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独活は書斎にて・・・
後悔を滲ませ口にする・・・・・
怜奈の特殊性をガウスのオカシサヲ考慮していれば・・・・
「柊さん干渉は」
「ダメ<風景>の作りが独自すぎて」
「俺が迂闊過ぎた」
「うん。私もだけど」
二人はガウスと怜奈<風景>に入り・・・
何時間にも及ぶ謝罪後いちゃついているとは・・・
流石に独活も柊も気が付かないワカラナイ!
独活は頭垂らし無念を
「ガウス君の事だからウヤムヤにすると気楽に・・」
柊は天井を見上げ
「怜奈ちゃんいい子だから大丈夫と。でも・・・・」
思考切り替え二人は・・・
ガウス死亡前提でいかに怜奈に罪が及ばない方法を・・
深夜
二人ガウスと怜奈は<風景>から帰還
独活は相談に乗る事に・・・
ちなみに柊は・・・
「どうして私には来ないの・・・(泣)」
独活は寝室の大きい窓の前に座り・・・
作務衣姿で片手で本を持ち月明かりを浴び・・・・
「独活さんばっちりです!」
「柊さんも一緒で良いと思います!」
柊は思案する。
「でもガウス君苦手・・・・」
独活は容赦なく同意・・・
「俺もです・・」
二人は静かに・・・・・目でせめぎあい・・・
柊が折れる・・・
「さてお茶とお茶請けでも用意しますね」
独活はフゥーと表情をゆるめて
「柊さんありがとう」
「いえいえ~」
独活は怒涛の展開に思考が・・・・
え・・何添い遂げた・・・ガウス君・・茜君は・・・
あ~ナルホド・・・怜奈君から・・・・
ガウス君・・・甲斐性・・無いから・・・
怜奈君いいのそれで・・・まあ人生長いし・・
独活は柊と頷きあい・・・
「二人は<ヒガン>に住みたいと」
柊は気が早いかなと思いつつも
「子供はどうするの<ヒガン>の子で良いのかな?」
ガウスと怜奈は迷う事無く
「「はい」」
柊は嬉しそうに怜奈の手を取り話し始める・・・
一方独活は思案する・・・
「いいよでも。条件がある」
柊は驚き口を・・・・独活は目で説得し続ける・・・・
「ガウス君は俺の弟子になって貰う」
ガウスは怜奈を頼る・・・
怜奈は思案することなく頷く・・・
「お受け致します」
柊は思案後笑顔で怜奈に提案を
「ねえ怜奈ちゃんお弟子さんになって」
怜奈はガウスを気にし・・・
ガウスは独活と柊の配慮に感謝し
「柊さんお聞きしたい事が」
「なにかないいよ」
ではとガウスは遠慮せず
「お二人の直弟子として怜奈の独活邸での居住を」
柊は大きく頷き喜び独活は驚く!
「もちろん。いいよ!ね独活さん」
「いいですね!」
怜奈は柊と独活に頭を垂れ
「よろしくお願いします」
柊は怜奈の手を取りガウスに
「しばらく怜奈ちゃん借りるね」
「怜奈さん楽しんで来て俺は大丈夫だから」
怜奈はガウスにムゥと・・・
「柊さん少しいいですか」
柊はわくわくしながらガウスはびくびく・・・
「私にさんは禁止で呼び捨てでお願い・し・ま・す!」
ガウスは・・・怜奈の凄みの効いた笑顔に・・負けた・・・
「・・・怜奈楽しんでね」
怜奈は溢れ零れ咲き誇る笑顔を柊に向け・・・
「ガウスさんありがとう」
「柊さん行きましょう」
柊はしろくぼーとした・・ガウスに哀れみ・・独活を・・・
独活は力強く頷き・・・・・
独活とガウスは語り合う・・・・・・
人生は・・・・・・・・・
今日も二人は・・・・
「独活さん今日もありがとう」
「柊さん今日もありがとう」
ガウスと怜奈は二人寄り添い・・・・・幸せを・・・。
お読み頂き有難う御座います