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更に色々とどうでもいいことを考えてみよう。

「更に色々とどうでもいいことを考えてみよう」

 場所は俺の部屋の俺のベッドの中。

 時間は23時。親はまだ帰ってこない。そういえば、この頃は朝しか会ってないな。どうでもいいけど。

 話に出てきたから『親』について考えよう。というか、適当に『親』という存在について色々と思考、思案、妄想、構想してみよう。

「第一問、大体、親って何だ?」

 親は親だ。それはそうだろう。正しくは親権を持っている人のことを指すのか? そういう細かいところは分からない。し、別に知っていても知っていなくても、理解してようがしてまいが、俺には関係ない。

 じゃあ、親とは? 俺を産んだ人? 若しくは生んだ人? そういうことでいいか? いいことにしておこう。その他考えるの面倒だ。

「第二問、自分が親になったとしたら?」

 何でこんなことを考えてしまったんだろう。自分が親になったら? それはそれでいいんじゃないか? それ以上に俺が親ってことはほぼ必然的に彼女とか、妻とか、奥さんとか、女房とか、正室とか、愛人とか、そういう関係にある人が存在するわけで、それが誰なのか俺は知りたい。今のところはあの人がいい、なんてことを考えはしない。意味のないことだから。なんてことを言うとかなり多くの反感を買うのだが、この問題は俺のことだから俺の自由にさせてほしい。

 恋愛というやつをしてしまうと人間は視力を失ってしまうらしい。出来れば俺は老眼にすらなることなく、死にたい。あ、視力を実際に失うかどうかは知らない。恋は盲目とか何とか言うじゃないか。そういうことだ。

 そんな感じで理性やら何やらを失ってまで人を愛する必要があるのだろうか。勿論、「ある!」と答える人が99%以上を占めるだろう。若しかすると俺もその99%の1人になるかもしれない。だが、今は残りの1%に満たない超少数派だ。いいだろう。恋をするとか、愛をするとか、そういうのは自分次第だ。他人が突っ込めることじゃない。突っ込んではいけない。

 だから、お見合いってどうなんだろう、とかごくごくごくごくごくごくごく稀に考える。多分、14年と半年に1回くらい。そして、今日がその1回目。でも、お見合いで結婚して今は家庭が円満っていうパターンもあるだろうから中々侮れない。

 意味の分からない恋愛ということについて意味分からないなりに、意味分からなく考えてみた。多分、おそらく、きっと、確実に、絶望的に、仮説ですらない、この思想、どうなんだろうか。思いっきり外れているだろう。外れすぎてるだろう。ピッチャーがキャッチャーに向けてボールを投げたのに2塁へボールが飛ぶくらい外れているだろう。例えも意味分からなくなってきた。

「もう訳が分からなくなってきて、意味がなくなってきたから、第三問。自分は親になりたいか?」

 そういえば、お題は『親』だった。恋愛の方向へ向かっていた所為で忘れていた。

 さて、自分は親になりたいか、どうか。どっちでもいい。なったらなったでいいし、ならなかったらならなかったでいい。結果的になったのが良かった。若しくは、ならないのが良かった。というどちらかに転べばいい。結果オーライ待ち。

 ということでこのお題については最終的な纏めを出そう。

「親が何だとか、親になりたいとか、そんなもの、いつか分かればそれでいい」

 それが俺なりの答えだった。不満があるやつは出て来い! じっくり議論しようじゃないか。俺が途中で飽きて折れると思うけど。相手が絶対に勝てる裁判だな。負けるんだったら弁護士はいらないな。だったら始めから戦わなければいいか。よし、最初から俺は白旗を上げる。それでも戦うと言い、決闘の籠手を投げてこようものなら、俺は匙を投げて逃げ出そう。

 何だろう。滅茶苦茶変なことを考えていた気がする。決闘の籠手とか、お題から離れすぎてるだろ。さっさと次のお題へ行こう。眠るまで考えるぞ。

「お題は……よし、今日の目玉として『西尾先生について』考えてみよう」

 あの強烈なキャラは凄かった。何なんだろう。あんなのは初めて見た。別に見なくてもよかった。というか、見ていると疲れるから見ないほうが絶対に良かった。

「いい方向へ向かいそうな兆しが全くないので一気に纏め」

 西尾先生は自分で無口とか言っておきながらガッツリ喋っていた。そんな先生を見て思ったこと。

「ああいう性格の男よりも、寡黙で必要以上のことは喋らない、だがたまに発する言葉は強烈。そういう男の方がカッコイイ」

 先生のことを考えてこの結果ってどういうことだろうか。反面教師か。反面教師だったらそれはそれでいい教師だと思う。自分のことを顧みないで生徒の為にそういうことをしているんだろう。違うかもしれないけど。そういうことにしておくのがいい。と思ったり思わなかったり。

「結局、何をどうしたいんだか分からなかったり」

 今を精一杯生きようじゃないか!

「なーんて、綺麗に纏めてみちゃったりして」

 まあ、どうでもいいこと。

 そういうことにしておこう。しておくべきだ。しておかなければ。

「とか何とか言っちゃたりなんかしちゃったりして」

 おっと、今の台詞は独島だ。あいつのキャラを奪っちゃ駄目だ。

 

 そんな感じで今日も終わる。とかいう感じで今日を締める。

久しぶりにあとがきを書いてみる。あ、いや、書いてみます(神林調が抜けない)。


前回と今回、神林の真骨頂、捻くれ語りを存分に出したつもりです(そんな名前を付けた覚えはない)。


取り敢えず、なんとなく、それっぽく、そんな感じで『捻(略)』これからもよろしくお願い致します。

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