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信長公姫  作者: yuzu
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 登場準備

 「くっ、このくそじじい!」


  思わず葬儀の最中に抹香を投げつけてしまいました。

  

  これはいけませんでした、父に抱えられた状態で投げつけたものですから見た目には父が投げつけたように見えたのかもしれません。


  ええ、祖父が亡くなるのは歴史の流れから知っていました、ただ、いつ亡くなるかまでは覚えていなかったのです。(普通覚えませんですよね?)


 優しかった祖父、4歳の私と経済や戦略を話をまじめにしてくれた数少ない一人です、もう一人私と年は近いながら話の合う姉さまがいます、ほんとは姉じゃないけど(祖父の娘だから、もっと簡単に言うと父の妹)叔母さんと言うと真面目に折檻されます、考えているだけで分かるのか殺気がただよってきます、なので考えるのをやめます。


 私は生まれたときから前世の記憶としてこの時代のほんの少しの歴史を知っています、ただ公にすることはできませんし、また、信じてもらえないでしょう。ならば、歴史を知ってる方向にもっていけばいいのです!力ずくででも・・やったもん勝ちです!


 父が信長ですのでなんとかなる、と思っていたらだめだめでした、父には戦術の才能はありますが戦略と経済の概念がありませんでした、また、戦術の才が無駄になる突撃バカです、ですから祖父が生きているうちにいろいろとやりたかったのですがまさかこうも簡単に亡くなるとは。


 私が知っている歴史だと、このあと平手の爺様が死ぬ、弟と争う、柴田も敵に回る、そのあと桶狭間ヤバイどうしよう・・


この困ったときにいなくなるなんて・・・泣きながら怒るのでした。




 あっ、太田さん日記に今日のことは書かないでね、うん、焼香の最中に抹香投げたこと、約束だよ!





 


  

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