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塩ラーメン

塩ラーメンは塩味のスープのラーメンである。透明感のある黄色いスープが特徴。脂っこいラーメンが苦手な人には向いている。塩辛いラーメンという訳ではなく、むしろ味が一番薄いラーメンと言えるかもしれない。ラーメンの基本形を塩ラーメンとする説と醤油ラーメンとする説がある。


塩ラーメンは函館ラーメンが有名である。函館には江南地方出身の華僑が多く、江南地方では塩スープの麺料理が良く食べられており、それが塩ラーメンになったとされる。日本の調味料の味噌を使った醤油ラーメンや味噌ラーメンと比べると、中華料理の要素を残している。


「塩ラーメンか……」

「どうする? 塩ラーメンにする?」

「そうだね……うん! そうしよう!」

二人は塩ラーメンを食べることになった。

「ご注文はお決まりですか?」

「塩ラーメンを二つお願いします」

「かしこまりました。少々お待ちください」

注文を取った店員さんがカウンターの奥に消えていくのを見送った私は、ホッと息を吐く。そして、注文してから数分後――二人の目の前に塩ラーメンが置かれた。

「これが塩ラーメン……」

「綺麗だよね」

透き通った透明なスープの中に麺が入っている。まるで芸術品のような美しさだった。

「じゃあ、食べようか」

「いただきます」

二人同時にレンゲを持ち、まずはスープを一口飲む。すると、口の中一杯に魚介系の旨みが広がる。とても上品な味付けであり、これぞまさに絶品の一言であった。

「美味しい! 凄く美味しいよ!」

「本当だね! これは本当に美味しいや!」

二人はあっという間に完食してしまった。その後、二人はお会計をして店を出た。

「美味しかったね」

「うん。また来たいね」

「そうだね。今度は違うメニューを食べてみたいかも」

「確かにそれはあるね。でも、次は別のラーメン屋さんに行ってみるのもいいと思うけどね」

「それもそうだね。今度行ってみようかな」

そんな話をしながら二人は家に帰った。


北海道はラーメンの名所である。北海道の二大ラーメンは札幌の味噌ラーメン、函館の塩ラーメンである。ラーメン御三家となると旭川の醤油ラーメンが加わる。ラーメン四天王となると室蘭のカレーラーメンが加わる。室蘭カレーラーメンの会は2006年(平成18年)に4月25日を「カレーラーメンの日」と定めた。どれも美味しいから甲乙つけ難い。


とりあえず今はカレーラーメンを食べよう。腹が減っては戦は出来ぬってな。

「お待たせ。はいこれ」

「おお、ありがとう」

「あとこれも食べてくれ」

「これは何だい? おにぎり?」

「おう、中身は鮭だぜ!」

「へぇ美味しそうじゃないか。頂きます」

「召し上がれ!」

まずは何もつけずに一口食べる。うん、美味しい。次は味噌汁を一口。具は豆腐だ。これは美味しい。そして最後にお茶を飲む。

「ふう。美味かったぁ。ごちそうさま!」

「お粗末様! どうだった?」

「美味しかった! 特にチャーシューが最高だったね」

「やった! 嬉しい! ありがとな!」


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