飽食は罪
飽食による弊害は多方面に及ぶ。飽食は、健康に害を及ぼす可能性があり、害悪である。飽食は、身体に必要以上のエネルギーを与え、過剰な摂取が肥満や糖尿病などの疾患を引き起こす。食事の質を低下させ、栄養不良や消化器系の問題を引き起こすこともある。
飽食の時代においては、過剰な食事摂取により肥満する人々が増え続けている。これは飽食がもたらす悪影響の典型例である。飽食の害について考えるとき、真っ先に思い浮かぶのが「メタボリックシンドローム」という言葉である。内臓に蓄積した脂肪が原因で起こる様々な問題を抱えることになる。
「食べ過ぎ」「飲みすぎ」といった言葉からも明らかな通り、過剰飲食を繰り返すことは、胃袋の機能を低下させることにつながりやすい。消化不良を起こしやすくなったり、腸内細菌のバランスが崩れたりすることで便秘になりやすくなる。さらに、消化器官や肝臓などに負担がかかることによって、さまざまな病気を引き起こす危険が高まる。飽食によって引き起こされる疾患の中には命に関わるものも少なくない。
飽食は健康的な生活習慣を破壊するだけでなく、精神面にも悪影響を及ぼす。脳の働きが低下することにより、うつ傾向になったり、情緒不安定になったりするなど、日常生活に支障をきたしやすい状態にある。
飽食は人類の敵である。人は満ち足りてしまえば、もうそれ以上何も食べたくなくなることが自然である。バランスのとれた食生活を実践することが重要であり、必要以上に食べすぎないように注意することが望ましい。
飽食は環境にも悪影響を与える。多くの食品を消費することで、食品廃棄物が増え、環境への負荷が大きくなる。また、大量生産された食品が廃棄されることで、食品の無駄が生じる。
飽食はSDGs; Sustainable Development Goalsの掲げるフードロス削減にも反する。SDGのターゲット12.3は以下のように定める。
「By 2030, halve per capita global food waste at the retail and consumer levels and reduce food losses along production and supply chains, including post-harvest losses.」(2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食品ロスを減少させる)




