↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界制圧奮闘記  作者: 大九
第2章 入試編
33/58

第11話 慣れない街は一人で歩くものではありません

結局、トルチェたちのところから帰るのに、盛大に迷いながら帰った。行くときはサフィが道案内をしてくれたし、サラも昔ここを来たことがあるらしく、なかなかに快適に行動できた。しかし、サラたちとは途中で別れ、サフィを先に返してしまったから・・・。

過ぎたことを悔やんでもしょうがないので、家があったであろう方向に向かってトボトボと歩く。ようやく、見覚えがあるような景色に出てきたら、サフィが道の端で何やらやっている。先帰っていいと言ったら道草か。しょうがないな。

「サフィ、こんなところでなに道草をくっているんだ?」

サフィは助かったとばかりにこっちを振り向いて抱きついてきた。

『ご主人様、助けてください。ええ、それはもう可及的速やかに、なににおいても早く、お願いします。ここにいる精霊とパパっと使役契約を結んじゃってください。』

サフィが指差す先には青い精霊が横たわっていた。少し、金が混じっているところを見ると、どうやら光を少し使える水精霊みたいだ。なんとなくわかるがなかなかの高位精霊である。

「サフィ、助けろって言ったって、サフィと契約していて、更にこんな高位の精霊と契約したら、僕のほうが耐えられないんじゃないかい?」

『はぁ、ご主人様はあれから更に精力が増しています。この子と契約しても充分余るほどです。だから問題ありません。』

仕方ないな、まあサフィが大丈夫だというのならきっと大丈夫だろう。

僕は、その横たわっている精霊の側まで行くとそっと手を添えて、精力を送り込むイメージをした。まばゆい光がやがて収まり、契約が終わった。さっきまでの青と僅かな金の他に緑まで色が出てる。三色の属性を持つ精霊になったようだ。

精霊がゆっくり起き上がると、周りをキョロキョロし始めた。

『さすが、ご主人様ですね。さすがの私も実は大丈夫かなっと少しヒヤヒヤしていたんですが、ってごめんなさい、ごめんなさい。最初から信じてました、ご主人様なら出来るって。だから、それだけはやめてください。あっ、やだ、あん!そ、そこ、きちゃうぅぅ。』

なにか、失礼なことをのたまった悪い精霊(サフィ)には、グリグリ攻撃、その他のお仕置きをしておいた。足元で悶絶するそれを無視して、僕は三色の精霊に向き直った。

「僕は、チカラ・スズキ。君は何ていうの?」

精霊は目をパチクリとさせて首をかしげてから、ちっちゃい声で話し始めた。

『わたし、クリス。クリスフィーナ。水と光を司る中位精霊。あなたは私のごしゅじんさま?』

「あ~え~う~。まあ、勝手に契約しちゃったけど、一応そうなるのかな?嫌だったら契約破棄するけど・・・。」

クリスはう~んと悩んだがすぐ向き直って、べつにいい、と答えた。

それから、3人で並んで家に帰った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。