表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
まだおっさんじゃない冒険者と小生意気な姪  作者: 日暮キルハ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

31/35

31

 今日も今日とて、姉によく似た小生意気な姪っ子は、いつも通り我が家で……というわけではなく、夏休みの思い出作りと銘打って過去の転生者が作ったらしい遊園地の入場口で開園の時を待っていた。


「つーか、俺は引率ってことかと思ってたんだけど」


「? どういうことですか?」


「いや、こういうとこって家族連れとか友達と来るのが多いイメージあるからさ。友達いないの?」


「失礼ですね、いますよ。休みの日まで会いたいと思わないだけで」


「それはもはや友達なのか?」


「それに、仮に誰かと来ることになったとしたらおじさんは呼びませんよ」


「はいはい。人に見せられない残念なおじさんで申し訳ありませんね」


「いえ、おじさん地味に有名なので。たぶん一緒に来た子が落ち着かないですよ。謝ってください」


「なんでお前のイマジナリーフレンドに謝らなきゃいけないんだよ」


「そんなわけで、おじさんと遊園地に来れるのは私くらいなのです。ありがたく思ってください。おじさんが一人で来てたら不審者として摘まみ出されてますよ」


「一人だったら絶対に来ねえよこんなとこ」


「そのわりにはアトラクションの名前詳しかったですよね」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ