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 今日も今日とて、姉に良く似た小生意気な姪っ子は、なんとか退学を取り下げてもらうべく一緒になって頭を下げて、使えるコネ全てを使って、いかに才能ある人材かを説明して、どうにも姪っ子の退学に一枚噛んでいるらしい教頭の弱みを握って黙らせて、ようやく退学を取り消されたので無事に学校に行って帰ってきた。


「結局、そもそも私は退学じゃなかったってことですね」


「まぁな。調べてみたら、あの教頭あちこちから金もらってお前を退学にしようとしてたみたいだし。お前の成績、座学は終わってるけど実技があれだけ出来てれば本来おつりが来るレベルだし。学校の方針が変わったのかと思ったけど、変わったのは教師の質だったな」


「お母様の娘なせいで変なことに巻き込まれてしまいました」


「あの人、貴族に嫌われがちだからなぁ……」


「娘の私はいい迷惑です」


「……ま、俺もあの人の弟ってだけでしょっちゅう余計な揉め事に巻き込まれたから気持ちは分かる」


「お母様の娘なせいでなんか補習があるとか言われましたし。ほんとお母様のせいです」


「それはお前のせいだ」

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