第1話 転生して前世の記憶を思い出しました
はじめて小説を書きます。
異世界転生モノ大好きです!
これは、「紙ってどうやってつくるんだろう...」という便利な現代に生きる私が持った疑問から生じた話です。
とりあえず、生活のあらゆるモノをゼロから作るとしたら・・・みたいなことを知りたくて、調べていたら面白おかしく書いてみたくなりました。
R15は保険です。
設定あまあま、亀更新ですが、頑張りたいと思います。
どうも、みなさんこんにちは。
私は工作大好き!工業高校卒の田舎娘、美駒多代です。このたび、交通事故にあい、今話題の転生なるものを経験しています。
お母さん、お父さん、弟、じーちゃん、ばーちゃん、おばさん、おじさん、・・・、そしてご先祖様、本当にごめんなさい。親不孝な私を許してください。
すべてこのクソ女神が悪いのです。私のこと忘れないでね・・・でも、元気に暮らしてね(号泣)
私のことはおいおい話すとして、今はこのあふれ出る怒りをひたすらに愚痴りたいのです。
美しい女神様に「転生して、私の創造した世界を助けてほしい」みたいなことを言われた。
どうやら私が転生する世界は魔力が地球で言う酸素みたいなもので、魔力を生み出す生物がいるものの、人間や他の種族が魔法に頼り切りな生活を何千年も続けたせいで魔力が枯渇し始め、生活どころか生き物の生存すら脅かされる事態なんだとか。
確かに地球から酸素なくなったら死ぬよな・・・というのは容易に想像できるし、なんとかしてほしいのはわかるけど、なんでこんなになるまで放っておいたわけ?普通神のお告げ的なものでなんとかするでしょうが!
それが、居眠りしてたら亡くなった地球の発明王の魂を拾い損ね、再びふて寝すること90年、さすがにやばいと思って転生する魂の選別をしていたら、天寿を全うし、弟子も大勢いた熟年の職人の魂と、職人と同性同名だった私の魂を見間違い、私の魂のろうそくをふっと吹き消してしまったらしい・・・
は????
え??
一万歩ぐらい譲って、同性同名の職人と私を見間違うのはあるかも?しれないが、いや、、やっぱないわ~
魂のろうそくってそんな簡単に消えちゃうの??!!
ふう~って、ふう~で消えたった私の魂のろうそく・・・
ああ悲しい、というか悔しい!
それで、異世界に転生する時にお詫びでたくさん特典付けておくから期待してねって言ってたくせに、転生したら大貴族だったけど魔力0。
容姿端麗だけど魔力0。
もう一回言うけど魔力0。
転生して、前世の記憶がよみがえったのが魔力測定の日、私3歳。
3歳にしてこの世界では人間扱いされない魔力0。
あのクソ女神、今度会ったらぶっ殺してやるっ!!
特典なら魔力チートとは言わないけど、全属性魔力とも言わないけど、多少魔力を多くしてくれてもいいじゃないか!!
それで、貴族にありがちな、恥になる者は隠せ、消せ、抹殺せよ、みたいな感じで私は領地の端っこに幽閉されてしまいました・・・
って言っても表向きだけどね。
クソ女神からもらった特典のなかで唯一良かったのが、愛がある大貴族家庭に転生させてくれたことだろう。
父様はこの国の宰相で、公爵だ。
大貴族だが、元王女の母様と大恋愛の末結婚したんだとか、私は3歳なので両親の馴れ初めはまだ詳しく教えてもらってないのだ。
兄は3人、姉は3人の7兄姉の末っ子として生まれた。
兄姉多過ぎぃ~9人家族なんて前世でも滅多に聞かないよ。
魔法が発達しすぎている世界だけに、回復魔法とかいろいろあって出産が命の危機になることは少ないらしい。
父様も母様も私たちを愛してくれているのがわかるし、兄様達も姉様達も末っ子の私をかわいがってくれている。
というか、私は、とても甘やかされている・・・わがまま娘になるくらい・・・
普段は王都で生活している私たち家族だが、魔力0の私を守るため、頭を打って精神に重大な問題が生じ、母様もショックで倒れてしまったため、とか適当な理由を付けて、母様と領地で暮らせるようにしてくれたのだ。
王都に残るのは父様と一番上の兄様、姉様と二番目の兄様、姉様の5人。
三番目の兄様と姉様は双子で私とあまり年が離れていないので母様についてくることになった。
もちろん、父様と兄様、姉様達はめちゃくちゃ嫌がってけどね・・・
と言うわけで、領地でのスローライフを満喫するぞ~!!
と、のんきに意気込んでた時が私にもありましたわ・・・
この世界が魔法に頼りきりで滅亡しかけてることを忘れていた。
全部一人称になってしまいました・・
次からちゃんと台詞入れます。