餃子
餃子は美味しさがギュッと詰め込まれている。皮を嚙み千切ると肉汁が口の中身あふれ、葱や生姜の香りが鼻腔に広がる。異なったものを一つにまとめて食べられる美点がある。ハンバーガーや寿司が好物な私に向いている。焼きたての餃子は火傷するほど熱くなっている。湯気が立つほど熱い状態で食べるのが一番おいしい。
餃子には焼き餃子と水餃子がある。日本では焼き餃子、中国では水餃子が主流である。焼き餃子は固さと柔らかさのアクセントを楽しむが、ゆで餃子は全てが柔らかく、とろける。食べると肉汁が飛び散る。餃子の中に肉汁が詰まっていた。皮はつるつるしていて、滑りやすく、箸でつかみにくい。焼き餃子も良く焼けてパリパリした皮を楽しむものと、ふにゃりとした皮を楽しむものがある。
餃子の中には白菜やニラ、キャベツ、ねぎなどが入っていて、歯ごたえがあって美味しい。ネギは万能薬として古くから知られている。下仁田ねぎ餃子を食べた。下仁田ねぎは群馬県甘楽郡下仁田町の特産である。群馬県南西部に位置する。下仁田ねぎは煮ることで甘くとろりとした食感になるため、熱を加える惣菜に向いている。すき焼きや鍋の具材にも使われる。冬が旬である。一般のねぎよりも太い。他地域では栽培すると美味しく育たないため、「下仁田ねぎは下仁田に置け」と言われる。
餃子の変わり種としてチーズ入りのもの、カレー風味のもの、トマトソースを入れたものなどがある。餃子と言えば林田球の魔法ダークファンタジー漫画『ドロヘドロ』を想起する。主人公カイマンの好物は大葉ギョーザです。殺伐とした世紀末的な世界でありながら、料理の細部に凝っており、美味しそう。
ワンタンスープや餃子スープは体が温まる。寒い時期に特にぴったりである。ワンタンや餃子はフワフワしていて、なめらかな食感がある。プルンプルンしていて、箸ではつかみにくい。食欲が減退している時でも食べられる。具なしで皮だけでも食べられる。ワンタンだけで物足りなければワンタン麺がある。ワンタン料理は東南アジアにも広がっている。
餃子スープとスープ餃子の両方の言葉がある。餃子スープは餃子のスープとなり、そのままである。スープ餃子は新鮮な雰囲気がある。Googleで2019年3月21日に検索したところ、スープ餃子の方が検索結果は多いとの結果になった。
スープ餃子:約 40,300,000 件
餃子スープ:約 36,500,000 件
焼売は中華料理の点心の一つ。内蒙古自治区が発祥。シュウマイの発音は広東語に由来する。北京語はシャオマイ。豚のひき肉や海老などの具を皮に包んで蒸す。具の種類によって肉焼売や海老焼売、蟹焼売などに分かれる。
日本の焼売は上部の中心部にグリーンピースが乗っているものが多い。海老が乗っているものもある。海老のプリッとした食感がアクセントになる。天むすに近い感覚である。
中国語の「焼」は材料を炒めたり揚げたりして、煮汁で味を含める料理である。日本語の焼くとは異なる。焼売と餃子は似た料理である。餃子と比べると皮は薄い。具を味わうことを重視するためである。肉焼売ならば肉を食べた気持ちになるものが上等な焼売である。