敦盛
敦盛(平敦盛)
1184年 源氏と平氏の争いの中、一ノ谷の戦いにて源義経の家臣、熊谷直実にて討取られる若干17歳、直実には敦盛と同じ17歳の息子がいたため見逃そうとしたが周囲の味方の目があるためやむなく討取った、その儚さのため戦いの後出家する。
その時の直実の心情を平家物語の中に取り入れた文面が
「思えばこの世は常の住み家にあらず
草葉に置く白露,水に宿る月よりなおあやし
金谷に花を詠じ、栄花は先立つて無常の風に誘はるる
南楼の月を弄ぶ輩も 月に先立つて有為の雲にかくれり
人間五十年、化天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり
一度生を享け、滅せぬもののあるべきか
これを菩提の種と思ひ定めざらんは口惜しかりき次第ぞ」
簡単に言いますと
「思えばこの世は無常です
朝露や池に映る月よりも儚いです
金谷(古代中国にあった立派な庭園)や建業(中国の南の方の街、かっての王都)も雲が流れるように消えていった
人間界の50年など下天(化天の説もあり)の時の流れと比べれば夢や幻のようなものだ
ひとたび生まれたものが滅びないものはない
そのことがわからないのは情けないことです」
です。
もう一度いいますね、平家物語の文面です、「物語」、「も・の・が・た・り」です!
「化」や「偽」などの物語が現実ではないのと同じです。
ちなみに父は全部は覚えられなかったので有名な一節だけにしました!
おまけ
・平家物語は同じ話でも内容が違うのがいっぱいあります。これは街角で琵琶法師(外国でいう吟遊詩人)がその時、その土地に合わせ語っていたから。平氏の土地では兵士が正義の味方みたいにね。
そんな感じなのでどれが正しいのかわからなくなる。
・人間50年 (じんかん50ねん)
人間の世界の50年は天界(細かく書くときりないので簡単に略すと)の1日に過ぎない
あっという間の時間ですという意味、人生が50年という意味ではない。
・下天 天界の種類、敦盛の記録では化天となっているが、下天は人間界の時間で50年、化天は人間界の時間で800年なので下天が正しいと思う。
・この敦盛は「伝統舞踊」の方です、能にも「敦盛」はありますが「人間50年~」のくだりはありません。
・備考は間違っている可能性もあります、ハイ。
雨は夜更け過ぎに~
やまない雨はないさ




