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今日も今日とて、姉に良く似た小生意気な姪っ子は、昼食の準備に取りかかる俺の隣で何が面白いのか微動だにせず手元を覗き込む。
「おじさんは料理が上手ですね」
「そいつはどーも。邪魔になるからあんま近寄りすぎないようにな」
「社会の邪魔者のニートのくせにほんとに上手です」
「ニートへのあたり強すぎない? 邪魔って言ったの気にさわった? ごめんね? あと、俺はニートじゃない」
「昼間から働きもせずにロリと遊んでるのに?」
「嫌な言い方やめろ。というか自分で自分をロリとか言うな」
「ところで、実は最近私もおじさんを見習って自炊をしてみたんです」
「全然聞いてないし……。で、なに作ったの?」
「ロリコーンです」
「シスコーンだろ」