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 今日も今日とて、姉に良く似た小生意気な姪っ子は、何を見ているのか焦点の合わない目でぼーっと天井を眺めていた。


「何やってんの」


「……おじさん」


「なに?」


「ジュース持ってきてください」


「ナチュラルにパシろうとしてんじゃねえよ。つーか、お前の方が近いだろうが」


「なんかやる気がでないんですよ。さながらいつものおじさんのように」


「わざわざ後半付け加える意味あった?」


「無駄な体力でした。どうしてくれるんですか」


「なんだこいつ。つーか、あれだろそれ。燃えつき症候群。この間まで魔法祭で忙しかったから反動でやる気がでないんだ」


「なるほど。おじさんもそうなんですね。生まれてからずっと」


「口だけやる気満々だな」

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