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値段と味は比例しない

食材の値段と味や価値は比例しない。私は高級食材を食べてみたいと思ったことはない。高級食材を食べることが私にとっての幸せだとも思えない。高価な料理よりも自分が良いと思うものを食べることに意義を感じる。高級食材を食べているから美味しいのではなく、自分が美味しいと感じるものを食べているから美味しい。私が本当に欲しいものは高級食材ではなく、美味しいものなのだ。リーズナブルで美味しいことが消費者にとっての価値である。これは消費者にとっては当たり前のことである。


価格が高いだけの商品を有難がらない。高い値段の料理を高い値段ということで有難がることはない。高いものを有り難がって消費するだけでは虚しい。高いものを買う必要はない。安いものでも楽しく過ごせるし、美味しく食べられる。お茶漬けという安価で手間のかからない和製ファーストフードが魔王の好物になるラノベがある(空飛ぶひよこ『里美と魔王のお茶漬けライフ』)。


高級料理を食べることに興味はない。値段が高いだけの料理は、どう見ても食欲を増進させるものではない。「美味しそうに食べてください」と言われてもあまりうまくはできない。食事が豪華であればあるほど、食事本来の目的から逸脱するように思えてくる。


「高級品は、高いから、いい」は勝手にそう思っているだけで、根拠はない。消費者としての視点が抜け落ちてしまっている。「高いから美味しい」は、消費者の視点が欠如している。「高級食材が美味しいというわけではなく、高価なものを食べているということに快感を覚えてしまっているだけである。それだけでは美味しいとは言えない。高級なものだからといって必ずしも美味しいわけではない。


高級な食材を使えば美味しいとは限らない。高いからと言って、その値段に見合った品質のものとは限らない。むしろ逆の場合だって多い。安くても美味しいものもある。安いものはコストパフォーマンスが良い。高級食材だから美味しいとかそういうことではないのだ。高級食材を使った料理が必ずしも美味しいとはかぎらない。高級食材を使っているから美味しくなるわけではない。高級食材を使うからといって、高級なものができるわけではない。高級食材を使うことで、本来の目的を見失ってはいけない。高級料理が美味しいかどうかを判断する基準にはならない。


高いものにお金をかける必要はない。「高いから」という理由で高級食材を買う必要はない。「高いから」という理由で高級料理店に行く必要はない。高級食材を使っていなければ美味しくないということはない。「高いから」という理由だけでは、高級品が美味しいと判断する根拠にはなり得ないのだ。


「高いから美味しい」は、高級料理が美味しいのではなく、高級料理が美味しそうに見えるからそう思い込んでいるだけである。「高いから美味い」と思い込んでしまうことは避けた方がいい。それは消費者としての責任を放棄していることになる。「高いから美味しい」は、生産者の努力を踏み躙ることにも繋がる。


例えば、高級なステーキ肉があったとする。この肉は高いだけあってとても柔らかくジューシーだ。しかし、それでもこの肉はとても美味しいと言えるだろうか? 確かに柔らかいし、口の中で溶けるように消えていくような感じはある。でも、それが果たして本当の意味で「最高級のお肉」と呼べるのか? 答えは否である。私はこの肉を何度となく口にしたことがあるのだが、感動しなかった。いつもと同じ感想を抱いただけだ。「あぁ、やっぱり高い肉は違うね」程度のものだった。むしろ、廉価なステーキ肉を「あれ……これってもしかしてすごくおいしいんじゃない?」と思った。そして実際に食べてみると本当においしかった。


スーパーで1kgあたり200円の豚肉を買った。1kgあたり200円なので、100gあたり50円くらいだ。圧倒的に安い。この肉を調理するとしよう。まず、フライパンに油を引いて熱したら、そこにこの肉を入れる。そして中火くらいの火力にして焼く。焼きあがったものを皿に移して完成だ。所要時間は約3分くらいだっただろうか? とても簡単だ。


この肉は何故、こんなにも安く売られているのか。この肉がとても使いやすく、多くの使い道があるためである。つまり、どんな料理でも簡単に作ることができてしまうのである。この肉をそのまま焼いたり炒めたりしてもいいし、野菜と一緒に煮込んでも美味しい。塩コショウを振って食べても美味しいだろう。この肉は、他の肉と比べてもかなり使い勝手の良い肉だと言える。


様々な料理に使えるだけでなく、この肉を使えば、誰でもそれなりに美味しい料理を作れるという点において、この肉はとても優れている。この肉さえあれば、料理初心者でもそれなりに美味しい料理を作ることはできる。この肉は、とても使いやすく、かつとても安価であるため、多くの人に愛されている。もし、あなたが料理を始めたばかりであれば、最初に買うべきなのは、この肉のような気がする。


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