第8話 (ダークサイド)奴隷オークションだって。買うでしょ、絶対!!
前書きを必ず全部読んで下さい。読み飛ばして、本文を読み、不快に思っても作者である大九は責任をとりません。又、仮に前書きを読んだ後に本文を読んで不快になってもそれも大九は責任をとれませんのでご了承ください。
こういう話が嫌いっていう人も多いかなと思います。でも、ここのシーンを書きたくてこの話をはじめました。アクセス数、お気に入り登録等、とても評価していただいているんですが、それを裏切ってでもやっぱりこういう話を書きたいです。
でも、やっぱりお気に入りを目に見える形で減らされるのは悲しいですね。この話はダークサイドとして、嫌いな人にはノーマルサイドを近日中に用意します。内容的に、2,3話奴隷オークションが続いてしまうので、嫌な人は、少し待っていて欲しいです。オークションが終わった頃、ノーマルサイドが投稿されるようにします。なお、うまく話を合わせてどちらを読んでも話に支障は出ないようにします。
このようなシーンに抵抗がない人へ。
上記のような対応を採りますが、このサイトは無料ということもあって商売としての執筆より、筆者の趣味が優先される世界だと思っています。よって、この先、どんな展開になっても(ノーマルサイドにストーリーを合わせたと思うかもしれないが)元々の作者の妄想のストーリーです。読者に媚びるような真似はしていません。
長文になりましたが、よろしくおねがいします。
でも、やっぱりちょっと心配です。
街の真ん中に行くとなんとオークションをやっていた。それも、滅ぼしたばかりの国の人々を。僕は、サフィに聞いてみた。
「サフィ、これっていわゆる奴隷オークションってやつ。」
『左様です。ご主人様。この世界では戦勝国の人間が、負けた側の人間を奴隷とし売り払うのは常識です。大体が男は労働力、女は娼婦にされるといったところでしょう。ほら、今オークションに掛けられている女の子はきっと有力貴族の娘だったのでしょう。ああ、今落札されましたね。9280銭ですか。なかなかの値段です。買ったのは・・・。うわ。すっごいキモいおっちゃんですね。アレは絶対ロリコンです。かわいそうにあの少女は一生を性奴隷として終わるんでしょうね。あんなキモ男のものになるなんて。』
サフィが、状況を淡々と説明してくれる。あんなちっちゃい子が性奴隷?なんて、うらやま・・・、ゲフンゲフン、なんて屑な人間もいるもんだ。あれ?今、サフィはここのお金の単位を銭といったよね?円じゃない?やばい。もしかして僕一文無し(汗)?
しばらく売られていく人たちを見ていた。買い手は、男は大体鉱山主。女は娼館や変態貴族らしい。値段は安くて500銭。高いと8000銭くらいで、最初の少女は破格とも言える。ここでのやり取りでここの金銭単位がわかってきた。単位は2種類。厘と銭。10000厘で1銭のようだ。くそ~、ちゅーとりあるに騙された~。円なんてないじゃないか!!
とうとう終わりに近づいてきたらしい。司会者が奥に合図すると3つの檻がステージにあげられた。それぞれに女が入っている。格好は非常に粗末で、大事なところをボロ布で隠せているくらい。そのうち、一番幼い女の子が引っぱり出された。
「さあ、本日の三大目玉商品の一つ、ドルカニア王国、元第二王女キャニエル・シクト・ドルカニア、10歳です。王女として、ひと通りの躾ができています。後は、お客様のお好みにお育てするだけ。美人になることまちがいなし。さあ、この美幼女は5000銭からはじめましょう。」
紹介の間中、幼女キャニエルは羞恥で顔を真っ赤にしながら耐えていた。好色そうな変態たちがどんどん値を上げていく。
「はい、9950銭が出ました。それ以上はいますか?」
司会の言葉に、恰幅のいい男が焼けになった。
「ええい、1円だ!1円!」
この声に会場がどよめく。って?え?1円?そんなに高価なの?僕は試しにポケットにある一円玉を取り出してサフィに見せる。
「サフィ、この一円玉使えるの?」
するとサフィはとても驚いたようにこっちを見た。
『ご主人様!一円玉なんて高価なもの、なんで持ってるんですか!?』
どうやら使えるようだ。すると1円=10000銭なんだろう。僕は得てして大金持ちになったみたいだ。てことは、僕はあの幼女を買えるかもしれない。そしてあんなことやこんなことを・・・むふふ。
『ご主人様、思考がだだ漏れですよ。』
サフィにジト目で見られてしまった。とにかく、買えるなら、買ってみよう。偽善じゃないが、1人くらい僕のおかげで救われるならそれ残したことはない。
感想等、お待ちしています。