表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
光遠き地の冒険者たち  作者: きー子
Adv2:『旅立ち』
29/53

第一部終了時点設定総括

【メインキャラクター】



 前衛特化型剣士:ウィリアム


 この物語の一応主人公。戦闘能力がシャバいが、少しずつ成長中。

 思慮を巡らせた上で思いついた策を投げ捨てる。猪突猛進ながら仲間思いの十五歳の少年。

 王家出身だが、物心ついた頃から絶賛家出中。

 一六五センチと、男の戦士としては些か頼りない体格だが平均的といえば平均的。

 灰色の髪はこの世界に多くなく、目立つ。ちなみに魔法の才能はからっきし。


 技能:〈生存術〉(虫を食ってでも長らえる生き汚さ)、〈危険感知〉(予知じみた第六感によって危険を察知する)


 中衛万能型盗賊:エリオ


 森に生きたとある部族の生き残り──にはとても見えない、軽々しい十七歳の青年。金髪碧眼が鮮やか。

 種族的には純度百パーセントの人間。短刀と弓の扱いを得意とする、典型的な盗賊。

 手先が器用で、口が回り、そして容姿端麗と、その言動さえ取り払えば驚きのパーフェクト超人。

 かなり無目的に、かつ無軌道に生きている節がある。一七四センチの長身。笑い方が、うさんくさい。

 

 技能:〈盗賊〉(スリ、ピッキング、その他盗賊必須技能)、〈身軽〉(運動に有利)、〈美貌〉(相手への印象値上昇)


 後衛回復型魔術師:クロエ


 世界的な魔術師の一人娘、もとい孫娘。この世界には珍しい黒髪をおさげに。蒼い瞳は珍しくない。伏し目がち。

 一四一センチ、十四、五にも満たない少女に見える容貌だが、十九歳。嫁いでいたとしてもおかしくはない。

 精霊魔術の使い手だが、それ以上に薬師という側面が色濃い。

 魔術属性は大別すれば〈火〉だが、細分化すれば得意とする魔術は〈熱〉。

 口下手だが、年上らしく博識、かつ冷静。ただし自己を省みない事例が多々。

 自身より他者を優先する、世の荒波に巻き込まれていないからこその人格であると言える。


 技能:〈分析〉(観察能力に長ける)、〈博識:植物〉(植物に関する正確な知識)、〈調合〉(薬草から薬を煎じる)

 魔術:〈熱探知(ディテクト)〉、〈灯火(トーチライト)〉、〈身体能力向上(フィジカルエンハンス)〉、〈属性付与(フレイムエンチャント)


【サブキャラクター】



 イル:冒険者組合の仕事を斡旋する役割も請け負う酒場“旅の帳亭”の女主人。恰幅がよろしい。


 バリー:総合商店を営む、商人ギルド所属のおじさん。基本的に損得勘定で動く。本名はバリー・バルザック。


 アルマ:バリーの私兵団の長。自警団的な役割もつとめる。ちょー強い剣士。


 リプル:ハーフリングの射手。アルマの相棒的存在。


 ネロ:“奴隷の国ネレイド”という特殊環境下で育った高級奴隷。上等な使用人のようなもの。クソ強い拳士。 


 ホーク:“鷹の爪”という名のクランの長。現在は一時解体され、武具等を取り扱う同職ギルドの傘下にある。


 クレハ:クロエの祖母。“魔道十哲アウトサイダー”という狂人番付に名を並べられる世界的魔術師。御年七十一歳。


 レイヴン:“剣魔七星セプテントリオン”という組織に名を連ねる、冒険者にして傭兵。一個大隊を相手取れるのではないかというほど強い。


 アウル:世界に何人いるとも知れない“森の王エルフ”のひとり。外見は人間の少女に近いが、全く人と異なる生態を持つ。


 レイチェル:帝国の女将軍。帝国第三部隊“帝王親衛隊”大隊長。妙齢の美女。洒落にならないくらい強い魔法剣士。本名はレイチェル・シュナイデ。

 

 ルーファン:かわいそうな人。



【設定用語】


〈商人ギルド〉

 商人によって結成された組合。世界規模で広がる商人同士の繋がり。

 後述の同職ギルドが地域単位での繋がりであることを考えれば、対照的。

 目的はそのものずばり“利潤追求”。金が神。


〈同職ギルド〉

 各々の職業別に結成された組合。目的は“利益”と“技術”の追求、共有。

 パン焼き、縫製、鍛治などが代表的な同職ギルドに相当する。

 商人ギルドと対立しているように見えるが、共存も不可能というわけではない。


〈冒険者ギルド〉

 同職ギルドの中でも特に、冒険者──即ち職無しの破落戸──への依頼を処理する組合。

 ここでの処理とは即ち、例えば酒場など、人の集う場所へ仕事を配給することを示す。

 地域ごとに異なる形態で運営される組織。存在するとも限らないが、人の多い都市部にはしばしば見受けられる。

 その仕組みは大まかに言えば──民衆の不満の声が権力者に届き、その権力者が問題の解決を委任するという形式で成り立つ。

 問題は片付きさえすればそれで良く、誰が解決したかは問題ではない。問題解決の申し出があり、そして実際に解消が確認されれば支払いは行われる。

 働き手は基本的に区別されないが、顔馴染みの信頼ある者にしか話されない依頼、というものは往々にして存在する。


〈魔道十哲〉

 十の魔術師の名が並ぶ狂人番付。

 厳密には組織ではない。良くも悪くも有名な人たち。

 一つの基準は『人の身で至れる筈のない領域、即ち“魔道”に至った者』。

 アウトサイダーとも読まれる。


〈剣魔七星〉

 読みは“セプテントリオン”。七つの国の冒険者、その頂点の七人によって構成される少数実行部隊。

 いわば一つの同盟と、その象徴的役割を担っているとも言える。その証左として、常に厳戒態勢というわけではない。


〈帝国〉

 大陸の中心的国家。他を圧倒する軍事力を有し、他国が束になっても到底敵わないほど。

 積極的な侵略行為は行っていないが、周辺国家にとっては存在そのものが脅威以外の何物でもない。

 歴史は浅くとも紆余曲折を経て成立した国であり、その成り立ちは後々に明らかとする。

追記予定。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ