金ヶ崎へ
どーん、どーん、どーん
太鼓櫓からの太鼓の音がうるさいです、城下町への緊急招集の合図ですね。
寝ていた私もおこされましたがなにかあったのでしょうか?
私担当の女中さん達からお話をお伺いしました。
ふーん、お市様から手紙が?
そのあとみんなを集めるように母(濃姫)からお願いされたと?
うん、あれだね、困ったときの会議ですか、そうですか~
まだ体調は戻ってないけどやれることはやっちゃおうかな
とりあえす集合場所へ移動して・・母と重臣たちは何人かすでに揃っていますね、全員を待つ必要はありません、母から手紙を受け取り一読後。
「出陣します、全軍を集める必要はありませんし集める時間どころか会議の時間もありません。私はこれから堅田(琵琶湖西岸、金ヶ崎に一番近い織田陣地)まで移動します、今一番重要なのは速さです、よろしくお願いします。」
困ったな~金ヶ崎の戦いこれから始まるのか~父が助かるのはわかっているけど助けに行かないとどうなるかわかんないし行かなくちゃね、父のことだから絶対調子にのっかって浅井さんが敵に回るなんておもっていないだろうし~
「太田さん、やっぱり私が行かなくてはダメ見たいです、体調は思わしくありませんが構わずに馬のお世話お願いいたします。出陣」
反論する者はおりません、とりあえず一刻を争うのは確実なのです、もし、金ヶ崎を攻撃中に浅井家が父の背後を攻めたら全滅です。まだ浅井家は動いていません、戦は準備がかかりますからね。
その準備の時間をこちらは移動に使います、少数であれば米原→堅田の船もすぐに見つかるでしょう。
さぁ行きますよ~~
私は布団で簀巻きにされました、、その状態で太田さんの後ろに括り付けられます、まぁしょうがないけど文句も言えないけど、言えないけど、言いたいけど!
そのかっこで大手門からでるってちょっと恥ずかしいのですが・・・まぁしょうがない、馬を操縦できない私が悪いのです、操縦できても今の体調じゃ無理だけどね~
大手門からでて間もなく、後方から騎馬の一団が近寄ります、鎧もつけず軽装で使い番の旗印だけが目立ちます。
「姫様、われらは明智家の者です、これより我らが先行し近隣より米原へ船を集めます、また、武具、食料を堅田に集めるように殿(明智光秀)より言われており、京都の村井様への伝言も言付かっております、また、通り沿いには補給個所を設け後続の補給を行います、ではお先に失礼いたす」
あー先に行っちゃった、さすが明智さんだね~母に頼まれたのかな?
あれっこれって中国大返しの見本になっちゃう?




