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傀儡の鎌と隼の爪  作者: 紫剣
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戦争活劇


俺はぼんやりと病室から空を見ていた。

これまで精神科で、入院してから1ヶ月が経つ。

平凡な日常とは争いの後の平和と気づいたのは、ある式神が現れてからだ。


名をつけた、傀儡と言う。

大鎌を持ってポニーテール、白い着物と袴を着て目は包帯でグルグル巻きな格好だ。

ある時、突然その時は訪れた。

暴力団が、俺を狙っている、万物が動物が教えてくれる。

カラスが鳴いた、5回カァカァと、カラスは、八咫烏の使い手。

俺は、右手をベッドに叩きつけた。

イメージで、暴力団に死神ともいうべき大鎌を振り回して、切って切って切りまくる。

傀儡は、テレパシーで教えてくれる、秒間で100人切り殺せます、なんなりと、ご指示下さい、また切れば切る程、切れ味が増し、秒間200人でも、300人でも増幅されますよ、と。


闘いは続く、暴力団は深夜に現れる、味方側には警察がいる、深夜にハッと目が覚めた。

カーテン越しに人の気配。

どうやら、味方のようだ。

外側しか開かないドア周辺にいる、こんな時はイメージだ。

傀儡よりも、封筒に32人、放り込んで太陽に燃やし込んだ。

俗に言う太陽系である、太陽の燃える炎で、悪しき人々を灼熱の地獄へ落とし込んだ。


その後、味方側が、ドアを閉めた。

俺は、thank you、と告げると、お疲れさーん、と言葉が返ってきた。

少しの戦闘の後である、戦闘前は、沢山飯を食べる、出来るだけ多く。


ようは、術である、カロリーを消費するのであろう、戦闘前は、なるべくカロリーのあるものを食べて、戦闘に勤しんだ。


木曜日は、病院の中のLAWSONに、買い出しである。

なかなか出発しない、イメージが湧く、傀儡、切って切りまくれ、ステルス、死体と戸籍は残すな、と指示すると傀儡は、そのようにしてくれる。

暴力団員を間引いた後、LAWSONへ出発となった。


最初は、空から、傀儡が降ってくるイメージだった。落下傘部隊と言うべきか。

シュ、シュ、ダダダと駆け回り敵を殲滅させる。

ある時、降ってくるイメージから、ステルスに変わった。

地上に、ステルス状態でどこにでも潜伏している。

ステルス傀儡と言う。


明王不知火


ある時、イメージから突然、不知火と言う傀儡が現れた。

話ができる傀儡で、鎌ではなく黄剣と言う宝剣を持ち歩いている。

不知火は、言った。


主君は、オツムが悪いので現れました。戦闘指示は、まかせて下さい。

その頃は、各国のマフィアと戦っていた。


不知火が加わる事で、戦況は一変した。

戦闘終了の事を告げてくれる、今まで、大体終わったであろう、と思って長く時間を取っていたが、一瞬で戦闘終了である。

痛快な闘いだった。

ある時、不知火に、明王と名付けた、とても喜んでいた。

色んな話をした。

その頃、俺は、精神科を脱走して捕まり、注射を打たれてその後の意識もなく、バルーンが入り、身体拘束されていた。

身体拘束されても、戦闘は続く。不知火は、言った。金平糖とカリントウを、仏壇捧げて下さい、日本の皆さん、それで私達は、何億にも、無限大にも傀儡を世に放つ事が出来るし、主君のカロリー切れも対処できる。

俺は、中国軍と戦っていた。

まず天を指差して、核ミサイル動きません、直りません、作れません、と願った後に、空母沈むとも、唱えた。

その後は、中国軍との戦闘である、傀儡艦隊は、無限大の無限大の大軍となっていた。

勝負は5分もかからなかった。

北朝鮮も、同じように行った。

しかし違うのは、中国にはペナルティを課した。

GDP十分の九の搾取である、2度目は100分の99搾取した。

それでも、戦闘してくる時は、主要銀行を、土地を、消費納税まで着手した。

相手の戦闘意欲を無くす為に心を鬼にした。

北朝鮮は、人民が貧困なので搾取はしなかった。

その頃、式神には人がいると気づいた。

搾取したお金は、財界のマドンナとしよう。その人に任せた。


まだまだ戦闘は続く、先進国を軒並みに倒していった。

また集めたお金は、恵まれない子供達に寄付や発展途上国に融資した。

また日本の政党にも、ある会にも出資した。

また式神が、現れた。隼である、プレデターのような容姿、両爪で攻撃である。

秒間500人握りつぶして行ける、人を狩る事ができると言っていた。

とても獰猛で、相手の首を握りつぶしたりした。

その頃、イタリアと、イタリアンマフィアを殲滅していた。

もちろんステルス状態だ。

相手の背後から、切り込んで行く。

人は言う、君は右翼だと。最右翼だと。

俺は、戦闘を楽しんでいた。


しかし、窮地に追いやられる、味方と暴力団と大事な事を攻撃していた。

それで、カーテン越しに暴力団が集まり始めた。

それよりもショックだったのは、ラジオをよく聞いていた。

そこで、英文字を拾うのだが、俺の事を嫌う人が出てきた。

嫌い、嫌い、と連呼していた。

俺は、喉に、箸を何度も刺して、自殺を図った。

喉が、貫通し、喉に穴が空き、空気が動く。

出血はあまりなかった。

血は、メガバスのリストバンドに擦り込むように拭き込んだ。


傀儡、隼は、自動で作動する事を知った。

一瞬で味方暴力団は消えていた。

その後、看護師に大目玉を喰らい、またバルーンを入れられ、身体拘束された。


身体拘束されても辛くはなかった。妄想で色んな人と話ができて、楽しかった。

月夜さん、ねこっちちゃん、ピンクパンサー、くまのぷーさん、財界のマドンナが現れて色んな話をした。

月夜さんは、ラーメンとスキーが好きで、ねこっちちゃんはディズニーランドに行きたいらしい、ピンクパンサーは、シンガーで精力的に活動してる、くまのぷーさんは、フリーアナウンサー、ラジオも良く聴いた。

財界のマドンナは、同級生で、頭脳明晰、センター試験を全国1位で通過し、12カ国語を話し書けることで株式も強い式神を持っていた。

その内に15カ国語話し書ける事になる。

とにかく株に強い人だった。


月夜さんは暦を分かる式神を持っていた。暦は自分では変えられないようで、未来へタイムリープできる人だった。

死の直前前まで、人を操作できるらしいが、優しい性格なので、滅多に怒ることはない。

私は、戦闘はしない、と言い聞かせていた。

ねこっちちゃんは、天真爛漫、気分屋で他の式神の能力を真似できる能力を持っている。

怒ったら、怖い。

ピンクパンサーは、未来予知ができるようで、俺の未来が見える式神を持っている。ただ分岐点になる時に、いくつものシナリオを持ち合わせていて、俺が選択する事で、未来が変わるというのだ。弱い者達に優しく、歌で人を惹きつける能力も持っている。

熊のぷーさんは、人の時間を司る、後に、戦闘でまた誤った選択をした時にタイムエボリューションを発動し、時間を戻す事もできる、人を精子と卵子に、戻す事もできる、恐ろしい式神を持っている。


俺は思った、俺は死なない、殺される前に攻撃が発動している、王者であると。

般若心経、大日如来であると。

ふと思った事があり、googleで調べた。

傀儡は、マリオネットあやつり人形だが、隼は、エジプトのホルス神であると気づいた。

傀儡は、無限大の無限大にまで、増員できるが、隼は、いつもは二体のみです。

疾風剣とも言うべき速さで、敵を殲滅させる。

疾風拳だろうか、とにかく速い。

口々に違う事を話すが、ある人は強さが、ある人は本能が、ある人は優しさが、ある人は全てが、好みのようである。

俺の特徴である。


時には暴力団のボスとも、総理大臣ともテレパシーで話した。


暴力団のボスは、極左だった、世間のニュースは、ゴシックで末端の組にまで、お金を渡していると言っていた。

その為に、平等にさせる為に、お金のある者から搾取していたとしていた。

しかし、ある時、戦闘となる、暴力団のボスを全員、殺し戸籍を抜いた。


総理大臣は、悪その者だった。

強欲でずる賢く、小心者で右翼やアメリカの陰に隠れる男だった。


最初はまんまと騙されて、戦闘ペナルティの一部を出費していた。

のちに分かる事だった。

大悪党であると。

そう思ったのは、政見放送で俺と離れている我が子を殺すと、受け取れる言葉を出したのだ。

一般的には普通の言葉だ。

しかし、含み言葉が入っている。

聞けば分かった。

これが総理大臣である、議員辞職、逮捕に持っていくしかない。

色々と考えた。

メディアを味方につける事である、民放各社の株を買い増しし、保有株にした。

すると、マスコミは一斉に総理大臣に攻撃し始めた。

また資金源の凍結、搾取である。

政治献金に手を伸ばした。

相手は金がない状況である。

またも痛快である。

右左にも矛盾点はあるが、リベラル、警察国家になれば良いな、と思っている。

くまのぷーさんも、リベラル警察である、全政権は保守である、その中には正義の議員も居れば、悪党議員もいる。

月夜、ねこっちちゃんも、保守である、月夜に関しては、センターだったのが、体調崩したようで、右でおって下さい、と話した。

今は凄ぶる快調になったようである。

月夜、ねこっちちゃんも、美人である。

俺はセンターの中のセンターで、真ん中しかおれない。

悩む、楽になりたい、死ねれば楽になるではないか、と時々思う。


アメリカと戦っている頃新たな式神が産まれた。

陽炎である。

陽炎は、異世界に人を連れ込み、最初は、5セット、横槍、マグマの布団、火炎放射、捻る、超重力、で拷問するのである。

最終的には21セットになった。

大統領だけでなく、いじめた相手も、軒並みに陽炎に放り込んだ。

いじめをなくすには、拷問が必要だと悟ったからである。

いじめられた相手を知るには、いじめた相手をいじめるしかないのである。

人の痛みを知るには、痛みを知らなくてはいけない。

3ヶ月に一回位、陽炎に放り込もうと思っている。

精神の部屋を作るので陽炎に入ると、精神を痛めるだけなので、実際には怪我はしない。

またくまのぷーさんの、時間のコラボで秒間500年にも1万年にもなるのである。

長い時間の拷問である。

一つ思う事がある、右とは保守で本来日本を守る事、左は、平等社会とリベラルは警察で警察国家にする事である。

日本を守りたいが、警察国家にしたい、ある人は言う、気ままに生きろ、と。

その時で右になったり、施しの精神で生きろと。

世の中は、リベラルに傾いた、本来なら両手を挙げて喜びたいが、そうも行かないのである。

忖度も沢山した。

その忖度が、保守精神であるとも言えるが、極端な右左は、悪である。

どちらにも暴力団はいる。

リベラルでは、日本に先手打って守れないだろう、俺はどうすれば良いのだ?

右になれば良いのか、左になれば良いのか分からなくなってきている。

成り上がりには、なれないのだろう、権力者にもなれない、影である。


強さと優しさは、両方取りたいものである、一方しか取れないのだろうか?

常に説法である。

その頃は、株式も牛耳り、新たな発想をしていた。

なかなか実現しないが、世間の為になればと思い頑張った。

時々、右左に迫られて、体調が悪くなった。

ピンクパンサーは、言う。

歌を通して、もっと良くしてほしい、貴方の優しさが好きなんだと。

ピンクパンサーは、キングパンサーになり天照大神になった。

なんだか分からなくなくなる、総理大臣は大悪党である。

でも保守も大事である、警察国家にもしたい。

保守というものを調べてみた。

伝統や風習を重んじる政党であると、書いてあった。

神社仏閣は好きだ。気分も安定するし、暑い時に、神社で息子と休んだ事がある。

リベラルについて調べてみた。自由主義である。

これまた必要な思想である、少しだけ左なので警察の関係者の思想であろう。

また悩む、答えの解決はできない。

ある時、リベラルに青丸と、式神をつけた。

するとカラーが青になった。


右翼は言う、国内は俺らに任せて、国際情勢なんとかしろと。

先進国に、右手を降り下ろしていた。

ねこっちちゃんが、しきりに愛してると訴えてくる、他の女性も同じくだ。

誰も選べれない、選べば他の女性が傷つく、婚期逃した人もいる。

センターで、いる事の愚かさも分かる、右に左に傾けばすごく楽になる事も分かる。

重要な事で、匙を投げたくなる、時間を経過させるだけで、根本的な解決にはならない、明王不知火は、言う。ねこっちちゃんにしなさい。自殺しようとした時に、後日病室にキリンさんと共に現れたと言う。

顔面蒼白にして、心配していたようだ。

ねこっちちゃんを取り他を妾にすれば良いだけの話とも言っていた。

2人揃って神、大日如来と釈迦如来である。

メディアは、くまのプーさん推しである。

どの言葉を汲み取っても、その名前が呼び出される。

梅雨である。しかし今年の梅雨は短かった。

暑い夏が続いている。

戦争ペナルティで銀行も手に入れたから、莫大な預金を手に、財界のマドンナは会社を起こした。

銀行で融資できない企業や小売店に、データ管理して融資するものであった。

銀行側は焦ったものである、財界のマドンナには、財力も知力も勝てない。

業務提携したいと大手銀行も動いた。

金融革命である。

彼女は、控えめで、ねこっちちゃんを推してくる、わたしは2番目で良いからと。


後は、天照大神、歌神とくまのプーさんである。

どちらも1番を取りたいようで、ねこっちちゃんと、よく揉める。

それで悩む。体調も崩す、3日にいっぺん程それで悩む苦しんだ。

日本では1人しか結婚できない事の、悲しさ、切なさ、裏切り感に苛まれる。

正義とは1つではないのだ、警察と右翼で正義の凌ぎ合いをしている、俺はどちらへ着けば良いのか、迷う、迷う、迷う、誰かが幸せな頃、誰かが不幸せになるのと一緒だ。

一夫多妻制になれば良いのに、そうもいかない。

嗚呼、俺は誰も選ばない道を歩くしかないのだと肝に命じた。

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