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ラーメンのトッピング

ラーメンの分類軸にはトッピングによるものもある。チャーシューを乗せたらチャーシュー麺、コーンを乗せたらコーンラーメン、パーコーを乗せたらパーコー麺である。ワンタンを入れればワンタン麵である。チャーシュー麺は最もポピュラーなトッピングのラーメンである。


バターコーンラーメンはバターとコーンをトッピングしたラーメンである。コーンが多く入っている。コーンは一つ一つつかむことが容易ではないため、時間をかけて味わえる。バターは塊が入っているが、次第にスープに溶けていく。


Butter Corn Ramen is a ramen topped with butter and corn. It contains a lot of corn. The corn is not easy to grab one by one, so you can take your time to taste it. The butter is in chunks but gradually melts into the soup.


バターコーンラーメンは味噌ラーメンや塩ラーメンで使われることが多い。味噌ラーメンは札幌、塩ラーメンは函館発のラーメンである。バターやコーンは北海道の食材である。味噌バターコーンラーメンや塩バターコーンラーメンは北海道ラーメンの組み合わせになる。


パーコー麺はパーコーを乗せたラーメンである。パーコー(排骨)は豚のあばら肉である。中国語ではパイグゥと発音する。パーコーには大きく二つのパターンがある。


本場中華料理のパーコー麺はスペアリブを煮込むパターンが多い。スペアリブからしみ出す味がたまらない。張家の排骨刀削麺は、このパターンである。


日本のラーメン屋のパーコーは豚のあばら肉に卵と小麦粉の衣をつけて油で揚げたものが多い。食塩や酒、砂糖、五香粉、カレー粉などで下味を付けることもある。豚肉の唐揚げとでも言うべき料理である。揚げたてサクサクのパーコーとラーメンという取り合わせに魅力を感じる。


パーコーは噛むとジューシーな肉汁が溢れる。チャーシュー以上に肉の食べ応えがある。私は香辛料が強いものよりも、豚肉本来の味を活かした味わいを好む。食べ終わると幸福感で一杯になる。


海苔はラーメンのトッピングでは微妙な部類に入る。海苔はパリパリ感が魅力であるが、ラーメンのスープにつけられるとそれがなくなる。早い段階で海苔を食べると海苔そのものと美味しさを味わえるが、ラーメンと関係がなくなる。後の段階で食べるとスープに浸されて海苔の魅力が欠ける。海苔は香ばしさが魅力であるが、ラーメンのスープとは打ち消し合う関係にあることが多い。


家系ラーメンではラーメンに浸された海苔をご飯に巻いて食べることが定番である。しかし、これはご飯と海苔の相性であって、ラーメンとの相性ではない。ご飯と海苔の相性は、おにぎりや海苔巻きがあるように良いことは言うまでもない。


キムチラーメンは意外と合っている。キムチはご飯と一緒に食べると、ご飯が進む。ラーメンも進む。キムチの噛み応えがラーメンの食欲を増進させる。キムチとラーメンのスープが打ち消しあってしまうのではないかと思っていたが、そのようなことはない。担々麺の辛さは、お腹に来てしまうが、キムチの辛さは食欲を増進する。


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