第7話 ようやく、森脱出だぜ!!
ようやく、書きたかったシーン近くまで参りました。まだ、書けてませんが・・・。
エイジチェンジってなんなんだ。そう思って聞こうとしたらサフィが先に教えてくれた。
『エイジチェンジとは、異世界に転生してきたご主人様のような方が、一度だけ外見年齢の設定を変えられることです。』
そうか、僕ももう3○歳だし、もっと若かりし時に戻れるなら戻りたい。よし、決めた。
「では、15歳くらいになりたい。」
『ご主人様、そんな簡単に決めてしまっていいのですか?』
僕の即決についてやはり疑問に思ったサフィが聞いてきた。
「ああ、実は僕、いろいろあって中学校までは普通に通っていたんだけど、その後特殊な業界に入ってしまって青春を謳歌していないんだ。だから、やり直せるなら世界は違うけどこっちの世界でやり直してみたいんだ。」
『かしこまりました。ではそのように設定いたします。』
サフィがそう言うやいなや僕の体がなんか縮んだように感じる。
『すてーたす等はそのままなので心配入りませんよ。こちらが今のお顔になります。』
水の魔法を唱えたサフィが即席の鏡を作ってくれる。うん、中学校を卒業したくらいの僕になってる。
そういえば、気になってることがあったのでサフィに尋ねることにした。
「サフィ、なんで契約した途端そんなに従順になったんだ?まあ、こっちのほうが可愛くていいけど。」
そう言うと、サフィは顔を真っ赤にして慌てだした。
『か、可愛いなんて。ポッ。・・・ハッ!いけないいけない。使役契約とは、精霊がその主に仕えることです。ですから、ご主人様と呼ぶのは当然です。』
どうやらそういうものらしい。
『ところで、ご主人様。大変失礼は承知の上なのですが、今後のことでご提案があります。このまま、人里に出てしまうと私があまりに高位過ぎて周りがご主人様を警戒してしまいます。すると、ご主人様を排除しようとするもの、利用しようとするものなどが現れるでしょう。これは、ご主人様にとっても非常に危険です。』
なるほど、そんなことも考えられるのか。
「じゃあ、どうするんだ?」
『はい、私はここでほとんどの力を一度封印して一見低位精霊のように姿を変えようと思います。また、それでも使役契約では周りからの問題が発生してしまう可能性があるので相互契約のように振舞いたいと思います。まだ、味方のないご主人様に世界を崩壊できるほどの力が備わっていることが外部に漏れればご主人様に危害が及ぶ可能性が高いのです。いかがでしょうか?』
サフィもいろいろ僕のことを考えているのだな。ここはサフィの言うとおりにしよう。
「わかった。でも、いろいろサポートは頼むよ。」
『もちろんです。それでは失礼します。』
そう言うと、サフィの光が収束していき小さい緑色の人形となった。
『とりあえず、風の低位精霊となりました。』
サフィはそう言うと僕の肩に乗ってきた。可愛いやつめ。
しばらく歩くと、森がなくなり大きな街が見えてきた。今夜はようやくベッドで寝られそうだ。ここの物価はどれくらいかわからないけど、ちゅーとりあるの話だと日本円が使えるらしいしな。
街に入るとかなり賑やかな雰囲気であった。兵士が多い。何でも、数日前に隣の王国を滅ぼしてその凱旋があったらしい。めでたいことだ。
低位精霊とはいえ、僕が精霊を連れていることに街の人たちは驚いたようにこっちを見る。何でも相互契約、及び使役契約した精霊は誰でも視認できるらしい。15歳くらいの子どもが精霊と契約しているのは珍しいようだ。僕たちはしばらく街の中を歩きまわってみる。
ん?街の中央の広場に随分賑やかなとこがある。なんか、ステージみたいなのがあるみたいだ。行ってみよう。
感想等、お待ちしております。