BASH!
【1】以下の場面は、大学時代からの友人である中年男性A、B、Cの三人がC宅で夕食をとっていた際、会話中に突然Bが激昂しそれに二人がなだめているところである。これを読み、選択肢の中から最も妥当だと思うものを選んで答えよ。
A「なあどうして突然怒るんだ。何が悪かった?」
C「食事中にセックスの話ししたからだろう。」
A「そんなの昔からだ、そうじゃない。スキンの話だ……そうだろう?」
B、Aを睨むように見る。
C「おい落ち着け。こいつはお前を馬鹿にしたんじゃない。確かにサイズの話はしたがお前のことなら俺達はよく知ってる。そこら辺のゲイよりも、だ。」
B「あぁそうだなそこじゃない、問題は」
A「サガミか?」
B「○○っっ!!」
C「何がそんなに気に触るんだ。高級品じゃないか。」
A「あぁそうだ。しかも薄い。おれんとこの会社じゃ飲みん時には必ずサガミを配ってる。」
C「おい座れ、話せよ。一体何が気に入らないんだ?」
B「あぁ、そうだな。お前らが悪いわけじゃない。……女の話になるんだが」
C「構わない。なぁ?」
A「いいとも。……アリーのことか?」
B「そうだ。あのアバズレめ。……この間の週末のことさ、なんてこと無い休日を過ごしてた。午前中はバスルームとキッチンの掃除をして……、昼間はコークを飲みながらビッグバン・セオリーを見てた。いつも通り、退屈だが充実した日さ。だが次の日は仕事だ、楽しみの一つもなきゃ生きているうまみが無い、そうだろ? アリーも同じことを考えてるんだ、だから俺たちは合ってる。お互いに愛し合えるひと時を持とうって話が付いてたんだ。……それなのに、これからって時に、おい分かるだろ、あいつ俺に向かって、ゴムをつけろと、サガミを、出しやがった。」
A「つけりゃあいいじゃないか、それくらい」
B「それくらい!? それくらいだと!!? もう一遍言ってみろ!」
C「おい落ち着け、二人とも座れよ。おいA察してやれよBは、ラテックスアレルギーになったんだ。そうだろ?」
B「違う。単純に、したくないんだ。」
C「そうか。お前んとこのガキはこの家に入れないと誓うよ。」
B「首筋にキスした矢先にだ。裏切られたんだぞ俺達は三年も付き合ってるのにだ。何も孕ませようってんじゃないんだぜ。」
A「待てよ、話が見えないぞ。どういうことだ、じゃあなんで避ける。」
C「自分とこの工場で包茎手術の反対をしちまったんだろ。」
A「おい。」
B「……ユージーンは覚えてるか?」
C「あぁ、懐かしい名前だな。“Mr.スポック”だろ、そいつがどうした。」
B「あいつが今その、あぁくそったれ。……サガミで働いてる。」
A・C「マジかよ。」
A「おい嘘はやめろよ、俺達は嘘つかないってお互いに約束しただろ?」
C「なぁなぁなぁなぁなぁなぁ頼むぜ。」
B「本当だ。この間うちの会社に来やがった。」
C「ポン・ファーでも避妊するもんなのか? ……おいもう頭にひっついてやがる!」
A「それは済まなかったな、萎えちまったんだろあいつはゲイだって喰わない男だ。俺だってもう使う気にゃなれん。」
C「本当よく話してくれたと思うよ。悪かったな。」
B「いやぁ、こっちもすまなかった。話したら楽になってきたよ、俺も悪かった。」
A「気にするなよ、俺もさ。それで、その後アリーとは?」
B「大喧嘩してからまだ顔も合わせてない。俺だって悪いとは思ってるし縒りを戻したい、だがどうしたら良いか。」
C「そういう時こそ。」
A「セックスっていうんだろ? それは俺も賛成だ。だがスキンの問題が残ってる。」
C「心配するな。大丈夫だ、こいつがある。」
B「……お前はいつもポケットに入れて持ち歩くのか?」
C「そんな所さ、札と間違えて取り出さないようにするのが大変でね。ま、ま、実はうちじゃ、いつもこいつを使ってるんだ。」
A「サガミ、か。」
1、三人は幼少時に互いに局部の見せ合いっ子をしたことがあるが、今でもその時の大きさのままだと思い込んでいるCに対しAは内心呆れている。
2、Aは、実は学生時代にアリーと付き合っていたことがあり、そのことがバレるのではないかと思いセックスの話題になったことを後悔している。
3、アリーが首筋にキスされる事を未だに弱いと知り、Aは切なくも懐かしく思っている。
4、この後、Aが来週から日本に出張だという話をし、Cがサガミオリジナル001を買ってきてくれ懇願すると、Bが自分がオカモトの厚いゴムでもイける早漏野朗だと馬鹿にされてると早とちりし喧嘩になったが、そこまで言うなら皆で買いに行こうという話になり三人で日本に行くことになる。
5、ユージーンは仕事に熱心な男だが、実はコンドームを見ると仕事を思い出して不能になるようになったため、彼女であるネルと喧嘩してしまう。その傷心の中、相模ゴム本社に出張することになってしまった。