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異世界制圧奮闘記  作者: 大九
第2章 入試編
36/58

第14話 試験開始

PC向けのふりがなの都合上、ケータイ等でものすごく読みにくい箇所があります。申し訳ありません。

試験内容は次のとおりであった。

まず、択一式の一般教養問題の試験をする。それが終わったら、実技試験らしい。一般教養を加味しつつ、()()()()()()()により、合否をつけるらしい。実技試験のルールは、相手を戦闘不能にしたほうが勝ちらしい。一戦ごとに、試験管から回復魔法を掛けてもらえる。因みに死者蘇生は不可能らしいので、相手を故意、過失問わず殺害してしまった場合は即失格、殺人罪の適用でブタ箱行きらしい。

例年の傾向だと、不毛な魔法の撃ち合い合戦になっていると、ムッキムキの試験官がぼやいていた。

・・・・・・・・・

・・・・・・

・・・


無事、一般教養の試験が終わった。正直言ってさっぱりわからなかった。数学や国語などは中学レベルくらいしか出なかったので余裕だが、魔法理論、歴史、理科(魔法を使った現象)などは手も足も出ない。しかし、これから始まる実技の方が重要なはず。まだ挽回は出来る!!・・・、と思う・・・。多分。

実技試験場に入ると、本当に魔法の撃ち合いによる不毛な戦闘が続いていた。具体的になにが不毛かというと、魔法高校受験生くらいだとまだまだ“針”レベルの攻撃魔法しか使えない人間が多く、お互いに弾数を増やして、チクチクと相手の体力を削るしかないのだ。あ、ようやく片方が倒れた。“針”を何百本も受けないと決着がつかないなんて・・・。正直つまらない。

「うお~~~。すげー!!」

ふと、隣の試験場から歓声が上がる。一方が何本という“針”を撃ちこむ中、相手は素早い動きでそれを躱している。そのまま、後ろに回り込みゼロ距離から魔法を撃ち込んだ。

「この学校の受験生で身体強化を使える人間がいるなんて驚きだな。今年の首席はあいつで決まりかな?」

「いやいや、さっきの女の子も強かったよ。“水の弾丸”の連発なんて俺はじめてみた。」

横のやつらがいろいろ話している。因みに“水の弾丸”を撃ちまくったのはトルチェである。開始早々、精霊のリースとのダブルで“水の弾丸”を撃ちまくり、一瞬で相手を藻屑とした。命だけは残してやるわっていう感じ。

確かに、あの2人は強いな。身体強化の方も覚えておこう。だって美少女だし。


「チカラ・スズキ!!早く試験場に入りなさい。」

おっと、僕の順番が回ってきたようだ。目立たず、無難に終わらせよう。

そう思って、入った先はなんかいかにも魔法使いって感じのインテリっぽい少年が魔法の杖(マジックステッキ)を持って立っていた。うわ、ベタな魔法使いファッションだ・・・。

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