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カッケツ

作者: 彩生 静

誰かが泣いて 誰かが笑う

誰かが死んで 誰かが生まれる

誰かの一瞬 誰かの一生

誰かの夢想 誰かの現実


踏み潰した名前

かき消した本音

騙された夢の中

君が死ぬというのなら


僕は生きよう 僕は笑おう

君の一瞬の死を眺めて

僕は一生笑って生きよう

死にたいほど死にたかった日々よ

さようなら さようなら


君なんて知らない 君なんて見えない

君なんて要らない 君はなんで消えない

君が笑うのに僕は邪魔

僕が生きるのに君は邪魔


お互い指を切ろう

首を切るのはその後だ

死にたいほど死にたかった日々よ

さようなら さようなら

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