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異世界制圧奮闘記  作者: 大九
第1章 始動編
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第1話 最近のインターネットはなんでもあってびっくりです。

「もう、やめたい。あの仕事は疲れた。」ネガティブ思考まっしぐらで、今日も始まりました。

あっ、こんにちは。毎度おなじみ、みんなのヒーロー、鈴木力(すすきちから)です。え?知らないって?ま〜たまた〜、そんな冗談いらないですよ。ほら、一度は聞いたことない。日本が密かに進めた諜報学校○軍×野学校。あそこをトップの成績で卒業後、ロシアの大統領補佐官(SPね)に潜り込み、情報の収集やってて、ええっと、ほら!5年前のロシア大統領暗殺未遂事件。あの時、犯人を無力化したのも僕なんだよ。あのおかげで、大統領に気に入られちゃって、あの時は情報取りたい放題で楽しかったな。やっぱりスパイも、しんらいかんけい、が大事なんだと思うんだ。多分。

えっ?何?そんなスパイが、いろいろペラペラとしゃべっていいのかって?


・・・・・・・・・

・・・・・・

・・・


しまった!!ごめん。今の話、全部忘れて!!そういえば、“しゅひぎむ”とかそーゆーのがあったんだ。ええっと、たしか情報を第三者に知られた場合、その対象を処分しなくちゃいけないんだっけ(汗)。ってことで、これ見た皆さん、ちょっと死んでもらえます?いや、ダメとか言わないでよ。そうするとこっちがやばいんだから。ねっ、お願い(キラキラ)


最近は、心の狭い人が多いみたいです(しくしく)。誰も死んでくれません。仕方がないので、逃走手段を考えましょう。もともと、この仕事止めようと思ってたしね。初耳?そんなことないでしょ。だって最初に言ったじゃん。もう、やめたいって。

さて、なんかいい方法ないかな?今は、インターネットの時代。ググったり、ヤフったりすればいい方法なんていくらでも出てくるよね。

あっ、自宅のこのパソコン、ネットに繋いでなかった。なんでも、ネットに繋いでいると、“あし”がつくんだって。よく解んないけど。

ぴろりろりーん!

なんかパソコンから音がしたと思ったら、なぜか勝手に起動した。インターネットっぽいものが出てきて画面の真ん中に文字が出てきた。。“ゆーげっとあめーる”?とりあえず、クリックしてみよっ!

あっ、“ぶらうざ”とかいうのが出てきた。なになに。

『こんにちは、(ちから)さん。あなたに、絶対“あし”のつかない逃げ場をご用意いたします。ご希望される場合は、下の“ゆーあーるえる”をクリックしてください。』

これぞ、神のお導き!アーメン!別に、神様信じてるわけじゃないけど。というか、うち日蓮宗だし。何だっけ、“ほけきょう”とか言うの以外を口にすると、“ほーぼー”って言われて地獄に堕ちちゃうんだっけ。

話が逸れました。とにかく、その“ゆーあーるえる”とか言うのをクリックする。すると、いろいろ説明書きが出てきた。

『これは所謂、異世界トリップものです。その他のお話と同じく、現実世界には帰ってこれませんのでご注意下さい。』

まぁ、こっちの世界から逃げたいんだから問題はないね。

『ご案内まで、後三時間あります。身につけているものしか持ってけませんが、ご準備下さい。なお、現地は日本円が使えます。有り金は全部持って行くことをお勧めします。後、言語は多少の例外を除いて日本語となってます。』

なかなか親切だな。よし、じゃあ、せっかくだし、ちこっと準備して()っか。


三時間後、お金と愛用のマイマクラを抱えてパソコンの前に立つ。

画面が急に変わって文字が出てくる。

『準備はバッチリですか?それでは、異世界でも頑張って下さいね。』

急に目の前が真っ白になった。



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