ラーメン
高級や有名ではない普通のラーメンが好き。ラーメンは中華麺を利用した日本の麺料理である。麺とスープと具がラーメンの一般的な構成要素である。この中で麺は必須である。スープは「油そば」「まぜそば」のように存在しないものもある。具はチャーシューやメンマなどを乗せることが一般であるが、存在しないものもある。とはいえ、かけそば、かけうどんと比べると具のないラーメンは一般ではない。
SDGs; Sustainable Development Goalsのゴール2は「飢餓をゼロに」である。そのアイコンは、お椀から湯気が出ている絵である。まるでラーメンのようである。アイコンに描かれているということは、それが世界共通の食糧のイメージになる。
何故、お椀から湯気が立っているようなイメージなのか？ 地球上の多くの場所で、多くの人々が飢えている。飢餓状態にある人が沢山いるという現実があるだろう。飢餓状態に陥っていない人でも、平均寿命の半分以下の期間しか生きられない人もいる。飢餓撲滅のために何ができるのかを考えるべきだろう。しかし、考えても答えが出なかったのだろう。そこで国連は「お椀から湯気が出ているようなイメージ」を選んだのではないか。
ラーメンは漢字では拉麺となる。「拉」はつかんで引き伸ばすという意味である。ラーメンは包丁で切るのではなく、引っ張って細い麺線を作る（山田昌治『麺の科学 粉が生み出す豊かな食感・香り・うまみ』講談社、2019年）。ラーメンの上位カテゴリーは麺類になる。麺類には蕎麦、うどん、パスタなどが含まれる。
ラーメンは多種多様なものがあり、様々な分類がある。最もメジャーなラーメンの四大分類は塩、醤油、味噌、豚骨である。ラーメンの四大分類をグルーピングすると、塩・醤油と味噌・豚骨になる。前者はスープが透明、後者は濁りがある。スープの味も前者はさっぱり、後者はこってりの傾向がある。
この四大分類は、実は分類としては不完全である。分類基準が異なるためである。醤油と塩、味噌はスープのタレ（調味料）による分類である。これに対して豚骨は出汁であり、分類の軸が異なる。豚骨ラーメンと同レベルの分類は鶏ガララーメンや魚介ラーメンになる。
タレは醤油で、出汁は豚骨という構成もある。漫画『ラーメン発見伝』では豚骨ラーメンに醤油が使われた（久部緑郎作、河合単画『ラーメン発見伝 1 繁盛店のしくみ』小学館、2000年）。厳密には豚骨醤油ラーメンとなるが、それを醤油ラーメンと呼ぶか豚骨ラーメンと呼ぶかは豚骨が強烈に溢れ出ているかになるだろう。豚骨を強火で煮立てて、骨が崩れてコラーゲンが溶け出し乳化したスープは豚骨ラーメンになる。
Ramen is Japanese dish which originated in China. There are some noodles that have been coated with seasonings. There are many different flavors of ramen in Japan. Three common and popular flavors are salt, soy sauce and fermented bean paste.
Salt ramen has a soup which is a light, clear and yellow broth seasoned with salt.
Soy soup ramen has a soup which is a clear and brown broth flavored with soy sauce. Soy sauce is an essential part of Japanese cuisine.
「うーん、おいしいっ！ やっぱりこの店の料理は最高だなぁ」
「そうね。このお店に来るといつも幸せになれるわよね」
「はい、私もとっても幸せです！」
三人は美味しい料理を満喫して、お腹いっぱいになった。
「ごちそうさまでした～」
「とてもおいしかったよ」
「はい、本当に美味しかったですね」
食事を終えた三人は満足げに笑みを浮かべた。
