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合すること久しければ必ず分かる

 二匹の龍が長い長い二本の河となり、その間に、後に三皇と呼ばれる神たちが現れる。 人類を創造し、文化と農耕を与えた後、地上を去る。その後、聖君である五帝がこの広い大陸を治めた。

しかし時代が下がるにつれ、神の存在も、聖君の本質的要素(エッセンス)も薄れ、国は乱れ始める。すでに聖君はおらず、明君と暗君の繰り返しが人々を振り回す。権力と欲望にまみれ本来の目的も失いながら王たちは次々と現れる敵をなぎ倒そうとした。


やがて戦国時代に突入し国は七つに分裂する。それを統一した王はとうとう三皇五帝よりも、己は尊いと主張し自らを皇帝と名乗った。

しかし彼の世は一代で終わり、民草の中から英雄が生まれる。彼は漢という国を興し人々に再び安心と信頼を取り戻させる。

その漢王朝も四百年近く経ち、終焉が見え始めていた。混濁し混乱を招くこの時代の移り変わりに三人の女傑が登場する。


 魏の曹操孟徳は漢王朝に仕える宦官の孫娘。

 蜀の劉備玄徳は前漢の景帝の第九子、中山靖王劉勝の子の劉貞の末裔。

 最後は呉の武将の娘である孫仁尚香だ。

 彼女たちは欲望に取り込まれることなく純粋に己の目的を遂行する。その意志は結晶化し、輝く宝玉のようである。

曹操は情熱的な紅宝石(ルビー)、劉備は誠実を示す藍宝石(サファイア)、孫仁尚香は愛を尊ぶ緑剛石(エメラルド)#。


 彼女たちがこの地上を去っても、その足跡は人々の心に曇ることなく永遠に輝き続ける。

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