白ワイン風の水事件
初めて小説を書きました。変なところがたくさんあると思いますが、楽しんでいただけるとうれしいです。
白ワイン風の水事件、それは追い込まれた人間が起こした恐ろしい事件であった。この事件は入社3年の平社員である水科と彼が彼の上司の上川と一つ下の後輩の広田の3人が仕事終わりの20時ごろ一緒に雰囲気の良い居酒屋でお酒を飲んでいるときに起こったものであったことをここに記しておく。
「とりあえず、今日も仕事お疲れ。乾杯。」「かんぱぁーい」という音頭から3人はビールを飲み始めた。「2人とも飲みが足りないぞ、もっと飲め。」という上川の言葉に対して部下の2人は「はい、つぎ何飲もうかな。」という雰囲気で1時間が経過した。
「2人とも、ビールは飽きただろう、白ワインをみんなで飲もう」と上川は言った。そして、まもなく白ワインが入ったワイングラスが3人の目の前に置かれた。
そのとき水科は、3人の中で一番お酒に弱いため、酔っ払って気持ちが悪くなっておりもう目の前の白ワインを飲みたくなかった。しかし、上司からのお酒を断ることや後輩の前で弱い所をみせられないため「すみません、もう飲めません。許して下さい。」というセリフをいうことができなかった。そのため、気持ちを悪くし、胃の中にある酒を出して気分を良くするため、なぜか飲みかけのワイングラスを持ってトイレにむかった。そこで事件が発生した。
胃の中の酒を便器に出し、洗面台で手を洗おうとしたベロンベロンの水科は、自分が飲みかけの白ワインが入ったワイングラスをもっていることに気づいた。そこで、悪魔が水科にささやいた。「もう、酒は飲みたくないだろ。じゃあ、白ワインと洗面台から流れる水を入れ替えろ。大丈夫、居酒屋という場所は暗いから誰も気づかないさ。」そのささやきを聞いたあと、どういうことか水科はワイングラスに入っていた白ワインを洗面台に捨て、そのかわりワイングラスに水道の蛇口から水を入れてトイレを出た。
「おかえり、ところで先輩、その手に持っているのは何ですか。」と広田は、水科の持っているワイングラスを指して水科に問うた。
それに対して真面目に水科は答えた「白ワインだ」
「もういちど、聞きます。そのワイングラスに入っているのは白ワイン風のなにかですよね。白ワインではないですよね。」広田は改めて問うた。
水科は少し動揺しながら答えた「いや、白ワインだ」
「いや待て、水科。もう一度聞く。そのワイングラスに入っているのは白ワインではない。白ワイン風のなんだ。」ときつく広田は問うた。
「このワイングラスに入っているのは白ワイン風の水です」と水科は申し訳なそうに白状した。
「ワイングラスに入っている白ワインの色がすこし変だったこととトイレに行く前よりグラス白ワインの量が増えていることから、変だなと思い、こいつ白ワインを捨てて水を入れたなと思いましたよ。」と広田は、水科を問い詰めた理由を上川に説明した。
「ごめん、もう限界だったんだ」水科は広田に謝った。
そこで、上川は2人の間を取り持つようにこう言った。「水科、私たちを騙した罰だ、もっと飲め。」そして、水科のまえに新しい白ワインの入ったワイングラスが置かれた。
「ちょっと待ってくださいよ~」とあせりながらと水科言い。よけいに白ワインを飲んだとさ。
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