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お茶は非発酵茶の緑茶、半発酵茶の烏龍茶、発酵茶の紅茶などの種類がある。紅茶が多数派である。日常的に緑茶を飲む国は日本や中国、ベトナム、ミャンマーなどに限られている。
お茶を飲む文化は中国の三国時代に遡る。群雄が割拠し、魏呉蜀が覇権を争った時代である。日本は稲作文化がやっと定着した弥生時代の話である。隋代になると広く庶民にもお茶が浸透するようになった。
お茶は元々、薬として飲まれており、健康によい。免疫力が上がる。カテキンは生体の活性酸素を消去し、動脈硬化や細胞のガン化を抑制する。また、カテキンの吸着性は、インフルエンザウイルスを消去する効果がある。緑茶に入っている渋味が良い。食事では甘味や辛味は摂取できるが、渋味は中々摂れない。だからお茶を飲むと良い。
私は紅茶派かコーヒー派かと言われたら、紅茶派である。コーヒーはカフェイン中毒の問題がある。松本渚『将棋めし 2』(KADOKAWA、2017年)ではコーヒーは利尿作用があるため、棋士が対局中に飲む飲み物としてお勧めしない。
テレビドラマ『相棒』の杉下右京や田中芳樹『銀河英雄伝説』のヤン・ウェンリーは紅茶派である。ヤンは「コーヒーなんて野蛮人の飲み物だ。見るからに泥水色をしている。それにひきかえ、紅茶は琥珀を陽光に透かした色だ」と言っている。
ロックバンド「ニーナ」のヴォーカルの大塚久生も紅茶派だろう。詩「外は寒いよ」には「紅茶を入れて話をしようよ」とある(大塚久生『ニーネ詩集 自分の事ができたら』点滅社、2022年、26頁)。
詩「忘れちゃうってこと」は「煙草は止めてくれ」に続けて、「コーヒーも止めてくれ」と言う(『ニーネ詩集 自分の事ができたら』24頁)。カフェイン中毒もニコチン中毒並みに嫌悪するものなのだろう。「何であんな変な飲み物があるのかな」「出されたって飲まないよ」と言い切っている。
チャイはインド風のミルクティーである。紅茶と比べて甘い。茶葉を水から煮て、沸騰したところで砂糖とミルクを加えて再沸騰させる。イギリスの植民地支配下のインドでは良質な茶葉はイギリスに輸出され、国内には質の悪い茶葉しか残らなかった。そのような質の悪い茶葉でも美味しく飲めるようにしたものがチャイである。
ラッシーはヨーグルトをベースとしたインド料理の飲み物。ほとんどヨーグルト状の半固体のものもある。甘さは控えめで、すっきりしている。清涼感がある。カレー料理の定番の飲み物になっている。




