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ガウスは目に見えぬ力を欲する!  作者: ウドン9191
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 黒で塗りつぶされた空間で・・・・


 ガウスは切りつけられている

後刺されてもいる


 刀を振るうは九牙 怜奈・・・

<鬼>となり己の角である名を封刃 <縁>


 ガウスは独活の忠告を聞き入れ・・・・

先ずは怜奈に打ち明けた・・・・

真実に嘘をまぜ込んで・・・・

怜奈は<風景>での謝罪を要求・・・・・

そして・・・・


 怜奈は冷たく冴えた思考にて隊長を弱らせる

其の心は深く傷つき痛々しい・・・・

ざしゅずぶずぶにちゃー怪音が怜奈は嘆息し

「馬鹿だ!ばかだと思ってましたが此処までとは・・」

ざしゅとまた

「分かりますか!敬愛する!隊長を!切り刻む辛さが!」

こんなやり取りが数時間にも及び両者とも限界が近づきつつ・・・・

 

 ずぶずぶと刺されながらガウスは反論する・・

地面にうつ伏せに身体には傷は無く

しかし怜奈の振るう封刃の影響でガウスは弱体の一途辿り・・・

「隊長は功なんだけど・・・」

怜奈は手を止め大きく頷く

ガウスは安心する・・・・・

笑う怜奈の金色の瞳をガウスは心に刻み付けるたとえ・・・・


 怜奈は気付き一層笑みを深くする

「本当に分かり易い」

ガウスはうろたえ其れでも魅入られて見惚れて・・・

怜奈は片手で首を持ち上げ

「ちょと苦しいですよ」

ガウスは笑う 

怜奈はムゥと

二人は向かい合い笑う

「ねえ~隊長」

ガウスは表情から余裕は無くなり

怜奈は油断なく容赦なく余裕も無い

両者はぎりぎりと・・・せめぎあい・・・・


 ガウスはもはや思考していない・・・・いや・・

倒すべき敵 九牙 怜奈の油断を待つ・・・・それ・・・

「隊長は功だよ」

怜奈は笑う魅せ付けているのか

ならみなければい・・・目が吸い込まれる・・

じゃまふぁ・・・お前が邪魔だ!

ガウスは偽るの止め疑問を

「怜奈さん望みは?殺しや憂さ晴らしではないよね」


 怜奈は隊長の恐ろしさに身が震える

思考の切り替えが早い・・・

思わず望みを口に・・・・

言えば負ける・・・・

ここは・・・・

「隊長ですよね。認識阻害を利用して主従無くそうとしたの」

怜奈は笑いながら注意深く探る

ガウスは・・・・

「怜奈さんは功の部下だし・・・」

怜奈は・・・戸惑う・・探りの手ごたえを感じる

「隊長は私が欲しい・・・」

「ガウスだよ」

怜奈は笑いながら切りつける

「そうそう危ないところでした・・・」

ガウスは痛がりでも深く笑う

「えひどくない」

怜奈も深く笑う

「誰が。どの口で。私に。」

怜奈は大きく息を吸い込み

金色の瞳を輝かせ悲しみをそして望みを隠し咆哮する

「隊長が!お前が!私を!信じた!私を!」

怜奈は怒りを憎悪を燃やす・・・・

「なぜ好きで欲しいものを隊長は・・・」

「理想ですか」

ガウスは笑うこれはキツイだから笑う

「いやそうやって此処まできたし」

「この生き方が・・・・なんだろ・・」

「自分が大切で」



 怜奈は会話に期待していない

隊長は嘘しか言わないだろう・・・

何処までも望みに辿り着かない気が・・・・

可能性に・・・自分に・・・まだ諦めるには・・・


 怜奈はまだ辿りつけない

ガウスは立ち上がる

怜奈は望む

ガウスは弱体の影響から抜け出し油断し

怜奈は辿り着いた・・・・・縁は満ち今こそ・・・


 怜奈は最後だとまだこんな・・・・

ガウスは己と怜奈を貫く封刃をそして・・・

「この封刃<縁>を以て」

怜奈は勝ち誇るそして笑顔が咲き誇り

ガウスはただ受け入れ笑う

「添い遂げさせてもらいます」


 怜奈は隊長の名を呼ぶ

「ガウス・エナキですか」

「エナキは大切でさ」

「おじい様ですか」

「理由はね」

「あったこともないのに」

「女神にさんざ自慢言われてきたし」

「で功さんと混じるのはよしたと」

「女神は血脈だけでも<ヒガン>にと」

「けど良く功さんの七光の新さんの盗めましたね」

「おじい様直伝の<贋作>で功を真似て」

「<魔道>で完成かな」

「<魔道>は関係ないですね」

「ただ新さん好きで混ぜるとか・・・」


 ガウスは怜奈に

「けどなんで俺と添い遂げようと」

「また何時から」

「一目惚れですかね」

「ほんと」

「嘘です」

「ガウスさん嘘を平然と混ぜるし」

「何時もいるし強いし頼れるから」

「いつの間にか幸せすぎて・・・・・」

「すぎて・・・」

「何時までも居ると思ってけど」

「けど?」

「ガウスさんは弱く儚い・・・・」

「そんなことは」

「誰かの為」

「が・」

「になって無いんですよ」

「え」

「気が付いて無いですよね」

「気が付けば後悔からどうしてました」

「わからない」

「ガウスさんは儚くて弱いし支えたくても」

「本心は隠す」

「誰かの為でなく」

「権力?女性?金?と悩んだ時期も」

「それで辿り着いた答えは」

「<ヒガン>に良い様に利用されいつか捨てられる人に」

「・・・・・・」

「はっきりと言います!」

「ぶっちゃけガウスさんに騙されました!」

「これ一回こっきりの代物で」

「<縁>にしたから性能低く」

「私の封刃選択返して下さいガウスさん」

「・・・・・・」

「なんだかいっぱいいますし助け!」

「功に新に独活に・・・」

「しかも女性も見え麗しい方々沢山何なんですか!」

「恵まれすぎうらやまこのでも爆発しないで下さい!」

「・・・・・・」


 ガウスは真剣に怜奈の言葉に耳を傾け聞き続け・・・

 

 怜奈はガウスの真心を込められた告白を受け入れ・・・


 二人は添い遂げる決心をする・・・・・

ガウスには<ヒガン>における身分が無い影だったから・・・・

怜奈はガウスに笑いながら励ますように

「独活さんに相談しましょう」



 ガウスは幸せは今だ前途多難・・・・・・


 怜奈は頼られ幸せをかみ締める・・・・・


 二人は笑いあい寄り添い歩き出す・・・・・・



お読み頂き有難う御座います

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