表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/4

荷作り

デシンは、港に船を見に行っていたが、家に帰ってきた。

すると、母コリンが迎えに来た。

歳は、30代くらいよりも若く見え、しかし落ち着きのあるたたずまいであった。

デシンと同じく碧眼で、黒髪だが、肌は雪のように白かった。

「ついに、旅立ちの時ね。船とお金の準備は大丈夫?」

「船は、帆が三つ、櫂が三組ある船が一艘。お金は、銀貨三千クール。あと積荷は、オリーブの果実とガラスのコップをひと箱ずつ。」

クールとは銀貨であり、対して金貨はザクールと称される。

金貨の価値は、どの地域も一定の価値で取引されるが、銀貨は地域間で価値に格差がある。

ちなみに、銅は貨幣として認知されていない。


「あなたの父さんより三年も早く、私の父より七年も早く航海に出るのか。

四方よもの海の覇者」として名高い父、もといあなたの祖父を超えられるかしら?」

「なに!大丈夫さ!あー、どんなものが見れるんだろう!遺跡があるかな?美しい景色があるかな?自然にあふれているかな?」

「相変わらずはしゃいでいるわね。通商許可証はちゃんととったでしょうね?奴隷売買はともかく、交易、物品調達、為替、酒場への出入ぐらいは各地で行えないと後々不便になるわよ。」

「いけねー!忘れてた!いってきまーす!」


こうして、デシンは街へ出かけた。

「通商許可証をとるなら、総督府か組合会館だな。」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ