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 今日も今日とて、姉に良く似た小生意気な姪っ子は、どういうわけか元気があまりないようで、ここ最近熱中していたゲームにも手をつけず、ベッドの上に座ってため息を吐いている。


「……お母様に怒られました。最近、帰りが遅いと。遊んでいる暇があるなら勉強しなさいとのことです。これ以上、こういうことが続くならおじさんの家に行くのは禁止するとも言われました」


「あー、たしかにここ最近、結構遅くまで居ること多かったからな」


「お母様は意地悪です。ほとんど家にいないくせに、そういう要求だけはするんです。私が遊んで何が困るんですか。私はカンカンです」


「……まぁ、そう言ってやるなよ。あの人はあの人なりに心配してるし大事に思ってるんだから。昔から頭が固くて、バカみたいに真面目で、無駄が許せない不器用な人なんだ。人付き合いも壊滅的に下手だから、娘相手に思ってることもうまく伝えられないんだよ」


「適当で無駄な時間ばかり過ごしているおじさんのお姉さんとは思えないですね」


「急に刺してくんじゃん。そういうとこめちゃくちゃ姉貴に似てるよ」

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