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小夜嵐に鵺が鳴く

作者:惠 悠冬(めぐみ ゆうと)
 足元にじわりと広がる朱に一つの終わりを悟った。何度も願ったその時が、ようやく俺にも訪れたのだ――と。


 指先を伝ってまた一つ。


 滴る雫は熱く紅く、ただひたすらにとめどなく。


 やがて赤黒く変化して、どろりと澱む窪溜り。


 人の死とは、かくも穏やかで優しいものだったかと知る。


 どうか、どうか――このまま緩やかに…全身を巡る熱を奪って欲しい。


 もう目を開けたくないんだ。


 ここにはもう……。


 いたくない…。
01//白い部屋
2018/03/14 06:11
02//魔窟
2018/03/14 06:16
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