私たちは受けられるランクじゃないとか・・・」


「いえ、そうゆう訳じゃなくて彼、大瀬君に話しがあるのよ。」


「そうだったんですか(は~よかった)。」


「わかり難い言い方でごめんなさいね、試験は後で行うけれどそれで良いかしら。」


「全然良いです。秀司も良いよね?」



紫苑は秀司に尋ねるが、秀司はボーっとしていて聞いてない。



「秀司?ねえ秀司!」


「へ、何?」


「秀司も試験後で良いよね?」


「あ、ああ。」



(??、ボーっとしてどうしたんだ秀司?)


秀司がボーっとするのは、珍しいので少し驚く。



「それで大瀬君、話と言うのは・・・」



(やっぱ今朝のことだよな~。)



「大瀬良 錬君、特活部に入ってくれませんか?」


「は?」





■□■□■


以上で説明終わり。



「えーっと・・・はぁ!!」


「ど、どうゆうこと何ですか!?」



驚く俺と紫苑。{秀司はいまだにボーっとしています}



「すいません、私も良くわからなくて・・・」



(勧誘する側もわからないってどうゆうことだ?意味わかんねーぞ!?)


余計に困惑する俺だが、一番理解できないのはそこではなくて


(なぜ、ランク外の人間を勧誘するんだ?)



「あの、彼は能力者じゃないですけど?」



俺の疑問を紫苑が変わりに聞いてくれた。



「私もそこがわからないんですよ。」


「えっと、誰が俺を勧誘するように言ったんですか?」


「理事長の推薦で勧誘しました。」


「!!」



(なるほどそうゆう事か、でもあの人何考えてんだ?俺をここに入れてどうしろって言うんだ?)



「その勧誘する理由はなんて?」


「それが『君たちと彼の為だ』としか教えてくれなくて?」



(俺の為?ますますわからねぇ。)



「そういえば自己紹介がまだでしたね、私は月光 優那{がっこう ゆうな}です。」


「私は黄川田 紫苑っていいます。よろしくお願いします月光先輩。」


「俺は、まー自己紹介はしねくてもいいですね。でこっちは・・・」



いまだボーっとしている秀司。



「(秀司?おい秀司!ボーっとすんな!)」


「・・・は!ごめん何?」


「名前だよ、先輩に自己紹介しろ。」


「ぼ、『僕』は大宮 秀司といいます。よ、よろしくお願いします。」



(僕ぅ!?あいつどうした?熱でもあんのか!?)


秀司は周りの目を気にしないタイプなので誰であろうとあのフザケタ喋り方をする奴だ。


なのでいきなり『僕』なんて言葉を使うことなどない。


なので熱でもあるんじゃないかと普通に思ってしまう。


紫苑の方を見るとあいつも驚いて目を丸くしている。


(やべぇ!今日、月でも落ちてくるんじゃねえの!?)


などと驚きを隠せない。



「どうです?特活部に入ってくれませんか?」


「へ?あ、ああそれは・・・明日でも良いですか?」


「はい構いませんよ。明日までに入部届け出せますから。」


(色々気になることがあるから確かめてこねえと・・・)



「では、黄川田さん、大宮君、これから入部試験をやりましょう。」


「はい!お願いします。」


「よ、よろしくお願い致します。」



(秀司の喋り方が怖いしキモイしメンドクセー!?)



「まずは、黄川田さんからで、音楽室に行きましょうか。」


「わかりました。」


「大瀬良君はどうしますか?」


「あ、俺はちょっと行くとこあるんで失礼していいですか?」


「どうぞ良いですよ。では明日の返事を期待しています♪」


「じゃあ失礼しました。」


と秀司は一体どうしたんだろ?と思いつつその場を後にした。



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