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信長公姫  作者: yuzu
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上洛

 なんか話が飛んだりしていますが気にしてはいけません、今は8月です、いいですね?


 さて、京に行くことをこの時代上洛といいます、「洛陽に行く」という意味です、洛陽は古代中国の繫栄した都で首都にもなっています、ほら、岐阜のもとになった「岐山・岐陽・曲阜」とか「天下布武」とか「風林火山」とか「独眼竜」とか最近だと「昭和・平成」も中国の書物からきています。まぁ漢字かっこいい~みたいな感じ?(簡単に言うと中二病?)


 さて、足利義昭さんも先月から岐阜城下に滞在していただいております。上洛の準備も着々とすすみ、周辺各国との連絡・講和・調停など色々な作業が岐阜城の館(てっぺんの天守閣じゃなく麓にある家ね)

では大忙しで各箇所で喧々諤々となります。


 美濃から京まで、西は徳川(同盟中)、北は浅井(同盟中)、南は三好(義継とは協力確保)なのですが西の六角さんが敵対しているのです、なので村井(貞勝)さんや和田(惟正)さん、細川(藤孝)さん(足利義昭さんの代わり)といるだけの父とで打ち合わせです、まぁ細川さんがいるので私もおおっぴらには参加していませんけどね。


 でもね~いたるところの部屋でもね打ち合わせとか決め事の真っ最中でして怒鳴り声が聞こえてくるわけですよ、この時代ふすまとか障子しかないし~


 六角戦や敵対勢力に対して、調略・謀略・賄賂・恐喝などいろいろな手があるのですが隣の部屋が声の大きい柴田さんや木下さんでしてね




 木下さん「半殺しじゃ~半殺しが一番じゃ!」


 柴田さん「なにを言うか皆殺しに決まっておるじゃろうが!」




外交の村井さん・和田さんが頭をかかえ、細川さん顔ひきつってるよ・・・・




しょうがないな~





姫「お盆のおはぎのあんこの話をここでしないでください、むこうでやってくださいね」(めちゃくちゃ冷めた顔と声で)






 






備考

 洛陽:周の時代の首都の1つ(周の時代は首都が2つありました)、あと魏(三国志の曹操の国)の

    首都でもあります。

 

 天下布武:春秋左氏伝(周末期、始皇帝より古い時代の書物より抜粋)


 風林火山:孫氏の兵法書より


 独眼竜:十八史略(唐の時代の書物(日本だと奈良?平安時代あたり)


 昭和・平成:令和の前とその前の年代ですね、それぞれ「四書五経」「史記」より



 半殺し:つぶあん


 みなごろし:こしあん








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